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手作り入浴剤の材料のイメージ写真

入浴剤は手作りできる!身近な材料や重曹とクエン酸で作る方法を紹介

投稿者:オリーブオイルをひとまわし編集部

鉛筆アイコン 2021年12月29日

入浴剤はご家庭でも気軽に手作りできる。本稿では「重曹」と「クエン酸」を使った基本的な入浴剤の作り方と、身近にある材料を入浴剤代わりに使用するアイデア、および手作り入浴剤がより楽しくなるちょい足しアイデアを紹介する。入浴剤を手作りする際の注意点もまとめているので、あわせて参考にしてほしい。

  

1. まるで温泉?重曹とクエン酸で入浴剤を手作りする方法

重曹とクエン酸で作った入浴剤のイメージ写真
入浴剤には身体を温める効果や保湿効果などが期待できる。愛用している方も多いだろう。だが毎日使うとランニングコストが膨らむなど懸念点もある。そんなとき入浴剤を手作りできれば安心して使えるうえコスパも高い。キッチンにある物で簡単に手作りできるので、チャレンジしてみてはどうだろうか?

材料

  • 重曹:大さじ2杯
  • クエン酸:大さじ1杯
  • 水:少量
  • 霧吹き:あれば
  • コーンスターチ(片栗粉):大さじ1杯
  • 型:プリンやガチャポンなどの容器(なければラップ)
  • 紙コップやボウルなどの容器(材料を混ぜる用)

入浴剤を手作りする方法

  • 紙コップなどに水以外の材料を入れて混ぜ合わせる
  • 水を少しずつ加える(霧吹きを使うとやりやすい)
  • 材料が湿ってきたら型に入れて押し固める(型がなければラップ)
  • 半日〜1日放置すれば完成

上手に作るコツ

水を一度に入れ切らないことだ。水を一気に入れると発泡が始まるため、ごく少量ずつ加えていくようにしよう。またお好みで精油や塩、ドライフラワーの花びらなどを入れてもよい。重曹とクエン酸が2対1もしくは3対1の割合になれば、それぞれ量を増やして数回分まとめて作ってもよい。

重曹とクエン酸を使った手作り入浴剤の効果とは?

重曹とクエン酸、水が混ざると発泡するのはご存じの方も多いだろう。発泡作用により体がポカポカ温まり、まるで温泉のような効果を感じることができる。また重曹には肌の古い角質や皮脂を落とす働きもあるとされている。このため重曹を使った入浴剤が溶けたお風呂に入ると、温泉に入ったように肌がすべすべになるともいわれている。
もちろんホンモノの温泉にはかなわないが、ちょっとした温泉気分を味わうにはちょうどよいだろう。

2. キッチンにある身近な材料を入浴剤代わりにするアイデア

粗塩など入浴剤の代わりになりうる身近な材料のイメージ写真
より手軽に入浴剤を手作りする方法もある。「作る」というよりも身近な材料をお風呂に入れるだけだが、さまざまな効果効能が期待できるので興味があればぜひ、こちらも試してみてほしい。
ただし食品のため「無駄に使ってしまう」「もったいない」といった側面もある。また必ずしも以下のような効果が得られるかどうかという点でも不確かだ。それらを踏まえていただき、あくまでこういうこともできるという、ネタ程度に捉えておくのがよいかもしれない。

塩(粗塩)

【体が温まる】

血行が促進され、体がポカポカと温まる効果があるといわれている。分量はケースバイケースだが、まずは大さじ2〜3杯程度から試してみよう。なお精製塩でもOKだが、おすすめはミネラルを豊富に含む粗塩だ。

牛乳

【リラックスできる、肌がすべすべになる】

牛乳を加える場合はコップ1杯程度でよい。保湿効果や体が温まる効果、牛乳の香りによるリラックス効果などが期待できるといわれている。ただしお風呂から上がる前にきちんとシャワーで流すこと、また入浴後は速やかにお風呂を洗うことも忘れないようにしよう。

はちみつ

【肌がしっとりする】

大さじ3杯程度を目安に加えてみよう。香りによるリラックス効果などは薄いが、不思議とお風呂上がりの肌がしっとりするといわれている。

日本酒やワイン

【体が温まる、肌がすべすべになる】

コップ1杯程度の日本酒やワインには、体を温めてくれる効果が期待できる。日本酒にはほかにも、古い角質を落として肌をすべすべにする効果が期待できるという。ただし酔ったり皮膚に刺激があったりすることもあるため、アルコールが苦手な方、敏感肌の方などは控えたほうがよいかもしれない。

みかんの皮

【リラックスする、肌がしっとりする】

血行促進効果が期待できるほか、お風呂上がりの肌もしっとりするといわれている。ゆずという手もあるが、それよりもやや刺激がゆるやかといったイメージだ。

3. 手作り入浴剤がもっと楽しくなる「ちょい足し」アイデア3選

お湯を溜めている浴槽と粗塩など、手作り入浴剤のイメージ写真
冒頭で「重曹とクエン酸を使った手作り入浴剤」を紹介したが、そこへちょい足しすることでさまざまな効果が期待できる。手作り入浴剤がもっと楽しくなる、バリエーションのアイデアを紹介しよう。

粗塩を加える

上述したように、重曹には古い角質を落としたり皮脂を落としたりする効果が期待できる。だが注意したいのが、長湯しすぎて逆に肌がカサついてしまうことがある点だ。これを防いでうるおいをキープするには、先ほど紹介した粗塩を加えてみるとよい。

ドライハーブを加える

ローズやラベンダーなど、お好みのドライハーブを混ぜるといった方法もおすすめだ。体がポカポカするだけでなく、ドライハーブの香りによってリラックス効果も得られる。特別なバスタイムにしたいときなどはもちろん、プレゼントにしても喜ばれるのではないだろうか?

精油(アロマオイル、エッセンシャルオイル)を加える

重曹とクエン酸に精油を数滴加えてみよう。体がポカポカ温まって肌もすべすべになるうえ、加えるオイルの種類によっては香りによるリラックス効果や気分転換など、さまざまな効果が期待できる。

4. 入浴剤を手作りする際の注意点

お湯をはったバスタブの写真
このように、入浴剤は手作りで簡単にできるが注意点が2つある。注意点を守らないとせっかくの手作り入浴剤も逆効果となりうるので、しっかりと確認しよう。

重曹は弱アルカリ性、クエン酸は酸性である

重曹とクエン酸は、どちらもナチュラルクリーニングの代表的なアイテムであり、人体や環境に優しいことで知られている。通常使用する分には安心な成分だ。だが弱アルカリ性のため、加える量が多すぎたり使用頻度が高かったりすると、人によっては肌がカサカサになることがある。
クエン酸も酸性なので、敏感肌やアトピーの方には刺激が強すぎる場合がある。重曹とクエン酸で入浴剤を手作りするときは、こうした注意点があることを踏まえていただくとともに、実際に入浴する際も肌の様子を見ながら適宜調整するなどしてほしい。

風呂釜によっては追い焚きできない

重曹とクエン酸で手作りした入浴剤を使用した場合、追い焚きをすると風呂釜を傷めてしまうおそれがあるため要注意だ。できれば追い焚きはしないことが望ましいが、どうしてもというときは、事前に必ず風呂釜の取扱説明書を確認し、問題ないことを確認してから追い焚きするかどうかを判断してほしい。

目や鼻、口などに入らないように気をつける

本稿で紹介した重曹やクエン酸、そのほか入浴剤代わりに使えるという材料の中に「劇薬」といったものは含まれていないが、粒子や成分が目に入ったり鼻に入ったりすると刺激となるものがある。たとえばクエン酸は酸性なので、目にはいるとかなりしみるおそれがある。目や鼻などに入らないよう、洗顔はシャワーのお湯を使うなど工夫してほしい。

入浴後はできる限り速やかにお風呂掃除を

重曹やクエン酸などはお風呂掃除にも使うことがあるアイテムだが、それ以外の食べ物や飲み物はそうした使い方をしない。入浴後も長時間そのままにしていた場合、腐敗したり雑菌が繁殖したり、浴槽や配管などの素材を傷めたりするリスクがゼロではない。そのため入浴後は速やかに流し、面倒でも風呂掃除を当日中に済ませておこう。

赤ちゃんがいるご家庭も注意

精油を使う場合などはとくに、赤ちゃんの肌トラブルを招くおそれがある。赤ちゃんに限らず、敏感肌の方がいるご家庭では、くれぐれも成分にご注意いただきたい。

結論

バスタイムを快適にする入浴剤は、重曹とクエン酸を基本としてご家庭でも簡単に手作りできる。ちょっとした工作気分を味わえるし、加える材料によっては特別なバスタイムを演出することもできる。ぜひ子どもと一緒に作って楽しんでみてはいかがだろうか?
インフォメーションマークアイコンオリひとを楽しむための注意事項はこちら
  • 公開日:

    2020年2月26日

  • 更新日:

    2021年12月29日

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