1. 風邪予防の食事のポイント
◾️風邪の原因とウイルスへの抵抗力
風邪は、ウイルス感染によって鼻や喉などの上気道に炎症が起こる、一般的な呼び方です。風邪の多くはウイルス感染によって起こります。予防には、十分な休養とバランスのよい食事を心がけ、体の抵抗力を保つことが大切です。体調が優れないときは、温かく食べやすい食事を選び、無理なく栄養や水分を補給しましょう。
◾️風邪のときに摂りたい栄養素
とくに意識して摂りたいのは、体の組織をつくるタンパク質(白身魚、たまご、大豆など)、抗酸化作用などに関わるビタミンC(果物、イモ類など)、皮膚や粘膜の健康維持に関わるビタミンA(緑黄色野菜、うなぎなど)、さまざまな酵素の働きに関わる亜鉛(カキやカニ、赤身の肉、レバーなど)です。
2. 体を温める食材と食べ物
◾️体を温める食材
葛は、葛湯など温かくして取り入れやすく、風邪の引き始めにもおすすめの食材です。ねぎ・ニラ・にんにく・生姜などは、香りや辛みがあり、温かい料理にも取り入れやすい食材です。
◾️おすすめのメニュー
葛粉を練って作る葛湯、梅干しやおろし生姜、しょうゆに熱い番茶を注ぐ梅醤番茶、うどんのつゆにおぼろ豆腐を崩し入れてニラや生姜を加える豆腐うどんなどがおすすめです。
3. ビタミンや栄養バランスを補う食材と食べ物
◾️ビタミンCを含む食材
ビタミンCは調理によって一部が失われることがあるため、果物や野菜などから日常的に摂ることを意識しましょう。柑橘類などの果物、加熱してもビタミンCが減りにくいじゃがいも、ビタミンAも豊富な緑黄色野菜がおすすめです。柚子茶や、野菜をたっぷり使ったポトフ、アセロラジュースなども取り入れやすい食品です。
◾️栄養バランスに優れた食材
たまごや納豆は、タンパク質やビタミン、ミネラルなどを含む食材です。たまご酒やたまご入り納豆ごはん、整腸作用のあるフルーツ入りヨーグルトもおすすめです。
4. 症状別におすすめの食材と食べ物
◾️鼻風邪の場合
ニンジンやほうれん草、カボチャなどの緑黄色野菜には粘膜を保護するビタミンAが豊富です。ねぎは香りや辛みがあり、料理に取り入れやすい食材です。しょうがスープや、細かく刻んだ緑黄色野菜の雑炊がおすすめです。
◾️喉風邪の場合
ねぎは香りがあり、温かいスープや料理にも取り入れやすい食材です。ゆずはビタミンCを含み、香りも楽しめる食材です。カモミールなどのハーブティーや、温かくして食べやすいおろしレンコンスープもおすすめです。
◾️発熱した場合
食欲が落ちている場合は、柔らかく消化しやすいものなど、食べやすい食事を選びましょう。食べられる場合は、柑橘類などの果物を取り入れるのもよいでしょう。生姜は、食べやすい料理に加えるなどして取り入れられます。おかゆや、たまごとじゃがいもを使った雑炊は、栄養補給にも役立ちます。
結論
風邪の引き始めには、無理なく食べられるものから栄養や水分を補給することを意識しましょう。症状に応じて、鼻風邪にはビタミンA、喉風邪には殺菌・抗炎症作用のある食材、発熱時には胃腸に優しい食事を選びましょう。体調が優れないときは、コンビニで買える食材もうまく活用してみてください。
