1. カメムシの特徴と被害
◾️カメムシの主な種類
カメムシは、刺激を受けると悪臭を放つ昆虫です。カメムシという名前は、という名前は、亀の甲羅を思わせる体の形に由来するとされています。果実を好むクサギカメムシ、マメ科植物を好むマルカメムシ、野菜を好むアオクサカメムシなど種類によって形や好みが異なります。カメムシの仲間は世界に約3,500種、日本では約90種が確認されています。
◾️強烈な臭いによる被害
カメムシの分泌液は、手や洗濯物に付くと水洗いだけでは落ちにくく、臭いが2〜3日残ることもあります。
◾️大量発生・侵入による被害
集団行動を好むため、9月の晴れた日などに街灯や洗濯物へ一斉に集まることがあります。洗濯物に付いたまま気づかず家に入れてしまったり、クサギカメムシなどが集団で家に入り込んだりすることもあります。
◾️農作物や健康への被害
多くのカメムシは植物に口器を挿して吸汁するため、農作物の生育不良や果実・野菜の損傷を招きます。分泌液が皮膚や目に付くと、刺激によって炎症を起こすことがあります。また、なかには人を刺す種類もいるため、素手で触らないよう注意しましょう。
2. カメムシの駆除方法
◾️殺虫剤をスプレーする
カメムシに使用できる殺虫剤は、商品の使用方法を確認したうえで、適切な距離から吹きかけましょう。冷気でカメムシの動きを止めるタイプもあります。殺虫成分を使わない商品ですが、使用時は商品の注意事項を確認しましょう。
◾️ガムテープを使う
ガムテープを使えば、カメムシを直接つぶさずに捕まえて処分できます。直接貼るのが難しい場合は、進行方向に紙を置いて誘導し、乗ったところをテープで覆って閉じ込めましょう。
◾️ティッシュで優しく包む
ティッシュなどで直接つぶさないように捕まえ、屋外へ移動させる方法もあります。逃げられないよう、捕まえたらすぐにビニール袋に入れて口を閉じると安心です。
◾️ペットボトルや牛乳パックで捕獲する
ペットボトルの上部を切って逆さにはめ、テープで固定すれば捕獲器になります。牛乳パックなら上部を開いておき、カメムシを入れたら閉じるだけで駆除に役立ちます。
3. カメムシの侵入を防ぐ方法
◾️ハッカ油を活用する
ハッカ油を使ったスプレーを忌避対策として利用する方法もあります。スプレーを作る場合は、ハッカ油と水だけでなく、使用するレシピに応じて適切な材料・濃度を確認しましょう。
◾️侵入できるすき間をふさぐ
窓やドアのわずかな隙間も侵入経路になるため、すきまテープでふさぎ、ドレンホースには専用フィルターやキャップを取り付けましょう。
◾️定期的に除草する
カメムシの種類によっては雑草などの植物を餌や産卵場所として利用するため、庭や畑はこまめに草取りをしましょう。ミントを植えてカメムシを遠ざける方法が紹介されることもありますが、確実な対策とはいえません。また、ミントは繁殖力が強いため植木鉢で管理するのがおすすめです。
◾️忌避剤の使用と洗濯物の確認
窓や玄関には、カメムシ用の市販の忌避剤を使用する方法もあります。また、洗濯物を取り込むときは洗濯物を取り込むときは、カメムシが付いていないか確認し、秋は部屋干しも検討しましょう。
4. カメムシの臭いが付いたときの対処法
◾️手に付いた臭いの取り方
カメムシの臭い成分は油に溶けやすい性質があるため、手に付いた場合は油などになじませた後、石けんでよく洗う方法があります。
◾️洗濯物に付いた臭いの取り方
洗濯用洗剤に含まれる界面活性剤によって、臭い成分を落としやすくなります。臭いの成分には揮発性があるため、洗濯後に風通しのよい場所で乾かすことで、臭いが薄れることがあります。ドライヤーやアイロンを使用する場合は、衣類の表示に従いましょう。
結論
カメムシの被害は、適切な対策を行うことで抑えやすくなります。見つけたときは殺虫剤やガムテープで刺激しないよう捕獲し、ハッカ油やすきまテープ、忌避剤で普段から侵入を防ぎましょう。臭いが付いてしまった場合は、油や洗剤を使った対処法も試してみてください。
