1. 男性の香水の付け方

香水を付けるタイミング
香水はトップノート・ミドルノート・ラストノートと3段階で香りが変化する。その中で最も香りがよいとされているのがミドルノートの時間帯だ。ミドルノートは香水の種類にもよるが、大体付けた20~30分後から始まる香りで、持続時間は1~3時間程とされている。そのため、時間を逆算すれば、香水は家を出る30分前あたりに付けるのがベストタイミングといえるだろう。
1回に使う香水の適量
香水を付ける量はすれ違い様にほんのり香る程度でOK。香りの強さによっては例外もあるが、基本的には1~2プッシュが1回に使う香水の適量といえるだろう。一方で、自分でもしっかり香りが分かる状態は香水を付けすぎているサインだ。周囲を不快な気持ちにさせてしまうので十分注意してほしい。
香水を付ける位置
香水には、香料を溶かすためのエタノールが配合されている。そのため、香水を付ける位置の体温が高いほど、エタノールが揮発して香りが立ちやすい。特に男性の場合は女性よりも体温が高いので、香水を付ける位置は慎重に選ぶことが重要だ。
首筋や耳の裏など、鼻に近い部分は香りを強調してしまうので、基本的には香水を付けるのを控えたほうがベター。男性の場合は洋服で香りを抑えられるウエストや、さりげなく香りを演出できる足首に香水を付けるのがおすすめといえるだろう。
首筋や耳の裏など、鼻に近い部分は香りを強調してしまうので、基本的には香水を付けるのを控えたほうがベター。男性の場合は洋服で香りを抑えられるウエストや、さりげなく香りを演出できる足首に香水を付けるのがおすすめといえるだろう。
2. 男性に人気の香り

ウッディ系
白檀(サンダルウッド)・シダーウッド・ベチバー・セダーといった木を感じさせるような香りが特徴的で、男性向けの香水に多く見られる。落ち着きのある印象を与えられるので、大人の男性らしさを演出したい方におすすめだ。
ムスク系
ムスクはジャコウジカの雄が雌を引き寄せるために発する分泌液から採取したもので、香料からも連想できる通り、色気を出したい男性にはぴったりの香りだ。デートや合コンなど、大人の色気を強調したい方におすすめといえるだろう。
オリエンタル系
西洋人がイメージする東洋風の香りがオリエンタル系と呼ばれるものだ。アンバーやシベットといった動物性香料を使ったエキゾチックな香りが特徴的で、上品で華やかな印象を与えることができる。
フゼア系
フローラルな香りがするラベンダー、甘さと清涼感を持つゼラニウムがベースとなっており、フォーマルなシーンにぴったりの香りだ。どの世代にも馴染む香りだが、男性の渋さをより引き出したい方におすすめだ。
3. 香水を付けるときの注意点

覚えておきたい香水のマナー
いくらいい香りがする香水であっても、付ける際は時と場所を選ぶことが大事だ。ところ構わず香りを纏わせて周囲を不快な気持ちにさせないよう、香水を付けるときはマナーに注意しよう。
香水を付けるのがNGなシーン
- レストラン
- 病院
- 仏事(葬式・通夜・告別式など)
- 試験会場・面接など
また、会議や商談などのビジネスシーン、飛行機や新幹線などで移動する際も香水は控えめにしておいたほうがいいだろう。
香水を付ける前に体を洗おう
男性は香水をファッションとしてではなく、体臭対策として付ける方も多い。しかしここで注意してほしいのが、香水はデオドラント効果があるわけではないということだ。汗のにおいやもともとの体臭は香水で消すことができない。そのため、香水を付ける際は事前に気になるにおいの元を落としておくことが必要だ。汗や体臭が気になる場合は、香水を付ける前にきちんと体を洗って肌を清潔にしておこう。
香りを持続させるには擦らないことがポイント
あまり知られていない注意点として紹介しておきたいのが、香水を付けた後に肌を擦る行為だ。手首に香水を付けた後などに特に見られる光景だが、実はこの肌を擦り合わせる行為は、香りの持続時間を短縮してしまうためNGとされている。香りの変化を長く楽しむためにも、香水を付けたあとは擦らずそのままにしておくように注意してほしい。
結論
香りは見た目以上に印象を左右するため、香水を付ける際はタイミングや量だけではなく、時と場所も考慮しなくてはならない。しかし、今回紹介した注意点さえ守ることができれば、大人の男性としてのイメージがアップすること間違いなしだ。正しく香水を付けて香りの身嗜みにも気を配っていこう。