1. ヘアワックスにオーガニック?野菜を例に解説

オーガニックといえば野菜を連想する人は多いだろう。なんとなく体によさそうというイメージを持ちやすいが、最近はヘアワックスでもオーガニックが増えている。果たしてオーガニックとは何だろうか?ここで、野菜を例にして意味を確認しておこう。
オーガニックとは
オーガニックは「有機」という意味で、堆肥がこれにあたる。たとえば野菜を作るとき化学肥料や農薬の力に頼らず、堆肥のような有機物や土壌など自然の力を活かして栽培する。そして国の厳しい基準を満たして初めてオーガニック野菜と名乗れる。
上記からも分かるように、オーガニック=自然由来として扱われることが多い。つまりオーガニックヘアワックスは、化学成分ではなく天然由来成分の配合に特化しているということだ。安心して使えるヘアワックスとして人気があるのがお分かりいただけただろう。
上記からも分かるように、オーガニック=自然由来として扱われることが多い。つまりオーガニックヘアワックスは、化学成分ではなく天然由来成分の配合に特化しているということだ。安心して使えるヘアワックスとして人気があるのがお分かりいただけただろう。
2. ヘアワックスに使用される成分と特徴

オーガニックヘアワックスに配合されることの多い成分と特徴を紹介する。
ミツロウ
オーガニックヘアワックスの成分表示で最も目にするだろう。ミツバチが巣作りする際に分泌するミツロウは固さがあり、ビーズワックスともいわれる。熱を加えることで柔らかくなる。肌なじみがよく、保湿効果も高い。配合されている他の成分を均等化させる効果があり、乳化剤としての機能も持つ。
シアバター
アフリカに生息するシアの木。この木の種子から抽出される植物性油脂がシアバターだ。紫外線・乾燥から肌を保護するために使われてきた。高い保湿性が特徴で、人の肌になじみやすい。
ホホバオイル
メキシコの乾燥地帯で育つホホバの木。その種子から抽出したのがホホバオイルだ。鮮度が落ちないホホバオイルは保湿力が高く、古くから肌や髪のケアに使用されている。
スクワラン
鮫の肝油から抽出したスクワレンを精製したものがスクワランだ。人の皮脂にもわずかに含まれている。サラサラしており、浸透力と保湿力の高さが特徴だ。
これら4種類の成分は、ヘアワックス以外のオーガニック化粧品にも使用されることが多いものばかりだ。代表的なものだと、ハンドクリームやリップクリームなどのケアアイテムの成分として有名だ。
これら4種類の成分は、ヘアワックス以外のオーガニック化粧品にも使用されることが多いものばかりだ。代表的なものだと、ハンドクリームやリップクリームなどのケアアイテムの成分として有名だ。
オーガニックヘアワックスはハンドクリームとしても使用可能
保湿力の高い自然由来の成分がスタイリング剤として配合されているため、髪以外の部位にも使用できるという特徴がある。ヘアワックスとして使用した後、手に成分が残っていても洗う必要がない。スタイリングしながらハンドケアができるという優れものだ。
3. ヘアワックスの化学合成成分による負担とは

従来のヘアワックスには化学合成成分が含まれている。代表的なものとして、合成界面活性剤・石油系油分がある。これらの化学合成成分についてチェックしてみよう。
合成界面活性剤
本来混じり合うことのない水と油の界面に働きかけて性質を変えるのが界面活性剤だ。界面活性剤には石けんと合成洗剤の大きく2種類があり、落ちにくいヘアワックスは後者を配合している。食器を洗うと手が荒れることはないだろうか。これは食器洗剤に含まれている合成界面活性剤が肌に触れているからだ。合成界面活性剤は体内に浸透しやすく、肌に負担をかけやすい。
石油系油分
成分表示でよく見かける防腐剤は、石油系成分であることが多い。品質保持のために配合されるが、刺激となり肌への負担を感じる人もいる。
オーガニックヘアワックスは化学合成成分を配合していない分、ホールド力が弱めであったり使用期限が短いことがある。しかし、体への負担を考えてオーガニックヘアワックスに切り替えるのも選択肢の1つである。
オーガニックヘアワックスは化学合成成分を配合していない分、ホールド力が弱めであったり使用期限が短いことがある。しかし、体への負担を考えてオーガニックヘアワックスに切り替えるのも選択肢の1つである。
結論
話題のオーガニックヘアワックスについて解説した。自然由来の成分で作られており、手や爪などのケアに使用できる画期的なヘアワックスだ。皮膚に付着した際の負担が少ないので、安心して使える。次にヘアワックスを購入する際は、オーガニックを選んでみてはいかがだろうか。