1. ワックスにはどんな種類がある?

実は、ワックスにもさまざまな種類がある。まずはそれぞれの特徴を捉え、ワックス選びの参考にしてほしい。
ファイバーワックス
繊維が練り込まれたワックスであり、糸を引くような粘りと伸びのよさが特徴だ。油分が多く艶感を演出してくれるが、つけすぎるとべたつきの原因ともなるので、量の調節が重要となる。
ドライワックス
水分量が少なくマットな質感が特徴のドライワックスは、バツグンのセット力とキープ力が特徴だ。伸び感はほぼないが、ふんわりとしたナチュラルな仕上がりとなる。
クリームワックス
ファイバーよりも粘り気は劣るが、毛髪に馴染みやすく流れをつくるのに適している。あらゆるヘアスタイルに対応でき、初心者でも扱いやすいソフトワックスだ。
ジェルワックス
ジェルは強力なウェット感が特徴であり、塗れたような仕上がりとなる。バリっと固まるため、崩したくないスタイリングに最適だ。
2. 髪の質や長さによってワックスの種類を変えよう

種類の多いワックスを使い分けるには、髪の質感や長さに合わせることがポイントとなる。自分の髪がどれに当てはまるのか、解説を参考にしてほしい。
髪質
軟毛や剛毛など、髪の質感は個々で異なるだろう。軟毛の場合、油分の多いファイバーワックスは使い方が難しく、ペタっとした印象になりがちだ。毛髪が細い方には、しっかりと髪を自立させてくれるドライワックスがおすすめである。
また毛が太く剛毛の方は、ソフトなファイバーワックスで毛を自然にまとめるか、ハードなジェルワックスなどでホールドしボリュームを抑えるかの2択となるだろう。付け心地は両極端なので、好みのタイプを選択してほしい。
そして軟毛、剛毛どちらにも該当しないという方は、スタイリング次第でどれを選択しても問題ない。崩したくない日はハード系、ナチュラルな気分ならソフト系と使い分けるのもよいだろう。
また毛が太く剛毛の方は、ソフトなファイバーワックスで毛を自然にまとめるか、ハードなジェルワックスなどでホールドしボリュームを抑えるかの2択となるだろう。付け心地は両極端なので、好みのタイプを選択してほしい。
そして軟毛、剛毛どちらにも該当しないという方は、スタイリング次第でどれを選択しても問題ない。崩したくない日はハード系、ナチュラルな気分ならソフト系と使い分けるのもよいだろう。
髪の長さ
髪の長さも、ワックスを選ぶうえで重要となる。しっかりと髪を立ち上げたいショートヘアの方は、キープ力があるドライワックスが最適だ。髪が短い分、セット力の高さに重点を置くことが鍵となる。
一方、ミディアムやロングヘアの方は、髪によく馴染むファイバーワックスやクリームワックスがおすすめだ。ドライワックスは髪に馴染みにくいため、ロングヘアには不向きといえる。ほどよい毛束感で、自然なまとめ髪を演出してくれるソフト系を選択しよう。
一方、ミディアムやロングヘアの方は、髪によく馴染むファイバーワックスやクリームワックスがおすすめだ。ドライワックスは髪に馴染みにくいため、ロングヘアには不向きといえる。ほどよい毛束感で、自然なまとめ髪を演出してくれるソフト系を選択しよう。
3. ワックスを使ったスタイリングの方法

髪をスタイリングするには、ワックスの正しい使い方が大事である。使い方をマスターすることで、あらゆるヘアスタイルが叶えられるのだ。早速、使い方を解説してこう。
- ドライヤーで、髪のボリュームを整えながらブローする。
- 10円玉サイズのワックスを手に取り、手の平で十分に伸ばす。
- 両手の平にしっかりと広げたら、バック、サイド、トップの順に揉み込んでいく。
- 最後に前髪を整え、全体のボリュームや毛の流れを調整したら完成。
使い方の手順としては、4つの段階に分けられるだろう。まずワックスを使用する前に、セットの完成度を左右するブローが1つのポイントとなる。ブローであらかじめボリュームの強弱を調整し、イメージするスタイルの原型をつくり上げるのだ。そうすることでセットしやすく、持続力の高い崩れにくいスタイルがつくれる。
また、ワックスを付ける際は、表面だけではなくしっかりと内側に付けることもポイントだ。内側から握るように揉み込むことで、ふんわりとしたボリューム感を出しやすくなる。ワックスを付けた直後はボサボサに感じられるが、手ぐしで流れを整え、毛先に動きを加えるなどして、理想のヘアスタイルに近付けよう。ワックスの使い方を覚え、好みのスタイリングを楽しんでほしい。
また、ワックスを付ける際は、表面だけではなくしっかりと内側に付けることもポイントだ。内側から握るように揉み込むことで、ふんわりとしたボリューム感を出しやすくなる。ワックスを付けた直後はボサボサに感じられるが、手ぐしで流れを整え、毛先に動きを加えるなどして、理想のヘアスタイルに近付けよう。ワックスの使い方を覚え、好みのスタイリングを楽しんでほしい。
4. 意外と多い?ワックスの間違った使い方

ワックスの正しい使い方は意外と知られておらず、中には間違った使い方を実践している場合もあるだろう。とくに気を付けてほしい、間違った使い方を挙げるので、該当していないか確認してみよう。
ワックスの量が多すぎる
最も多い間違った使い方が、ワックスの量ではないだろうか。上手にセットしようとなると、ついワックスを多く取ってしまいがちだが、重みで髪が立ち上がらないなど、逆にセットが決まらない原因ともなる。
ワックスの量は、はじめ10円玉サイズからスタートし、途中で足りないと感じたら少しずつ足していくとよいだろう。ワックスはやみくもに使うのではなく、適量を守った使い方が大切である。
ワックスの量は、はじめ10円玉サイズからスタートし、途中で足りないと感じたら少しずつ足していくとよいだろう。ワックスはやみくもに使うのではなく、適量を守った使い方が大切である。
前髪は最後に付ける
間違った使い方として多く見られるのが、ワックスを付ける順番だ。最初に前髪をセットしてしまうと、ワックスが前髪に多く付き過ぎ、不自然な毛束感ができやすい。ワックスは毛量の多い順に付けていき、残った少量で前髪をセットしよう。前髪に付け過ぎないことで、わざとらしくない自然なセットが完成する。
結論
ワックスを選ぶには、まずワックスの種類や自分の髪の特徴を捉えることが重要となる。自分の髪が軟毛、あるいは剛毛なのか、また髪の長さによっても選ぶワックスは異なるのだ。また、適切なワックスを選んだとしても、活かせる使い方ができているかもスタイリングの要となる。間違った使い方に注意し、理想のスタイリングをつくり上げよう。