1. 断食のやり方は?
断食とはその名の通り、一定の期間食事を断つことを指す。やり方としては、断食に備えて食事量を減らしたり、消化の悪い食事を控えたりする準備期間を経て、断食を数日行い、回復食へと移行するのが一般的だ。
断食の期間はとくに決まっていないので、長期~短期まで、自由に期間を決めて行うことができる。最近では週末や1~2日だけ固形物を口にしない「プチ断食」が人気を集めているが、より効果を実感したいのであれば、長期間の断食がおすすめだ。とはいえ、無理して行うのは危険なので、初心者はまず短期間での断食から始め、慣れてきたら長期間の断食に挑戦してみるとよいだろう。
断食の期間はとくに決まっていないので、長期~短期まで、自由に期間を決めて行うことができる。最近では週末や1~2日だけ固形物を口にしない「プチ断食」が人気を集めているが、より効果を実感したいのであれば、長期間の断食がおすすめだ。とはいえ、無理して行うのは危険なので、初心者はまず短期間での断食から始め、慣れてきたら長期間の断食に挑戦してみるとよいだろう。
2. 回復食って?断食後に必要な理由
断食を行うにあたって、最も重要なカギとなるのが回復食だ。回復食とは、断食明けから通常食に戻すまでの期間の食事を指す。なぜこの期間に回復食が必要なのかというと、断食明けは臓器に負担がかかりやすいからだ。また、回復食は断食の効果に対する影響力が高い。何も考えずに高カロリーの食べ物を摂取してしまうとリバウンドに繋がり、せっかくの断食が無駄になってしまうこともある。そういったことから、断食明けの回復食は必要性が高いのだ。
3. 回復食を食べる期間は?
回復食を食べる期間は断食を何日行ったかということに加え、体調や体重の個人差があるため、とくに決まってはいない。しかし前述でもお伝えした通り、いきなり通常食に戻すのは胃腸への負担が大きいので、最低でも2~3日は回復食の期間を設けた方がよいだろう。
4. 回復食は何を食べる?
断食明けの回復食は基本的に消化しやすい食材を選ぶのが基本だ。従って、最初は具のない味噌汁やスムージーなど、液体状になっているものを口にした方がよいだろう。その後は和食を中心に、ビタミン・ミネラル・食物繊維が豊富に含まれている食材を積極的に摂っていくことがポイントだ。回復食に適している「まごわやさしい」食材を意識して、バランスのよい食事を心がけていこう。
「まごわやさしい」とは?
「まごわやさしい」とは、栄養価が高く、バランスのよい食事を摂るために必要な和の食材の頭文字をとったものだ。食品研究家でもある医学博士の吉村裕之氏が唱えており、回復食には理想的な食材とされている。なお、それぞれの頭文字が表している食材は以下の通りだ。
ま...豆類(納豆・味噌・豆腐・小豆など)
ご...ごま
わ...わかめ(ひじき・もずく・めかぶなどの海藻全般)
や...野菜
さ...魚
し...しいたけ(えのき・なめこ・まいたけなどのきのこ全般)
い...いも(さつまいも・じゃがいも・こんにゃくなど)
ま...豆類(納豆・味噌・豆腐・小豆など)
ご...ごま
わ...わかめ(ひじき・もずく・めかぶなどの海藻全般)
や...野菜
さ...魚
し...しいたけ(えのき・なめこ・まいたけなどのきのこ全般)
い...いも(さつまいも・じゃがいも・こんにゃくなど)
回復食に適していない食材
回復食を摂るにあたって注意しておきたいのが、断食後は動物性たんぱく質を控えた方がよいということだ。肉はもちろん、「まごわやさしい」に含まれている魚も、断食明けは3日間ほど口にしない方がよいだろう。ほかにも乳製品や小麦、脂っこいもの、甘いものは回復食に適していないため、断食明けは摂取を控えるように心がけてほしい。
ダイエット目的なら重湯・お粥は控えよう
消化のよい重湯やお粥は回復食に最適だが、ダイエット目的で断食をする場合はあまりおすすめできない。なぜなら、これらは糖質が多く含まれており、リバウンドの可能性を高めてしまうからだ。そのため、ダイエット目的で断食を行う場合は酵素ドリンクやクレンズジュースなどを回復食に選ぶとよいだろう。
結論
もともとは宗教の一環として行われていた断食だが、今ではアスリートをはじめ、数多くの方が健康のために実践している。回復食に気をつければダイエットにも効果的なので、体重が気になる方は無理のない範囲で是非試してみてほしい。なお、妊娠中の方や薬を常飲している方、体調が心配な方は医師と相談した上で断食に取り組もう。