目次
1. ベルトの穴開けは自分でできる?

ベルトの穴開けは自分でもできるが、まずはそのベルトがどんな素材でつくられているのか確認することが先だ。素材によっては穴がキレイに開かず、満足のいく仕上がりにならないことがあるので気をつけよう。
自分で穴開けできるベルトの素材
- エナメル
- スエード
- サドルレザー
- ブライドルレザー など
自分でキレイに穴開けできるのは、基本的に上に挙げたような「革を加工したベルト素材のみ」と思っておこう。
自分で穴開けしないほうがよいベルトの素材
- 牛革
- クロコダイル
- パイソン
- オーストリッチ など
本物の革を使って作られたベルトは厚みがあって穴が開きにくい。グイグイ開けてしまうと失敗するおそれがあるため、自分で加工するのはあまりおすすめしない。また革素材以外に耐久性に優れたラバーベルトも、自分で穴開けをするのには不向きなので覚えておこう。
2. 自分でベルトに穴開けする際に使う道具は?

ベルトの穴開けはご家庭にあるさまざまな道具を使ってできる。たとえば以下のような道具だ。
ベルトの穴開けに使える道具
- ハサミ
- キリ
- ボールペン
- ドリル など
ただしこれらは穴の「大きさ」を調整するのが難しく、道具の太さ(ハサミなら刃の太さなど)に開いてしまうことが多くある。穴開けに慣れていない方はとくに難しいだろう。初めて、または不慣れな方が簡単にベルトの穴開けをするには、やはり専門の道具を使うのがおすすめである。
3. 100均の「穴開けポンチ」を使って自分でベルトに穴を開ける方法

専門の道具のひとつが、100均でも手に入る穴開けポンチだ。
用意するもの1「穴開けポンチ」
鉛筆のような形状で先端が円錐状になっており、太さにいくつか種類があり、それぞれ3mm・4mm・5mmなど開けられる穴の大きさが異なる。ベルトだけでなく、布や紙に穴を開けるときにも使うことができる。ひとつ持っておくと便利だろう。
用意するもの2「ハンマー」
穴開けポンチを叩くハンマーが必要だ。こちらもホームセンターや100均などで手に入るので、お持ちでない場合は穴開けポンチと一緒に購入しておこう。ハンマーの扱いに慣れていない方は、もしものときのために軍手を用意しておくと安心だ。
用意するもの3「厚みのある板」
穴開けポンチをハンマーで叩くことになるため、床を傷つけないように厚みのある板を用意しておこう。板がなければ読まなくなった雑誌や段ボールなどで代用してもOKだ。
穴開けポンチを使ってベルトを穴開けする方法
- ベルトのどこに穴を開けるのか位置を確認し、印をつける
- 厚みのある板の上にベルトを置き、穴開ける位置に穴開けポンチをあてる
- 穴開けポンチの上からハンマーで叩き、ベルトに穴が貫通すれば完了
以上が穴開けポンチを使って、自分でベルトに穴開けする手順である。まったく難しいことはないので、初心者の方や不慣れな方にもおすすめだ。
腕時計のベルトの穴開けもできる
穴開けポンチを使えば、通常のベルトのみならず腕時計のベルトの穴なども開けることが可能だ。ただし穴の大きさにだけは気をつけてほしい。腕時計のベルトの穴は腰に巻くベルトよりもかなり小さいので、サイズ選びを間違えないようにしよう。もしかすると、穴開けポンチより釘などを使って、同じ要領で開けたほうが早いかもしれない。
「スクリューポンチ」「穴開けパンチ」といった道具もある
本稿では穴開けポンチを使う方法を紹介してきたが、ハンマーで叩くのではなく、それ自体をグリグリ回転させて穴を開ける「スクリューポンチ」や、持ち手を握って穴を開ける「穴開けパンチ」といった道具もある。ハンマーを使いたくないという方はこれらを選ぶのも手だ。100均やホームセンター、あるいはネット通販などで手に入るのでついでに覚えておこう。
4. ベルトの穴開けはお店に依頼してもよい

お気に入りのベルトや高価なベルトなど、自分で穴開けすべきかどうか悩むものは、お店に頼むのがおすすめだ。
ベルトの穴開けをしてくれるお店とは?
ベルトの穴開けは、主にクリーニング店や革の修理専門店に依頼することができる。また自社商品であれば、洋服の青山やユニクロなどでもベルトの穴開けをしてくれる。ただしデザインによってはできないこともあるため、店舗に直接持ち込んで確認するなどしよう。
ベルトの穴開けをお店に頼んだ場合の料金は?
店舗などによって料金設定は異なるが、クリーニング店や革の修理専門店にお願いした場合、価格は100~700円程度が目安になるだろう。自社商品の場合、無料でやってくれる可能性もある。意外とリーズナブルなので、見た目重視の方はプロの手に任せてるのがおすすめだ。
5. ベルトの穴開けは意外と簡単!まずは素材の確認を

ベルトの穴開けは、それ専用の道具を使えば自分でも簡単にできる。ただし最初にお伝えしたように素材によっては控えたほうがよいものもある。一度開けてしまうと修復できないため、少しでも心配な方や高価なベルトに穴開けしたいという方は、お店に持ち込むことをおすすめする。
結論
「穴開けポンチ」「スクリューポンチ」「穴開けパンチ」といった道具を使いこなせるようになれば、サイズが合わなくなったベルトも買い直さずに済む。使い方は難しくないので、やってみたい方はぜひ自分で穴開けにトライしてみよう。