1. メガネの種類を知ろう

フレームの形
メガネのフレームの形はさまざまなタイプがあり、どれを選ぶかによってかけたときの印象が大きく異なる。ここでは数あるフレームの中から、人気の高い5つのデザインを紹介していこう。
オーバル型
フレームがたまごのような形をしているのが特徴だ。誰もが合わせやすいデザインで、老若男女問わず人気が高い。服装や髪型を選ばず優しい雰囲気を醸し出すことができるので、温和なイメージを与えたい方におすすめだ。
ボストン型
オーバル型に少し似ているが、より都会的でオシャレな形になっているのがボストン型だ。丸みを帯びた逆三角形になっており、クラシカルな印象を与えることができる。明治~大正期にかけてはインテリ男性からの人気が高かったが、現在は若い男性を中心に人気を集めている。
ラウンド型
ラウンド型はフレームが真ん丸になっているメガネだ。若々しさやオシャレな印象を与えることからファッションアイテムとして取り入れている方も多い。アメリカの喜劇役者であるハロルド・ロイドが好んでかけていたため、ロイド型メガネと呼ばれることもある。
スクエア型
スクエア型は角に丸みがなく、長方形になっているタイプだ。ほかのデザインに比べて顔を引き締める効果が高く、知的でシャープな印象が強いだろう。ウェリントン型とともに、男性から大人気のフレームデザインだ。
ウェリントン型
スクエア型よりも少しやわらかさが残るウェリントン型は、大人っぽさを強調したいときにぴったりなデザインだ。男性からの人気も高く、落ち着いた雰囲気を与えたい方におすすめといえるだろう。
リム(枠)の形状
リムとはレンズを固定する枠のことを指す。リムの形状もフレームの形と同様にさまざまな種類があるが、どれを選べばいいのかわからないという方は、まずは基本となる以下のどれかを選んでみるといいだろう。
フルリム
フルリムはレンズ全体が囲まれているタイプで、最もスタンダードな形状だ。枠のデザインによってカジュアルに見せたり、オシャレな印象を与えたりすることができる。
フチなし(ツーポイント)
フチなしはフルリムとは対照的に、レンズが枠で囲まれていないタイプだ。顔の印象をほとんど変えないため、ナチュラルな印象を与えたい方にはおすすめといえるだろう。
ハーフリム
ハーフリムは文字通り、レンズの半分に枠がある形状を指す。一般的にレンズの上部分に枠がついているものをハーフリム、下部分に枠がついているものをアンダーリムと呼ぶことが多い。ハーフリムはフチなしのようにナチュラルな印象を与えつつ、知的な雰囲気も演出することができるため、多くの方から人気を集めている。
2. メガネ選びの基本的なポイント

メガネを選ぶ際は輪郭のバランスが崩れてしまわないように注意することがポイントだ。まずは縦・横の長さを意識して丁度よいサイズのメガネを選ぼう。
- 縦の長さ...眉毛から顎までの1/3の長さにするのがおすすめ
- 横の長さ...顔の横サイズと同じ幅、もしくはそれよりも小さい幅を選ぶのがおすすめ
また、メガネのリムは眉毛のラインに合わせると自然な印象になる。基本的には眉毛のラインと平行になるように合わせるのがおすすめだが、眉尻が上がっている方は眉山に、下がっている方は眉山と眉尻に合わせてメガネを選ぶといいだろう。
3. 自分の輪郭に合うメガネの選び方

丸顔
丸顔は輪郭をシャープに見せられるメガネがおすすめだ。スクエア型やハーフリム、フチなしタイプのメガネを選ぶとスッキリとした印象を与えることができるだろう。
三角顔
シャープなフェイスラインが印象的な三角顔は、ほかの輪郭に比べてメガネが強調されやすく、太めのフレームを選ぶと違和感のある見た目になってしまいやすい。ナチュラルな印象を与えたい方は、リム部分が少ないメガネ、もしくはフチが強調されていないオーバル型を選ぶのがおすすめだ。
四角顔
四角顔も三角顔同様、オーバル型のメガネがおすすめだが、フレームは太めのものを選んだ方がやわらかい印象を与えることができるだろう。オーバル型以外ではオシャレな印象を出すウェリントン型やボストン型も似合うのでおすすめだ。
面長顔
顔の長さが気になる面長顔は、天地幅(リムの上部分と下部分の幅)があるメガネがおすすめだ。カジュアルなコーディネートにはウェリントン型、落ち着いた雰囲気を出したい方はボストン型を選んでみるといいだろう。一方でハーフリムタイプは顔の長さが強調されるので、なるべく避けておきたいところだ。
4. メガネのメンテナンス方法

せっかく自分にぴったりのメガネを選んでも、日々の取り扱い方でレンズが汚れてしまったり、フレームが歪んでしまったりしては意味がない。ここではメガネを長持ちさせるためのメンテナンス方法について解説しよう。
メガネの基本的なお手入れ方法
- 水洗いをする。メガネは熱に弱いため、お湯で洗わないように注意しよう。
- 汚れがひどい場合はメガネ専用の洗剤もしくは中性洗剤を使ってメガネを洗う。
- ティッシュペーパーやタオルを使ってメガネの水分を拭き取る。強くこするとレンズに傷がついてしまうので、拭くときは優しく拭き取ることを意識してほしい。
- 最後にメガネクリーナーでレンズを拭き上げてお手入れ完了だ。
メガネの収納方法
メガネを使わないときは基本的に専用のケースに保管しておくことが重要だ。ケースが手元にない場合は、リムの上部分を下に向けて安定した場所に置いておこう。また、メガネはたたみ方も決まっていて、本来は左からたたむのが正解だ。右からたたむとテンプル(耳にかける部分)隙間ができてメガネが歪んでしまうこともあるので、たたみ方も意識しながらメガネを使っていこう。
結論
メガネは視力回復だけではなく、雰囲気を変えたり、オシャレとして楽しんだりすることができる便利なアイテムだ。しかし、自分の顔のバランスに合わないメガネを選んでしまうと、違和感のある見た目になってしまい、かえって格好悪くなってしまうこともある。まずはメガネを販売しているお店へ足を運んで、色々なタイプのメガネを試してみるといいだろう。自分に似合うメガネを見つけたら、汚れや歪みでオシャレが台無しにならないようにメンテナンスもしっかり行ってほしい。