目次
1. 足つぼマットとは?

足つぼマットとは、足の裏を刺激する突起などが付いたマットのこと。足つぼを刺激できるアイテムには、スティックタイプ(マッサージ棒)、スリッパタイプなどがあるが、このマットタイプは床に敷いて使うアイテムとなっている。他のアイテムに比べるとサイズが大きく、一度に足つぼをまとめて刺激できる。形状や突起のサイズがさまざまあるため、お好みのものを購入するのがおすすめだ。
2. 足つぼマットの種類・タイプ

足つぼマットには、「フラットタイプ」「コンパクトタイプ」「青竹踏みタイプ」などがある。以下で、それぞれの足つぼマットの特徴や利点などについて確認しよう。
1.フラットタイプ
フラットタイプ(ロングマットタイプ)は長辺が数10cm~1m超あり、マット上を歩けるという特徴がある。足の裏をまんべんなく刺激することができ、商品によっては複数の種類の突起が付いている場合もある。丸められたり、解体できたりする収納性が高いものを選ぶようにしよう。
2.コンパクトタイプ
コンパクトタイプは両足サイズの足つぼマットであり、その場で両足の裏側をまんべんなく刺激できるタイプだ。商品によっては「反射区」が描かれていたり、デザイン性が高くオフィスに置けたりするものもある。突起の大きさや形などはさまざまなので用途に合わせて購入すると良いだろう。
3.青竹踏みタイプ
青竹踏みタイプは半円筒状の足つぼマットであり、特に土踏まずなどをピンポイントで刺激できるのが特徴だ。突起がない商品もあるが、一般的には同じくらいの大きさの突起が表面に付いているものが多い。比較的リーズナブルで、バラエティショップや100円ショップなどで見かけることもある。
3. 足つぼマットに期待できる効果

足つぼマットに関する健康効果については明確にはわかっていない。そのため、身体の不調や異常が改善するかどうかは不明である。また、治療器具ではないため、何か特定の病気や症状などが改善するものでもない。しかし、足つぼマットを使うことで、一般的なリラクゼーション効果や血行促進効果などは期待できるようだ。そんな足つぼマットに期待できる効果を確認しよう。
1.リラクゼーション効果
足つぼマットを使うと、リラクゼーション効果を得ることができる。実際、適度な強さで足つぼマットを踏むと「痛気持ちいい」と感じられるだろう。また、身体を動かすことにもなるため、ストレスの発散にも繋がる。足つぼマットに乗ることで心身ともにリフレッシュできる可能性がある。
2.血行促進効果
足つぼマットを使うと、血行促進効果を得ることができる。その場で足踏みするだけでも足がポカポカとしてくるが、足つぼマットを使った場合も同様にポカポカとしてくる。寝る前に足先を温めたいときや冬場のデスクワークで足が冷えたときなどに足つぼマットを試してみると良いだろう。
4. 足つぼマットの効果的な使い方・楽しみ方

足つぼマットの使い方は「床に敷いたマットに乗るだけ」となっている。しかし、最初にうちは負荷を小さくして、慣れてきたら負荷を大きくすると良い。ここではそんな足つぼマットの効果的な使い方や楽しみ方などを解説する。なお、アイテムごとの使い方は「取扱説明書」などを確認しよう。
1.慣れないうちは軽めにする
慣れないうちは、足つぼマットの負荷をできる限り軽くしておこう。例えば、直接マットに乗るのではなく「椅子に腰かけながらマットに乗る」「マットの上にバスタオルを被せる」といった方法が考えられる。いきなり全体重をかけると揉み返しのような痛みに繋がる可能性があるため注意しよう。
2.徐々に時間や負荷を多くする
一般的に足つぼマットは「5〜10分ほど」乗るのが良いといわれている。そのため、足つぼマットに慣れてきたら少しずつ乗る時間を増やしてみよう。また、「座り姿勢から立ち姿勢に」「片足から両足に」など負荷を大きくするのも良い。その際、「痛気持ちいい」と感じるくらいを目安にしよう。
3.マット上を歩行・移動してみる
慣れてきたらマットの上をゆっくり歩いたり、小刻みに横に移動したりするのも良い。これにより足裏をまんべんなくほぐせるようになるだろう。また、コリを感じる部分を重点的にほぐすのもおすすめだ。なお、この際も無理のない範囲で「痛気持ちいい」と感じる程度を目安にしておこう。
5. 足つぼマットを選ぶときのポイント

足つぼマットを選ぶ際には、種類やタイプ、突起の形状・大きさ、折りたたみの可否などがポイントになる。以下で足つぼマットを選ぶときのポイントについて確認しよう。
1.種類やタイプ
足つぼマットにはフラットタイプ、コンパクトタイプ、青竹踏みタイプなどがあり、その種類によって特徴や利点などが異なる。そのため「歩いて使いたいか」「その場で使いたいか」などの目的・用途で選ぶのがおすすめだ。また「家で使うか」「オフィスで使うか」などのシーンで選ぶのも良い。
2.突起の形状・大きさ
次に足つぼタイプの突起の形状・大きさを確認しよう。突起の先端が丸いタイプや突起が短いタイプは比較的刺激が弱いため、初心者にもおすすめとなっている。一方、突起の先端が尖っているタイプや突起が長いタイプは刺激が強いため、中長期的に取り組みたい人におすすめといえるだろう。
3.折りたたみの可否
足つぼマットの収納性の高さも確認しておこう。たとえば、折りたたみタイプであればすぐに片づけられるが、巻いたり組み立てたりするタイプは片づけに時間がかかる可能性もある。また、出張先や旅行先などに持ち運ぶことを考えているなら、折りたたみできるほうが便利となっている。
6. ネットで人気の足つぼマット3選

足つぼマットはさまざまなメーカーから販売されている。そこでここではネットで人気の足つぼマットをいくつか紹介する。「フラットタイプ」の購入を検討している方は参考にしてみよう。
1.官足法官有謀事務所「ウォークマットII」
「ウォークマットII」は、足もみ健康法で有名な「官足法」が販売している足つぼマット。横37.5cm×縦61cm程度のサイズであり、中央部分が盛り上がっているのが特徴だ。また、異なる形状の突起が付いており、足裏全体や土踏まずをしっかり刺激できる。本格的に足裏を刺激したい方にとくにおすすめだ。
2. La-VIE(ラヴィ)「足裏いてーよ」
「足裏いてーよ」は、健康グッズを多数販売しているLa-VIE(ラヴィ)の足つぼマット。レギュラータイプは幅40cm×奥行34cm程度のサイズであり、ロングタイプは長さ100cm程度である。形や大きさが異なる6種類の突起が散りばめられており、さまざまな突起で足裏を刺激することが可能だ。
3.アルインコ(ALINCO) 「足裏いい感じ!」
「足裏いい感じ!」は、仮設機材などを製造・販売しているアルインコ(ALINCO)の足つぼマットである。直径44.5cm円の盤状の見た目をしており、半分に折りたたむことも可能となっている。コンパクトタイプながら6種類の突起があるため、さまざまな刺激を楽しめるのが特徴といえるだろう。
7. 足つぼマットに関するよくある質問

最後に、足つぼマットに関するよくある質問・疑問に回答する。
Q1.足裏が痛いと身体に不調がある?
一般的に「足つぼで痛みがある場合は身体に不調や異常がある」といわれることが多い。しかし、今のところ、この主張に対する科学的な根拠はないとされている。足つぼマットには「反射区」が描かれていることもあるが、「臓器のトラブル」に関してはあくまで目安程度にするとよいだろう。
Q2.足のつぼ押しには効果があるの?
あん摩マッサージ指圧師のような専門の術者に行ってもらう「足のつぼ押し」は、リフレクソロジーや東洋医学などに基づく健康法として知られている。足つぼマットとは異なり、術者が正確なつぼを適切な方法・強さで押してくれるため、血流改善や疲労回復などの健康効果が期待できるという。
Q3.足つぼマットはダイエット効果がある?
足つぼマットを使っても、劇的に痩せるわけではない。しかし、足つぼマットの上で身体を動かすようにすれば、多少なりとも消費カロリーは増えると考えられる。日頃、運動不足が続いているのであれば、運動を始めるきっかけとして足つぼマットを使ってみるのも良いだろう。
Q4.足つぼマットを使用する際の注意点とは?
足つぼマットの使用時に痛みがある場合は、無理せずに中止するようにしよう。また、安全に使用するためにも以下の注意点を守るようにしよう。なお、詳しくは取扱説明書に記載されている注意事項などをよく確認しよう。
【足つぼマットを使用する際の基本的な注意点】
・食後から30分~1時間以上はあける
・体調がすぐれないときや飲酒中の使用は控える
・突起が壊れてたときは無理して乗らないようにする
・体調がすぐれないときや飲酒中の使用は控える
・突起が壊れてたときは無理して乗らないようにする
結論
足つぼマットは治療器具ではないため何かの病気や症状を改善させる効果は期待できないが、リラクゼーション効果や血行促進効果などは期待できる。市販されている種類にはフラットタイプ、コンパクトタイプ、青竹踏みタイプなどがあるため自分の目に合うものを選ぶのがおすすめだ。最初は軽めの刺激にして、慣れてきたら徐々に負荷を高めるようにしてみよう。