1. 足の臭いの原因は?
足の臭いの原因はいろいろ考えられる。自分の足の臭いの原因はどれだろうか。
雑菌
足の裏は汗腺が多く集まっていて汗をかきやすく、常に体重がかかることで角質が厚くなりやすい部位である。また、足の爪には古い角質や靴下の繊維などが入り込み、爪垢がたまりやすい。靴や靴下でおおわれた足は高温多湿状態になり、雑菌が、汗や角質、爪垢などを分解して、足の臭いを発生させる仕組みだ。
疲労臭
疲労臭とは、身体の中から出てくる臭いのことだ。疲れやストレスがたまったり、アルコールを過剰に摂取したりすると、肝臓の働きが悪くなってしまう。すると、尿として排出するはずのアンモニアの分解がうまくいかず、血液によって全身を巡って皮膚から出てくることになり、足の臭いの原因になるのだ。
ストレス
緊張したり焦ったり不安なときなどは、ストレスを感じていつもとは違う汗をかく。この汗は精神性発汗といい、汗の量が増えるだけでなく、タンパク質やアンモニアなどを多く含んでいる。通常の汗は汗自体に臭いはほとんどないが、精神性発汗は臭いが強く、足の臭いに影響するのだ。
食生活
肉類や乳製品などを多く食べると体臭がきつくなるといわれるように、飲食物は体臭にも影響を及ぼす。もちろん足の臭いにも影響することがある。肉などのほかにも、ニンニクやニラなどの刺激臭があるものや、アルコール類にも注意が必要である。
病気
足の臭いは、水虫や多汗症といった病気が原因のこともある。水虫は、カビの一種である白癬菌(はくせんきん)が皮膚に感染して起こる、皮膚の病気だ。多汗症は、体温上昇とは関係なく多量に汗をかく病気で、全身にかくこともあれば、足の裏など部位を限定して発汗することもある。
2. 足の臭いを消す方法は?効果的な足の臭い対策
足の臭いを消したり予防するには、足を清潔にすることや乾燥させることが大事になってくる。足自体のケアはもちろんだが、靴や靴下にも対策はしておくべきである。それぞれの対策方法を紹介しよう。
足の対策
雑菌の繁殖を抑えるために、エサとなる汗や角質、爪垢のケアをして清潔を保ちたい。入浴の際は、指の間や爪垢までよく洗おう。殺菌成分を含むせっけんを使ったり、爪ブラシを使うのもおすすめだ。厚い角質は角質リムーバーなどで取り除くといい。
また、市販のデオドラント剤でケアするのもよいが、制汗・殺菌・消臭効果があって簡単に作れるミョウバン水もおすすめだ。ミョウバン水は、スーパーなどで販売されている焼ミョウバンで作れる。
【ミョウバン水の作り方】
ペットボトルなどに水150mLと焼ミョウバン5gを入れ、冷蔵庫で1~3日程度置いてすべて溶かせば、ミョウバン水の原液が完成だ。10倍に薄め、スプレー容器に入れて足に吹きかけたり、布に染み込ませて足を拭けば、足の臭い予防になる。
また、市販のデオドラント剤でケアするのもよいが、制汗・殺菌・消臭効果があって簡単に作れるミョウバン水もおすすめだ。ミョウバン水は、スーパーなどで販売されている焼ミョウバンで作れる。
【ミョウバン水の作り方】
ペットボトルなどに水150mLと焼ミョウバン5gを入れ、冷蔵庫で1~3日程度置いてすべて溶かせば、ミョウバン水の原液が完成だ。10倍に薄め、スプレー容器に入れて足に吹きかけたり、布に染み込ませて足を拭けば、足の臭い予防になる。
靴の対策
靴は足から出る汗でかなり湿ってしまうと考えておこう。毎日同じ靴をはくと、乾ききらない状態でさらに汗を吸い込み、靴の中で常に雑菌が繁殖してしまうのだ。靴は何足かをローテーションではき、1~2日は乾燥させられるようにしておくのが理想だ。
また、消臭タイプのインソールや靴用の消臭剤、消臭スプレーを使うのもよい。薄めの靴下やストッキングなどに重曹を入れ、消臭剤を手作りするのもおすすめだ。
また、消臭タイプのインソールや靴用の消臭剤、消臭スプレーを使うのもよい。薄めの靴下やストッキングなどに重曹を入れ、消臭剤を手作りするのもおすすめだ。
靴下の対策
通気性や吸湿性がよくムレにくい靴下を選ぶことで、足の臭い対策になる。吸湿性がよい綿などの天然素材や、ムレにくい5本指ソックスがおすすめだ。5本指ソックスが恥ずかしいという方は、足先部分だけの5本指ソックスを靴下の中にはくのもよいだろう。また、1日同じ靴下をはくのではなく、こまめに靴下をはきかえるのも効果的だ。
3. 足の臭いは病気の可能性も?病院を受診してみよう
さまざまな対策をとっても足の臭いが改善しない場合は、病気が原因であることも考えられる。足の臭いとともに、皮膚などの状態がおかしかったり、かゆみを伴う場合は、水虫かもしれない。暑くなくても床に足跡が残るほど多量の汗をかく場合は、多汗症の可能性がある。足に違和感がある場合は皮膚科を受診してみよう。
また、足の臭い以外にも体調が気になるときは、別の病気かもしれない。糖尿病や肝臓の疾患、自律神経失調症など、さまざまな病気が原因で足の臭いが強くなることがあるのだ。体調がすぐれないときは、かかりつけの病院で相談してみよう。
病院を受診する際には、気になり始めた時期や臭いの種類、気になる症状などを伝えられると、診断がスムーズに行える。
また、足の臭い以外にも体調が気になるときは、別の病気かもしれない。糖尿病や肝臓の疾患、自律神経失調症など、さまざまな病気が原因で足の臭いが強くなることがあるのだ。体調がすぐれないときは、かかりつけの病院で相談してみよう。
病院を受診する際には、気になり始めた時期や臭いの種類、気になる症状などを伝えられると、診断がスムーズに行える。
結論
足の臭いは、適切な方法で対策すれば予防や改善ができる。靴の中で雑菌を繁殖させないために、清潔と乾燥を心がけることが大切だ。手入れをおこたると不快な足の臭いにつながってしまう。しっかりと手入れして、いつでも靴を脱げる足の状態にしておこう。