1. 清潔感って何?

清潔感=「さわやか」「涼しげ」「スタイルや顔がいい」...などとハードルを高く考えてはいないだろうか?しかし大手女性誌や化粧品会社の調査によると、意外な結果が出ている。
清潔感とは「不潔感がないこと」
アンケート調査では、女性の思う清潔感のある男性とは「体臭がない」「髪がベタベタしていない」「服をきちんと着ている」など、ごく当たり前のことができている男性であるという結果が出ている。つまり、他の男性より優れているというというよりは、「一緒にいて不快感がない」「友達に紹介しても恥ずかしくない身だしなみ」というような、必要最低限のことをクリアしていればOKなのだ。逆に言えば、これができていない男性も少なくないということになる。
2. 清潔感のある人の特徴

では周囲から清潔感があると思われる人は、具体的にはどんな特徴があるのだろうか。上記の調査を元にまとめてみた。
髪を整えている
寝癖がついていたり脂っぽさのある髪は、パッと見で不潔感を与えてしまうが、ワックスなどである程度整えている人はスッキリとした印象を持たれる。さらに長髪より短髪の男性のほうが清潔感を持たれる傾向にある。
肌や爪・口周りが清潔である
肌や爪が女子のようにツヤツヤである必要はないが、無精ヒゲがない、肌にべたつきがない、爪を短く切っているなど最低限のケアをしていることで、清潔感のある人と思われやすい。また、歯や唇に不潔感がないことも挙げられる。
服にアイロンがかかっている・靴が清潔である
シワシワの服・黄ばみやシミがある服は、大きな減点ポイントだ。高級な服を着なくとも、きちんとアイロンがかけられた服を着ているだけで清潔感は与えられる。また、靴が汚れていない・ボロボロでないなど、足元の身だしなみが整っていることも清潔感の大事な要素である。
3. 清潔感は見た目だけじゃなかった?

調査によると、清潔感は「見た目」の問題だけではない。見た目以外に清潔感を左右するポイントとは何なのかも考えてみよう。
体臭・口臭
女性が最も清潔感がないと感じるのが「体臭や口臭がある人」である。これは相手が同性であっても同様だろう。毎日お風呂に入る・歯磨きを怠らない、というのは基本中の基本だ。制汗スプレーやマウスウォッシュを持ち歩きケアするのもさほど難しいことではない。また口臭は舌の汚れが原因の場合も多いので、舌専用のブラシで磨いておくとベターだ。
食べ方・話し方
食べるときに音を立てる、食事の際のマナーが悪いなど、「食べ方が汚い」ことも清潔感を減少させている。口いっぱいに頬張ったまま喋らない、箸を正しく使うなど、基本的なマナーが守れているかも大切だ。また、言葉遣いが悪い人も清潔感を持たれにくい傾向がある。あまり汚い言葉を使わない、ハキハキと明瞭に喋るなども清潔感を上げるポイントである。
姿勢
どんなに見た目を整えていても、姿勢が猫背だと不健康な印象を与えてしまう。逆に背筋をピンと伸ばした姿勢は、さわやかさや自信のある雰囲気を生み出し、周囲に好印象を与えてくれる。
4. 今すぐできる清潔感をUPさせるための方法

以上を踏まえれば、清潔感をUPさせるために今すぐにできる方法も見えてくる。出かける前のチェックポイントとして活用してみてほしい。
身体の注意点
- 髭や鼻毛は伸びていないか
- 顔が脂っぽくないか
- 寝癖がついていないか
- 髪がべたついていないか・フケがないか
- 爪が汚くないか
服装の注意点
- 服にシミやシワがないか・ヨレヨレではないか
- 袖や襟元が汚れていないか
- 靴に泥や汚れがついていないか
ニオイの注意点
- 髪や脇の下などがにおっていないか
- 歯や舌は清潔にしてあるか
さらに、定期的に散髪をしている、カバンの中身が整理整頓されている、メガネのガラスが汚れていない、なども清潔感を上げるポイントなのでチェックしてみよう。
結論
以上、清潔感の正体や清潔感を出すポイントについて解説したがいかがだっただろうか?清潔感とは、背伸びをして手に入れるものというよりは、「基本的な身だしなみを整えておく」という意味合いが強いことが分かっていただけたかと思う。男性でも女性でも、他人と接するときの最低限のマナーを心がけてみれば、おのずと清潔感は出るものなのではないだろうか。