1. 皇居ランのコース
皇居ランとは、皇居外周をぐるっと一回りするランニングコースだ。一周約5kmという距離で、高低差は約30m、さらに信号待ちが一切ないという初心者でも走りやすいコースで、多いときには1日1万人以上のランナーが集まる。
スタート地点は桜田門が人気
皇居ランのスタート地点は自由に選べるが、広場になっていて準備運動などをおこなうスペースが十分にある「桜田門」が一番人気だ。次いで「竹橋」「半蔵門」などもスタート地点として人気である。
都心の景色を楽しみながらノンストップで走れる良コース
皇居ランのコースは大まかに、「桜田門から竹橋までの平坦なコース」「竹橋から千鳥ヶ淵までの高低差約30mの登り坂」「半蔵門から桜田門までの下り坂」の3つのゾーンに分けられる。桜田門からスタートすれば、フラットな道で始まり調子が出てきたところで上り坂、最後は下り坂でゴールできるため、走りやすい構成になる。
皇居外苑の風景やお堀、千鳥ヶ淵公園、国立近代美術館、東京タワーなど数々の名所を臨みながら走る皇居ランのコースは、飽きが来ず魅力的だ。都心の夜景を楽しみながらの夜ランもおすすめである。
皇居外苑の風景やお堀、千鳥ヶ淵公園、国立近代美術館、東京タワーなど数々の名所を臨みながら走る皇居ランのコースは、飽きが来ず魅力的だ。都心の夜景を楽しみながらの夜ランもおすすめである。
2. 皇居ランする時は、荷物はどこに置く?
初めて皇居ランに挑戦しようとするときに必ず浮かぶのが「着替えや荷物はどうするの?」という疑問だ。
着替えができて荷物も置ける「ランステ」が便利
皇居周辺には、皇居ランをする人にロッカーやシャワーを提供するランニングステーション(通称ランステ)という施設が集まっている。皇居周辺に10か所以上点在しており、最寄駅やコースまでのアクセスもバッチリなので、ランニングの拠点として最適だ。オシャレなパウダールームが用意されているランステもあり、女性でも安心して利用できる。ウェアの貸し出しや、カフェや飲食店を併設しているランステもあるので、お好みで探してみてはどうだろうか。
多くの人が集まる皇居周辺で、ベンチなどに荷物を置いてランニングをするのは危険だ。ランステを利用することで、余裕を持ってランニングをスタートできるため、あらかじめスタート地点に近いランステを探しておくのがベストだろう。利用料も500~1,000円ほどとお手軽である。
多くの人が集まる皇居周辺で、ベンチなどに荷物を置いてランニングをするのは危険だ。ランステを利用することで、余裕を持ってランニングをスタートできるため、あらかじめスタート地点に近いランステを探しておくのがベストだろう。利用料も500~1,000円ほどとお手軽である。
3. 皇居ランの注意点
皇居ランをする際の注意点は、「皇居周辺地域委員会」によって定められている。
- 歩道は歩行者優先
- 歩道をふさがない
- 狭いところは一列に
- 周回は反時計回り
- タイムよりゆとり
- ながら通行は控える
- 自転車はすぐ止まれるスピードで
- ゴミは必ず持ち帰る
- 思いやりの心で
以上が皇居ランの際の注意点9つだが、特に重要なのは「周回は反時計回り」という項目だ。流れに逆らったランニングは迷惑になるため、必ず守るようにしよう。それ以外も、歩行者や他のランナーへの気遣いを忘れないことが基本的なルールとなっている。
4. 皇居ランに関するイベント
居ランニングコースでは、毎日のようにイベントや講習会が開催されている。ランニング初心者や1人で走るのが心細い方は、積極的に利用してみよう。未経験者~上級者向けまでレベルもさまざまなので、自分に合ったイベントも見つけやすい。初心者なら、まずは走ることに慣れる講習会から参加するのもおすすめだ。上級者ならフルマラソンのタイム短縮を目指すハイレベルなイベントもある。
有名なところでは、「1,500円ラン」という5km・10km・20kmのうち好きなコースをタイム計測付きで走れるイベントがある。ストレッチ講習会なども付いて参加費は1,500円という手軽さで人気を集めているのだ。保護者同伴であれば、小学生のお子さんでも参加可能なので、気になる方はチェックしてみてほしい。
有名なところでは、「1,500円ラン」という5km・10km・20kmのうち好きなコースをタイム計測付きで走れるイベントがある。ストレッチ講習会なども付いて参加費は1,500円という手軽さで人気を集めているのだ。保護者同伴であれば、小学生のお子さんでも参加可能なので、気になる方はチェックしてみてほしい。
結論
都心の名所を楽しみながら走ることのできる皇居ラン。アクセスできる駅が多く、周辺にはランナーが着替えや荷物を預けられるランステも豊富なので、気軽に利用しやすいのも人気の高い理由である。「反時計回りに走る」というルールをはじめ、周囲への人へのマナーを守ることだけは忘れずに、魅力あふれるコースを楽しんでみてはいかがだろうか?