2021年8月16日1. バッグ・鞄の修理できる部位
お気に入りのバッグ・鞄は長く愛用したいが、傷付いたり壊れたりすることもある。大事なバッグが壊れたら専門店で修理するとよい。専門店で修理してくれる部位について紹介しよう。
持ち手
バッグの持ち手はすり切れたりひび割れたり、つなぎ目がちぎれることもある。外れた持ち手を縫い直したり、新しく作り直したりして修理するのだ。
根革
持ち手と本体をつなぐ部分は、常にバッグの重さがかかって切れがち。元の革と近い色の革で修理することで、再び持ち手をつなぐことができる。
ファスナー
かみ合わなくなったり、縫い目部分が破れたり、スライダーが壊れることがある。ファスナーを交換することで修理できるのだ。
金具
バッグにはDカンや角カン、ナスカン、カシメ、ハトメなどの金具が使われており、錆びたり破損したり紛失したりすることがある。元の金具に似た金具と交換して修理するのだ。
内袋
内袋は布が破れたり、合成皮革がベタついたり剥離することがある。バッグを一度解体して、新しいものに張り替えて修理するのだ。
パイピング
バッグの角はこすれやすく、すり切れて中の素材が見えたりする。パイピングの一部または全体を新しくして修理するのだ。
縫い目
縫い目部分が破れたり、糸が切れて開いたりすることがある。開いた部分を縫い直したり、新しい生地を貼り合わせたりすることで修理できる。
汚れ落とし
使ううちに汚れたり、保管中にカビが生えたりすることがあるバッグ。プロの技で丁寧に洗浄し、汚れを除去することが可能だ。
2. バッグ・鞄の部位別の修理料金
バッグ・鞄の修理料金は内容によって違う。店によっても、バッグの種類や素材、大きさなどによっても変わるのだ。店で修理部位を確認して実際の料金が決定されるが、目安は事前に確認しておきたい。部位別の修理料金の相場を紹介しよう。
持ち手
元々の持ち手を利用した補強の場合は6,000円～。新しい持ち手を作製する場合は8,000円～が大体の相場のようで、2万円を超えるようなものもある。
根革
持ち手とバッグ本体をつなぐ部分の修理は、使われている革などを交換する必要があり、素材によって料金が変わってくるが、目安は4,000円～である。
ファスナー
ファスナー修理は内容や長さによって料金が違う。スライダー交換が3,000円～、ファスナー交換は5,000円～が相場で、2万円を超える場合もある。
金具
金具の種類はさまざまあり、料金の差も幅広い。1,000円ほどで修理可能なものもあれば、錠前交換は1万円を超えるものもある。
内袋
内袋はバッグを解体して修理するため、料金相場は1万円以上と高めだ。高額なものになると4万5,000円程度することもある。
パイピング
パイピングは、部分的な修理であれば4,000円～だが、全体の修理であれば2万円を超えることもある。
縫い目
縫い目部分の修理も、破損の程度によって料金にはばらつきがある。1,500円程度のものもあれば、8,000円ほどする修理もあるのだ。
汚れ落とし
バッグの素材や汚れの程度で、料金も変わってくる。4,000円程度でできるものもあり、1万円を超えることもあるのだ。
3. バッグ・鞄を修理をしてくれるお店
バッグ・鞄の修理を依頼できる店は、全国にいろいろある。今回は、全国に店舗を展開しているところと、宅配修理を受け付けているところに分け、おすすめの店を紹介しよう。
店舗で修理
ミスターミニット
全国に約300店の店舗があるミスターミニット。店は駅の近くや繁華街の中にあるので利用しやすい。来店前にスマホで相談や見積もり依頼もできる。
リアット
イオングループのリフォーム・修理サービス店。イオンモールなどのショッピングセンター内にあり、来店しやすく身近な存在である。
靴専科
関東を中心に店舗展開している靴専科は、靴以外にバッグや皮革衣類なども扱っている。近くに店がない方は、配送サービスを行っている店舗に送って修理できる。
宅配で修理
オンラインバッグ修理工房
福岡県のバッグ修理店。1万件というバッグ修理の実績に裏付けられた高い技術で、ベテランの職人が修復してくれる。
あなたのマイスター
ブランドバッグの修理実績多数の職人たちがそろったショップ。ハイブランドやスポーツブランドなど、さまざまなブランドのバッグの修理を安心して依頼できる。
シャングリラ
東京都内に3店舗あるシャングリラ。都内8区には訪問お預かりサービスで対応、全国からは宅配で修理サービスを行っている。
結論
大事に使ってきたお気に入りのバッグが壊れてしまったら、なんとか修理してまた使えるようにしたいもの。修理にかかる料金を検討しつつ、信頼できる店に修理を依頼しよう。大切なバッグがしっかりよみがえるはずだ。
