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正しい入浴時間はどれくらい?温度に合った入浴時間や注意点も解説

正しい入浴時間はどれくらい?温度に合った入浴時間や注意点も解説

投稿者:オリーブオイルをひとまわし編集部

鉛筆アイコン 2021年8月13日

入浴は日々の習慣であるが、正しい入浴時間を知っているだろうか。お湯の温度設定はさまざまであり、入浴時間も個人によってばらつきがある。実は、適正な入浴時間というのは、温度とも深い関係があるのだ。入浴の効果を高めるためにも、正しい入浴時間を知っておく必要がある。今回は、入浴時間について詳しく解説していこう。

  

1. 入浴する時間は長すぎない方がよい?

入浴時間は長い方がよいのか、それとも短時間で済ませた方が効果的なのか、どちらが正しいといえるのだろう。入浴による効果を高めるには、どちらが適切なのか知っておく必要がある。

一般的に適正な入浴時間は、10~15分程度といわれている。温度は熱いと感じない、ぬるめの38度~40度が理想ともいわれているのだ。この入浴時間は、長くもなく短くもない適当な長さといえるだろう。

そもそも、入浴することで一体どのような効果が得られるか御存知だろうか。入浴には、温熱作用・水圧作用・浮力作用の主に3つの作用があるといわれている。温熱作用とは、お湯に浸かることによって体が温まることで、体内の血流がよくなる効果が期待できる。

また、温熱効果は温度によっても違いがあり、38度~40度程度のぬるめのお湯は、副交感神経の働きを活発にし、リラックス効果が高まる。42度以上の熱めのお湯は、皮膚などを刺激し、新陳代謝が活発なるといわれているのだ。

2つめの水圧作用とは、入浴で受ける水圧によって、全身の巡りがよくなることを指す。浴槽内にも水圧は存在し、気付かぬ間に体に圧力がかかっているのだ。水圧は主に腹部にかかり、横隔膜が押し上げられ、それに伴い呼吸数が増加する。呼吸数が増えると、心臓が活発に動き、全身に血流が巡る仕組みとなっている。

最後の浮力作用とは、浴槽内で働く浮力により体がほぐれる作用をいう。お湯につかると体が軽く感じるのは浮力によるものであり、その作用によって筋肉や関節の緊張がほぐれ、リラックス効果が増幅するのだ。

これら3つの作用を体感するには、適度な湯温と適切な入浴時間が大事である。何より入浴時間が長引くと、肌の保湿成分がお湯に流れ出し、乾燥肌の原因ともなり得るのだ。キレイに洗い終えた肌の乾燥を防ぐためにも、長時間の入浴は避けるべきだといえる。

2. お湯の温度によって入浴時間は変えた方がよい?

適切な入浴時間について解説したが、銭湯へ行くと浴槽が分かれてるように、湯温の好みは個々で大きく異なるだろう。実は湯温によって適正な入浴時間は異なり、目安となるおおよその時間があるのだ。

基本的に、ぬるめのお湯は少し長めに、熱めのお湯は短くが鉄則となる。具体的な温度でいうと、37度~39度はおよそ20分。39~40度でおよそ15分。41度でおよそ10分~15分。42度でおよそ5分~10分となり、湯温に合わせ入浴時間を調整することで、入浴効果を最大限に引き出せるのだ。

また、入浴するタイミングも効果を得る大切なポイントとなる。入浴するタイミングは、就寝するおよそ1時間~2時間前がベストといわれており、実践することで入眠をスムーズにするともいわれている。
入浴すると体の循環がよくなり、体内の深部から熱が放出される。熱が出ていくと徐々に体温が下がり、ちょうど入眠に適した温度になるのが、入浴から1時間~2時間後となるのだ。

ただし、タイミングのみを重要視すればよいという訳ではない。あくまで、湯温に合わせ入浴時間を調整した上での話だ。適正な湯温・入浴時間・タイミングの3つを意識することで、さまざまなメリットが得られるだろう。

3. お風呂に入浴する際に注意すること

安全に入浴するには、いくつか注意しなければならない点がある。注意点を挙げるので、入浴時はくれぐれも気を付けてほしい。

ヒートショック対策を心がける

ヒートショックとは、寒暖差による急激な温度変化で血圧に大きな変化が起き、健康に何らかの影響を及ぼす現象をいう。脱衣所と浴室は、家の中でも温度差が激しい場所である。とくに冬期間は、事前に脱衣所を暖めたり、浴槽のふたを開けておくなど温度差をやわらげる予防策を講じてほしい。

水分補給を行う

入浴した後は、必ず水分を補給するよう心がけよう。入浴後は発汗による水分の蒸発で、血液の粘度が高まり詰まりやすい状態となる。ただし、利尿作用の強いアルコールは、かえって脱水を引き起こす可能性があるので、水やお茶、イオン飲料などで補給するようにしてほしい。

いきなり浴槽に入らない

風呂場に入るなりいきなり浴槽へ浸かるのは、血圧を急激に上げる要因ともなるので注意しよう。入浴する際は、まず桶でかけ湯をしたり、シャワーで体を流すなど、体をお湯に慣らす必要がある。足元から順にお湯をかけ、しっかりと温度に慣らしてから浴槽へ浸かろう。

結論

入浴は、正しい入浴時間や湯温を守ることで、リラックス作用や代謝の活発化など、さまざまな効果が得られる。ただし、湯温によって適正な入浴時間は異なるので、好みの湯温に合わせ時間を設定しよう。本記事の入浴時間や湯温を参考に、1日の疲れをしっかりと癒してほしい。
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  • 公開日:

    2020年1月15日

  • 更新日:

    2021年8月13日

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