1. 日焼け止めはタイプごとにお湯や洗顔料などで落とすのが正解

日焼け止めは、タイプによって落としやすさが異なり、お湯、洗顔料、クレンジング剤、専用のクレンジング剤で落とせるものに大きく分けることができる。まずはそれぞれの日焼け止めに記載されている落とし方を確認してほしい。
お湯
オーガニックな素材を使用したものなど肌にやさしいタイプの日焼け止めはお湯で落とすことができる。SPF値(紫外線B波を防ぐ効果の指標)やPA値(紫外線A波を防ぐ効果の指標)が低いものが多い。
洗顔料
顔を洗うのに使用する一般的な洗顔料を使って落とすことができる日焼け止めもある。ボディソープを使ってもOKだ。
クレンジング剤
汗や皮脂で流されにくいタイプの日焼け止めのなかには、専用のクレンジング剤を使って落とさなくてはならないものもある。紫外線対策がしっかりできる反面、入念に落とす必要があるだろう。
どのタイプの日焼け止めを使う場合も、落とす前にホットタオルを当てたり、お風呂につかったりするとよい。毛穴が開いて、日焼け止めが落としやすくなる。
どのタイプの日焼け止めを使う場合も、落とす前にホットタオルを当てたり、お風呂につかったりするとよい。毛穴が開いて、日焼け止めが落としやすくなる。
2. 顔や体に塗った日焼け止めをきちんと落とさないとどうなる?

顔や体に塗った日焼け止めは、室内に入った時点でできるだけ早く落とすのがよいだろう。日焼け止めには、紫外線散乱材と紫外線吸収剤の両方、もしくはいずれかが配合されていることが多い。これらの成分が顔や体についたまま放置すると、毛穴づまりやニキビ、黒ずみ、湿疹などの原因になるといわれている。また、乾燥しやすくなるため、顔や体が肌荒れしやすくなる恐れもある。
とくに紫外線吸収剤は、紫外線と化学反応を起こして肌の奥へと浸透するのを防ぐ働きがある反面、肌に負担を与えやすいといわれているので注意が必要だ。
保湿成分をたくわえて肌のキメを整える役割がある表皮を傷つけてしまう恐れがあるので、日焼け止めを落とす際は、肌を強くこすらないよう心がけてほしい。また、クレンジング剤は洗浄力が強く、肌にダメージを与える可能性がある。とくに乾燥肌や敏感肌の方は注意が必要だ。海でレジャーを楽しむ際は紫外線対策がしっかりできるもの、買い物などに出かける場合は日常生活レベルの紫外線をカットできるものという具合に、日焼け止めを使い分けるとよいだろう。
とくに紫外線吸収剤は、紫外線と化学反応を起こして肌の奥へと浸透するのを防ぐ働きがある反面、肌に負担を与えやすいといわれているので注意が必要だ。
保湿成分をたくわえて肌のキメを整える役割がある表皮を傷つけてしまう恐れがあるので、日焼け止めを落とす際は、肌を強くこすらないよう心がけてほしい。また、クレンジング剤は洗浄力が強く、肌にダメージを与える可能性がある。とくに乾燥肌や敏感肌の方は注意が必要だ。海でレジャーを楽しむ際は紫外線対策がしっかりできるもの、買い物などに出かける場合は日常生活レベルの紫外線をカットできるものという具合に、日焼け止めを使い分けるとよいだろう。
3. 服についた日焼け止めの落とし方

服に日焼け止めが付着した場合は、できるだけ早く対処するのがおすすめだ。服についた汚れが粉っぽく白い場合は、まだ新しい汚れだ。以下の手順で応急処置してほしい。
応急処置の手順
- 服の汚れに乾いたティッシュペーパーを当て、水気をとる。
- 乾いたハンカチを服の下に敷き、汚れの上から濡れたハンカチに少量の石けんをつけてたたき洗いする。
- 乾いたハンカチに汚れが移ったら、服をすすぎ洗いする。濡れたハンカチで拭くだけでもOKだ。
帰宅したら、さらに以下の手順で対処するのがよいだろう。
帰宅後のお手入れ手順
- クレンジングオイルとキッチン用洗剤を同量混ぜて洗浄液を作る。
- 服の下にタオルを敷き、洗浄液をつけた歯ブラシでやさしくたたき洗いする。
- 乾いたハンカチに汚れが移ったら、服をすすぎ洗いして完了。
結論
日焼け止めは、顔や体についたまま放置すると肌にダメージを与える恐れがあるので、すみやかに落とすべきだ。日焼け止めのタイプにあわせて正しく落とす必要がある。服についた場合は、応急処置したうえで帰宅してからきちんとお手入れして、シミにならないようにしてほしい。