- 1. そもそも美容液とは
- 2. メンズにも美容液をおすすめする理由
- 3. メンズにおすすめの美容液成分と効果とは?
- 4. 美容液にはどんな種類がある?価格帯は?
- 5. 化粧水・乳液・美容液を塗る正しい順番は?
- 6. メンズ美容液の選び方
- 7. おすすめのメンズ美容液3選
- 洗顔
- 化粧水
- 美容液
- 乳液(またはクリーム)
1. そもそも美容液とは
美容液とはどのようなアイテムなのか、化粧水や乳液とは別に存在する理由なども交えて解説していこう。
化粧水と乳液のみのケアを補う化粧品が「美容液」
保湿成分や美容成分が、化粧水および乳液よりも多めに含まれているのが美容液である。配合成分によって効果はさまざまだが、大きく分けて「保湿」と「栄養補給」という役割がある。化粧水と乳液のみのスキンケアでは解消しない肌の悩みがある方は、美容液をプラスしてみるとよいだろう。
化粧水と乳液だけではダメなのか?
【化粧水とは】
化粧水の成分のほとんどは水分だ。洗顔により失われた肌の水分を補い、皮膚を柔らかくしてあとから塗る乳液などを浸透しやすくする効果がある。
【乳液とは】
油分が含まれているのが乳液である。本来肌の表面には皮脂膜が張られており、肌の水分が蒸発するのを防いでいる。洗顔によって皮脂膜が洗い流されると水分が蒸発してしまうので、それを防ぐために乳液を用いる。化粧水のあとに乳液をつけて蓋をするというイメージだ。
【化粧水と乳液だけでOKな場合もある】
化粧水と乳液だけで肌の調子が整うようであれば、スキンケアはこれだけでも充分である。しかし冒頭でお伝えしたように、化粧水と乳液だけでは解消しきれない、カバーしきれない肌の悩みを抱えている方は、やはり美容液の使用を検討してみてもよいだろう。
2. メンズにも美容液をおすすめする理由
美容液というと女性のスキンケア用品といったイメージを持つメンズ諸君も多いだろう。だが近年では美容液を導入するメンズも増えている。
化粧水や乳液で解消しない肌トラブルが改善する可能性がある
上述のように化粧水と乳液のみで肌の調子が整えば問題ないかもしれないが、余裕がある方にはぜひ美容液の使用をおすすめしたい。美容液の主な役割は保湿と栄養補給である。洗顔で洗い流されてしまった水分補給とあわせて栄養をたっぷり補うことで、肌荒れといったトラブルを解消できる可能性がある。
5年後や10年後などに大きく差がつく可能性がある
否が応でも肌は老化する。たとえ今はツルスベ肌でも、5年後や10年後にはたるみやシワ、肌荒れなどに悩むことになるといったリスクはゼロではない。エイジングケアのために今から美容液を使い続けることで、若々しい肌を保てるかもしれないのだ。
3. メンズにおすすめの美容液成分と効果とは?
美容液に配合される成分はさまざまで、効果も異なる。そのため自分の肌の悩みや肌質、使い方に合う美容液を選ぶことが大切だ。
メンズにおすすめの美容液成分と効果
【ビタミンC】
シミやそばかすを防ぐ効果が期待できるとして知られているのがビタミンCだ。多くの美白美容液に含まれている成分である。美白効果のみならず、過剰な皮脂の分泌を抑えて毛穴の悩みにアプローチしたり、コラーゲンの生成を助けてハリをもたらしたりなど、マルチな効果が期待できる。
【セラミド】
セラミドは乾燥肌の方におすすめの美容成分である。皮膚の表面には角質層という薄い層があり、セラミドは角質層の細胞のすき間を埋める役割をしている。だが加齢とともに減少してしまう成分のため、外側から補うことが大切だ。
【レチノール】
30〜40代になると増えてくるのが、肌の弾力の低下やシワといった悩みである。レチノールとはビタミンAのことで、皮膚のターンオーバーを促進する効果がある。レチノール入りの美容液を使うと肌にハリが出て、シワが改善される効果が期待できるとされる。
4. 美容液にはどんな種類がある?価格帯は?
美容液といっても各メーカーからさまざまな商品が発売になっている。いざ選ぼうと思うと迷ってしまう方もおおいはずだ。上述したメンズにおすすめの成分以外に、次のような種類があることも知っておこう。価格の目安などもあわせてお伝えする。
テクスチャーや使用感などの種類は商品によってさまざま
美容液に配合される美容成分や配合量などはとくに定められていない。そのため商品によってテクスチャーや使用感などがそれぞれ異なる。化粧水のようにサラッとしたものや、白く濁っていて乳液のようなもの、クリームのようにトロッとしたもの、はたまたジェル状やオイル状のものなどもある。
ベタつきが気になる方はローションタイプのもの、カサつきが気になる方はクリームタイプのものというようにお好みや肌質で選ぼう。あるいは、朝はサラッとしたもの、夜はトロッとしたものなど、使用するタイミングで変えるのもよい。
価格帯は1,000円台〜10,000円以上まで幅広い
美容液は化粧水に比べると価格は高めの傾向にある。ドラッグストアなどでは1,000円台から購入できるものも多いが、ブランドや成分によっては10,000円以上する高価なものもある。ただし化粧水や乳液などに比べて美容成分が凝縮されているため、費用対効果はそれなりに高いといえるだろう。
はじめて美容液を手にするという方は1,000〜2,000円台の商品から試してもよいが、よりきちんとケアしたい方は5,000〜7,000円台のものを使ってみることをおすすめする。
5. 化粧水・乳液・美容液を塗る正しい順番は?
せっかくスキンケア用品を取り入れても、肌に塗る順番を間違えると期待した効果が得られないことがある。正しい順番や使い方を覚えておくことも大切だ。
正しいスキンケアの順番
美容液はこの順番で塗っていくのが基本である。水分で肌が潤った状態で美容成分を浸透させ、蒸発しないよう最後に乳液の油分で蓋をする、と覚えておけば忘れないだろう。ただし中には「導入美容液」のように、洗顔後すぐ化粧水の前に塗る美容液もある。念のため商品の説明書きはよく確認しておこう。
美容液を塗るときに注意すること
スキンケアの際は、一つひとつの成分が肌に浸透するのを待ってから塗るとよい。化粧水が肌の表面に残った状態で美容液を重ねるのではなく、化粧水をハンドプレスして肌に染み込んでから美容液を塗る、という使い方だ。乳液を塗るときも同様に、ハンドプレスで美容液が浸透してからにすると効果的である。
なお美容液に限らず、化粧品は内側から外側に向かって滑らせるように塗るのが基本だ。塗る方向を間違えるとシワができることもあるため注意しよう。また、もったいないからとケチった使い方をすると美容成分が不足し十分な効果を感じることができない場合もある。少量でOKという商品もあるが、念のためパッケージを確認して書かれている量を守るようにしよう。
6. メンズ美容液の選び方
実際にドラッグストアや通販などで美容液を選ぶ際、どこに着目すればよいかをまとめたので参考にしてほしい。
肌の悩みに合う成分のものを選ぶ
お伝えしたように美容液は商品によって配合されている成分が異なる。シミ予防、ニキビ予防、エイジングケアなど成分によって期待できる効果も異なるため、自分が求めている効果が得られる成分かどうか、事前によくチェックしておこう。
自分が使いやすいテクスチャーのものを選ぶ
テクスチャーも商品によって異なる。しっとり系が好みかトロッとしたタイプが好みかなどでも変わってくるし、肌のカサつきが気になるならクリームタイプといったように、目的でも異なる。これ!という商品に出会うまでは難しいかもしれないが、肌の状態やテクスチャーから絞り込んでいこう。
コスパや香りなどをチェックして継続して使っていけるものを選ぶ
長く使い続けるためには、意外にも香りは大切である。最初は好みだったとしても使っていくうちに苦手な香りになることもあるし、化粧水などの香りと合わず使わなくなってしまうといったこともある。選べないという方は、無香料タイプで試してみてはいかがだろうか。
また、もちろん継続して使っていくからにはコスパも重要になる。きちんとスキンケアをしたいのであれば5,000〜7,000円程度のものをおすすめするが、1,000〜2,000円台の美容液もあるので、そこから試してみるのもよいだろう。
7. おすすめのメンズ美容液3選
最後にメンズにおすすめの美容液を紹介しよう。価格はピンキリだが、ここでは初めてという方でも手が出しやすい価格帯のものを選んだ。
イルミルド製薬「WHITE WHITE MEN 美容液」
エイジングケアとシミ予防(改善)効果などが期待できる美容液だ。ヒゲを剃ったあとの肌荒れが気になるといったメンズにもおすすめできる。
オルビス「ユー セラム」
洗顔後すぐ、化粧水の前につける美容液だ。乾燥やゴワつきが気になる、ハリがなくなってきたように感じるといったメンズにおすすめである。
ウーノ「スキンセラムモイスチャー」
ドラッグストアなどで手軽に買えるコスパ抜群の美容液。敏感肌の方にもうれしいノンメントールで、2種類のヒアルロン酸など保湿成分がたっぷり含まれている。
結論
肌の調子を整えるだけであれば化粧水や乳液を使ったスキンケアで済む場合も多いが、肌荒れやシミ、シワやハリの低下といった悩みが出てきたら美容液をプラスしてみてはいかがだろうか?メンズ用の美容液も種類が増えているので、ぜひ自分に合う商品をじっくり探してみてほしい。