1. 鼻毛の役割とは?

ふと鏡を見た瞬間、鼻毛が飛び出しているのに気が付き、恥ずかしい思いをした方もいるだろう。鼻毛なんてすべて脱毛してしまいたい、と考える方もいるはずだ。しかし、鼻毛には重要な役割があり、我々の身体を日々守ってくれているのである。鼻毛の主な働きは、主に3つ。それぞれを詳しく解説していこう。
空気中の異物をキャッチするフィルター
鼻は、呼吸とともに空気を出し入れする器官である。空気中には、ホコリやウイルスなど目に見えない異物が漂っており、鼻呼吸とともに自然と吸い込んでいるのだ。その際、重要な役割を果たすのが鼻毛である。
鼻毛はホコリやウイルスをキャッチし、体内への侵入を防いでくれる、いわば異物をキャッチするフィルターのような存在なのだ。鼻毛がキャッチした異物は、粘液と混ざり乾燥したあと鼻くそに変化し排出される。
かりに鼻毛が少ない状態になると、フィルター効果が薄れるとともに、くしゃみが出やすくなるともいわれているのだ。これは、鼻から侵入してきた異物を外に排出しようとする身体の防衛反応であり、健康を維持するためにも鼻毛は必要である。
鼻毛はホコリやウイルスをキャッチし、体内への侵入を防いでくれる、いわば異物をキャッチするフィルターのような存在なのだ。鼻毛がキャッチした異物は、粘液と混ざり乾燥したあと鼻くそに変化し排出される。
かりに鼻毛が少ない状態になると、フィルター効果が薄れるとともに、くしゃみが出やすくなるともいわれているのだ。これは、鼻から侵入してきた異物を外に排出しようとする身体の防衛反応であり、健康を維持するためにも鼻毛は必要である。
乾燥を防ぐ
鼻毛は、鼻の中の湿度を一定に保ち、乾燥を防ぐ働きがある。鼻が乾燥しやすくなると、粘膜も乾き、ドライノーズと呼ばれる症状を引き起こしかねない。ドライノーズは、ムズムズ感やヒリヒリ感が出るなど、鼻に不快な症状となって現れる。
さらに、本来ウイルスや細菌などを捕らえる粘膜が乾燥することで、風邪や感染症のリスクも高くなるといわれているのだ。粘膜を保護するためにも、鼻毛で湿度を保つ必要があるだろう。
さらに、本来ウイルスや細菌などを捕らえる粘膜が乾燥することで、風邪や感染症のリスクも高くなるといわれているのだ。粘膜を保護するためにも、鼻毛で湿度を保つ必要があるだろう。
においを嗅ぎ分ける
鼻毛の中には、においを嗅ぎ分ける嗅毛と呼ばれる毛が存在する。人がにおいを感じるメカニズムは、まずにおいの元が鼻へと入り、最上部にある嗅上皮という粘膜に溶け込み感知される。
すると、嗅上皮にある嗅細胞が信号を発し、嗅神経、嗅球、脳へと伝達され、においとして感じられるようになるのだ。嗅毛は嗅上皮の粘膜層に生えており、においをキャッチするセンサーのような働きを担っている。
人が持つにおいのセンサーはおよそ400種類あるとされ、それぞれの違いを嗅ぎ分けるのに嗅毛は非常に重要なのだ。嗅毛を司る鼻毛は、においを感知するために欠かせないのである。
すると、嗅上皮にある嗅細胞が信号を発し、嗅神経、嗅球、脳へと伝達され、においとして感じられるようになるのだ。嗅毛は嗅上皮の粘膜層に生えており、においをキャッチするセンサーのような働きを担っている。
人が持つにおいのセンサーはおよそ400種類あるとされ、それぞれの違いを嗅ぎ分けるのに嗅毛は非常に重要なのだ。嗅毛を司る鼻毛は、においを感知するために欠かせないのである。
2. 鼻毛の正しい脱毛方法

鼻毛を脱毛するには、3つの方法がある。早速、それぞれの特徴や脱毛方法を解説していこう。
毛抜きで脱毛する
脱毛法の中で最もメジャーなのが、毛抜きを使用した方法だろう。気になる鼻毛を1本ずつ確実に抜くのに最適だ。ただし、痛みも伴ううえに毛穴を傷める可能性もあるため、あまりおすすめはしない。かりに使用する場合は、過剰に抜き過ぎず、痛みをやわらげる方法で脱毛しよう。毛抜きの正しい使い方を紹介するので、参考にしてほしい。
- 入浴や蒸しタオルなどで鼻を温め、毛穴を開かせる。
- 毛の根元をつまみ、毛の流れに沿って引き抜く。
ワックスで脱毛する
近年人気なのが、ワックスを使用した脱毛法だ。専用のワックスを使用することで、鼻毛を1度にまとめて脱毛できる。セルフで行える専用アイテムも販売されており、自宅で気軽に手入れ可能だ。
ただし気を付けなければならないのが、ワックスを塗る際にスティックやヘラを鼻の奥まで差し込まないということ。鼻毛には重要な役割があるため、差し込む際は鼻の入り口程度にとどめ、抜き過ぎないように注意しよう。
ただし気を付けなければならないのが、ワックスを塗る際にスティックやヘラを鼻の奥まで差し込まないということ。鼻毛には重要な役割があるため、差し込む際は鼻の入り口程度にとどめ、抜き過ぎないように注意しよう。
医療機関で脱毛する
鼻毛は、医療機関でも脱毛できる。医療レーザーを使用した脱毛は、1度抜けば生えてこない永久脱毛であり、手入れが面倒だという方に最適の脱毛法だ。専門家である医師が対応にあたるため、安心感の高さも魅力である。
ただし、医療レーザー脱毛ができるのは、限られた医療機関のみとなっている。永久的に鼻毛を脱毛したい方は、専門の医療機関へ問い合わせしてほしい。
ただし、医療レーザー脱毛ができるのは、限られた医療機関のみとなっている。永久的に鼻毛を脱毛したい方は、専門の医療機関へ問い合わせしてほしい。
3. 鼻毛カッターやはさみを使った処理方法

鼻毛の処理方法は、脱毛以外にもカットするという選択肢がある。鼻毛専用のカッターやはさみを使用することで、毛穴を傷める心配が少なく安全に処理できるだろう。こちらでは、鼻毛カッターとはさみの使い方を紹介する。
鼻毛カッター
- 鼻の中をティッシュで拭き、水分を取る。
- 鼻毛カッターの電源を入れ、ゆっくり鼻の穴に入れる。
- 先端部分を入れたら、ゆっくり回転させる。
- 処理が終わったら、ゆっくりと抜き出す。
鼻毛カッターは、刃が皮膚に直接当たらない設計となっているので、安心して使用できるだろう。先端部分を入れたあと、ゆっくりと回転させるのが、キレイに処理するコツだ。ただし、鼻の奥に入り過ぎないよう注意してほしい。
はさみ
- ティッシュや綿棒を使い、中の汚れを拭き取る。
- ハサミを鼻と並行になるよう、鼻の入り口部分に入れる。
- ハサミは奥まで入れず、手前に見えている鼻毛を切る。
- 切り終えたらハサミを抜き、ティッシュで鼻の中をキレイにする。
カットに使うはさみは、内部を傷つける心配がない、刃先が丸くなっているタイプを選ぼう。はさみは100均でも販売されており、低コストで処理できるのもメリットだ。そして、はさみも鼻毛カッター同様、奥まで入れ過ぎずあくまで毛先を切る感覚で行うとよい。
4. 最適な鼻毛の脱毛頻度

鼻毛の脱毛頻度は、およそ2~3週間に1度が最適といわれている。鼻毛の伸びるスピードは、個々によってばらつきがあるが、平均すると1日でおよそ0.15mm。1か月に換算すると、およそ4~5mmも伸びるのだ。
また、鼻毛は男性ホルモンの影響を受けやすく、男性の方が成長スピードが早い。出先で鼻毛が出ているのを発見する前に、日頃からこまめにチェックしておくことをおすすめする。
また、鼻毛は男性ホルモンの影響を受けやすく、男性の方が成長スピードが早い。出先で鼻毛が出ているのを発見する前に、日頃からこまめにチェックしておくことをおすすめする。
結論
何かと嫌われがちな鼻毛だが、実は我々の身体で大きな役割を担っているのだ。そのため、むやみに鼻毛を脱毛するのではなく、エチケットとして見えない程度に整えることが重要である。およそ2~3週間に1度を目安に、正しい脱毛法で清潔感のある男性を目指してほしい。