1. ランニング中に音楽を聴く効果とは?

ランニングをしながら音楽を聴くことが習慣になっている方も多いだろう。ランニング中に音楽を聴くことで、次のような効果がある。
リズムに合わせて走れる
ランニング中に音楽を聞けば、曲のリズムに合わせて走れるというメリットがある。そのため選曲には注意が必要だが、自分の走りに合ったテンポの楽曲を選ぶことで、飛ばしすぎたりペースが遅すぎたりすることなく、終始同じテンポで走れるだろう。
苦痛を軽減できる
走り続けるとだんだんきつくなってくるが、音楽を聴くことでランニング中の苦痛を軽減することができる。好きな音楽を聴いていれば、脳の楽しい気分を司る神経が活動するため、きついランニングも苦痛を感じにくくなるのだ。ランニングはきつくて単調だから続かないという人も、音楽を聴きながらであれば、楽しく走れて習慣化できるかもしれない。
モチベーションアップ
アスリートが試合前に音楽を聴いてモチベーションアップするように、音楽を聴きながら走ることでモチベーションを高める効果がある。前向きになれる曲や応援されている気分になる曲を集めてプレイリストを作っておけば、やる気が湧いてこない日も音楽の力でモチベーションを高めることができるだろう。
2. ランニング中に音楽を聴くデメリット

ランニング中に音楽を聴くことには、メリットだけでなくデメリットもあるので確認しておこう。
周りの音が聞こえないので危険
ランニング中に周りの音が聞こえないくらいの音量で音楽を聴いていると危険である。後ろから車が来ていても、音が聞こえなくて気づかないかもしれない。また、後ろを走ってくる自転車に気づかず、ぶつかる危険性もあるだろう。夜間にランニングする人は、暗くて視界が悪いため、周りの音まで聞こえないのは大変危険だ。
走ることと音楽に集中し、周りの音がまったく聞こえないのは危ないことだ。音楽を聴きながら走るときは適度な音量にして、安全なコースを走るようにしよう。
走ることと音楽に集中し、周りの音がまったく聞こえないのは危ないことだ。音楽を聴きながら走るときは適度な音量にして、安全なコースを走るようにしよう。
自分のコンディションがわかりづらい
イヤホンで音楽を聴いていると、自分の足音や息遣いが聞こえてこない。足音で自分のフォームの崩れを判断したい方や、息遣いを聞いてきちんと吐けているか確認したい方にとっては、音楽は邪魔になってしまうだろう。音楽を聴くことによって自分のコンディションがわかりづらいというデメリットがある。
イヤホンのコードが邪魔
最近はワイヤレスのイヤホンが増えてきたが、有線イヤホンを使っている方は、コードが邪魔で走りに集中できない可能性がある。腕にコードが引っかかったときは、耳から外れたり、イヤホンジャックから抜けてしまったりすることもあるだろう。
3. ランニング中に聴きたい音楽

ランニング中に聴く音楽は、アップテンポでノリがいい曲や、熱い歌詞で前向きな気分になれる曲などがよいだろう。ランニングに合う曲として人気の楽曲には次のようなものがある。
- 爆風スランプ「ランナー」
- ZARD「負けないで」
- JUDY AND MARY「OVER DRIVE」
- hitomi「LOVE2000」
- スキマスイッチ「全力少年」
- Official 髭男dism「ノーダウト」
- Survivor「Eye of the Tiger」
- BON JOVI「It's my life」
ランニング中にイヤホンで聴く音楽は自分が好きな曲を選ぶのが何よりだが、自分の走るペースに合ったテンポの曲を選ぶと、より気持ちよく走れるだろう。自分に合った音楽を選ぶには、BPMに注目するとよい。BPMとは、BEST PER MINUTEの略で、その曲が1分間に刻むビートの数を示すものだ。BPMは、ランニングで160~175、ウォーキングで120~130程度である。
ランニングは初心者と中級者、上級者では走るペースも違うだろう。ピッチはスピードと歩幅で変わるため、自分が気持ちよく走れる曲を選ぶとよい。BPMを調べるアプリもあるので、利用してみるとよいだろう。
ランニングは初心者と中級者、上級者では走るペースも違うだろう。ピッチはスピードと歩幅で変わるため、自分が気持ちよく走れる曲を選ぶとよい。BPMを調べるアプリもあるので、利用してみるとよいだろう。
結論
イヤホンで音楽を聞きながらランニングすれば、モチベーションがアップして楽しみながら走ることができそうだ。楽しみながら走れたら、習慣として定着しやすいだろう。ただし、音量を上げすぎて周りの音がまったく聞こえなくなると危険なので、それだけは注意してランニングを楽しんでほしい。