1. 白髪はなぜ生える?

白髪隠しをする前に、まずは白髪がなぜ生えるのかを抑えておこう。白髪が生える主な原因としては、以下の4つが挙げられる。
1.加齢
加齢は白髪が生える大きな要因となる。髪を生み出す毛母細胞の間には髪に色をつけるメラニン色素を分泌するメラノサイトがあるのだが、メラノサイトは加齢とともに減少し、機能も低下してしまう。その結果、メラニン色素が少なくなって髪に色がつかなくなり、白髪になってしまうのである。
2.遺伝的要因
まだ若いのに白髪に悩まされている方は、遺伝的要因を持っている可能性がある。両親などの身近な人に若白髪の人がいるという方はとくに、遺伝的要因を疑ってみよう。
3.ストレス
ストレスも白髪の原因の1つとして挙げられる。ストレスが溜まると血行が悪くなってメラノサイトの活動がにぶったり、活性酸素が増えてメラノサイトが破壊されたりしてしまい、結果的にメラニン色素が分泌されなくなることで白髪が増えてしまうのだ。
4.栄養不足
栄養不足も白髪の原因となる。とくに、髪をつくるために欠かせないたんぱく質やメラニン色素をつくるために使われる銅やカルシウムなどのミネラルが不足していると、白髪が増えてしまうので注意したい。
2. 白髪隠しのタイプと特徴

ひとえに白髪隠しといっても、さまざまなタイプのものがある。ここでは、主な白髪隠しのタイプとその特徴を解説するので、白髪隠しを選ぶ際にはぜひ参考にしてほしい。
1.スプレータイプ
全体的に白髪が目立つという悩みを抱えている方はスプレータイプの白髪隠しを選ぼう。ただし、服をはじめ、周囲のものを汚してしまう可能性が高いので、スプレータイプの白髪隠しを使う際には注意が必要だ。
2.マスカラタイプ
女性がまつ毛に塗るマスカラのようなタイプの白髪隠しも存在する。マスカラタイプの白髪隠しを使えば、1本1本丁寧に白髪を染めることができる。数本程度の白髪に悩んでいるという方は、マスカラタイプの白髪隠しを使ってみよう。
3.スティックタイプ
棒のような形状で、先端にブラシや筆がついていたり、口紅のようになっているのがスティックタイプの白髪隠しだ。部分的な白髪を隠したいという方におすすめのタイプである。
4.ファンデーションタイプ
女性が顔に塗るファンデーションのように、パフを使って広範囲の白髪を隠すことができるのがファンデーションタイプの白髪隠しである。地肌にもつけられるため、薄毛を隠すこともできる。
3. 白髪隠しを選ぶ時のポイント

白髪隠しを選ぶ際には形状以外にも以下のポイントに注目しよう。
1.色落ちしにくく長持ちするか
汗や雨ですぐに落ちてしまうタイプの白髪隠しはおすすめできない。なるべく色落ちしにくく、できれば使い続けることで白髪が徐々に染まっていくタイプのものを選ぼう。
2.髪へのダメージを抑える成分が入っているか
白髪隠しには髪にダメージを与える成分が入っているものが多い。髪へのダメージを最小限に抑えるためにも、髪によい成分が入っている白髪隠しを選ぼう。
3.自分の髪色に合うか
白髪隠しのカラーは自分の髪色に合うものを選ぼう。自分の元々の髪色と異なるものを選んでしまうと色が馴染まず、違和感の原因となってしまう。周囲から見て「あの人、白髪隠しを使ってるな」と思われてしまうのは、気持ちのいいことではないだろう。自分の髪色にピッタリ合うものがない場合、自分の髪色より少し濃いカラーものを選ぶとよい。
4. 自宅で白髪隠しをする方法

白髪隠しを用意したら、いよいよ白髪隠しに挑戦しよう。自宅で白髪隠しをする方法とポイントを以下に解説するので、白髪隠しをする際にはぜひ参考にしてほしい。
1.白髪隠しで服や周囲のものが汚れないよう対策する
白髪隠しを使う際には服をはじめとする周囲のものまで染めてしまわないよう、首の周りにタオルを巻いたり、床に新聞を敷いたりして汚れ防止対策をしよう。
2.ヘアセットをしてから使う
白髪隠しを使った後は白髪隠しが落ちないよう、あまり触れないようにする必要がある。そのため、白髪隠しはヘアセットを済ませた後、髪が乾いた状態で使うよう心がけたい。
3.根元から毛先に向かって塗る
白髪隠しは毛の流れに沿うように、根元から毛先に向かって塗ろう。
結論
白髪隠しにはスプレータイプ、マスカラタイプ、スティックタイプ、ファンデーションタイプがあり、白髪のタイプに合わせて使い分けることができる。また、白髪隠し選びの際には色落ちのしやすさや髪のダメージを抑える成分の有無、自分の髪色と合うかどうかもあわせてチェックするとよい。今回紹介した白髪隠しのタイプと特徴、白髪隠し選びのポイント、自宅で白髪隠しをする方法を参考に、ぜひ白髪隠しに挑戦してほしい。