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ネクタイの長さにもルールがある?マナー違反にならない結び方とは

ネクタイの長さにもルールがある?マナー違反にならない結び方とは

投稿者:オリーブオイルをひとまわし編集部

鉛筆アイコン 2020年11月19日

ネクタイは色や柄さえ間違えなければ、マナー違反にはならないと思っていないだろうか。見落としがちな方が多いが、ネクタイは長さや結び方にも実はきちんとしたルールがある。しかし、それを知らずにネクタイを結んでいると、意図せずだらしない印象を周囲に与えてしまいかねない。そこで今回は、マナー違反にならないためのネクタイの結び方について解説する。自分のネクタイの結び方が正しいかどうか、今一度確かめてみよう。

  

1. ネクタイの正しい長さと避けるべき長さとは

ネクタイは両端の幅の長さが異なり、幅が太いほうは大剣、幅が短いほうは小剣と呼ばれている。ネクタイの長さが正しいかどうかを見極めたい時は、大剣の先端の位置に注目するのがポイントだ。マナー違反にならないネクタイの長さの目安は、大剣の先端がベルトのバックルに半分かかる程度。それよりも長いとだらしなく、短すぎるとカジュアルすぎる印象を与えてしまうので注意してほしい。

ネクタイの長さが正しい位置にならない時の解決策としては、結び方を変える、鏡を見ながらネクタイを結ぶ、というのがおすすめだ。最初は長さを調整することに手こずってしまう方が多いと思うが、正しい長さでネクタイを結ぶことができれば、周囲に与える印象もさらに良くなることだろう。

2. シーンに合わせたネクタイの選び方

ビジネスシーン

ビジネスシーンにおいて派手な柄のネクタイを選ぶのは絶対にNGだ。イメージが下がるのを避けたい方は、柄の入っていない無地のネクタイを選ぶのが無難でおすすめ。柄が入っているものを選ぶ際は、模様が小さい控えめなデザインや、線が細いストライプ柄を選ぶといいだろう。

また、色は場面によって適したものを選ぶと印象がアップする。会議やプレゼンの時は情熱を感じさせる赤系のネクタイ、契約や商談の時は誠実で落ち着きのある雰囲気が出せる青系のネクタイ、飲み会や接待の時はコミュニケーションカラーと言われる黄色系のネクタイを選ぶのがおすすめだ。

オフィスカジュアルOKな会社

職場がオフィスカジュアルOKなのであれば、やわらかな印象を与えるニットタイを取り入れてみるのがおすすめだ。ニットタイは無地でもカジュアル感を出すことができ、色や柄が入っているシャツにも合わせやすい。ただ、ジーンズやチノパンを履く場合はカジュアルすぎる恰好になってしまうので、パンツがラフな時はフォーマルなネクタイを合わせたほうがいいだろう。

結婚式・二次会など

結婚式は光沢感のあるネクタイを選ぶと、華やかで上品な印象を与えることができる。定番のシルバーグレーやシャンパンゴールドなど、ゴージャス感のある色を選ぶと外さない。一方でマナー違反と見られるものは、殺生を感じさせるアニマル柄や、喪服を連想させる黒のネクタイだ。これらはお祝いの場にふさわしくないので、カジュアルなネクタイがOKとされる二次会でも選ばないように気を付けよう。

葬儀・通夜など

葬儀や通夜では弔辞用ネクタイを選ぶのが基本。弔辞用ネクタイは光沢のない黒無地と決まっている。会社帰りの場合は、葬儀や通夜に参列する前に弔辞用のネクタイに着け替えよう。

3. ネクタイの結び方のパターン

基本的な結び方は3パターン

ネクタイの結び方のパターンは数十種類にものぼるが、オールマイティに使える結び方は意外と少ない。そのため、最初はビジネスシーンから冠婚葬祭まで対応できる「プレーンノット」「ダブルノット」「セミ・ウィンザーノット」の3パターンさえ覚えておけばひとまず安心だ。もちろん、他の結び方も覚えておくとコーディネートの幅を広げられるので、基本の結び方をマスターしたら、他のスタイルにも挑戦してみるといいだろう。ただし、ビジネスシーンにおいて個性を強調する結び方はNGなので気を付けよう。

4. パターン毎のネクタイの結び方

それでは先程紹介した3パターンの結び方について解説していこう。前述の通り、ネクタイを結ぶ時はマナー違反にならない長さを意識することがポイントだ。それぞれの結び方で大剣の先端がくる位置が異なるので、ネクタイの長さに合わせて結び方を変えてみよう。

プレーンノット

結び目が小さいプレーンノットは、シーンだけではなく、様々な種類のシャツに対応できる結び方だ。基本となる結び方なので、最低でもこれだけは覚えておきたい。

結び方の手順

  • 大剣側がやや長めになるように、ネクタイを襟に通す。
  • 大剣を小剣の上にクロスさせて、そのまま時計回りに1周巻きつける。
  • 小剣の周りを1周させたら、大剣を喉元のループに下から通し、上に引っ張り抜く。
  • 引っ張り抜いた大剣を、手順2の時に出来た大剣と小剣のループに上から通す。
  • ループに通した大剣を下に引っ張り、結び目を整えて完成。

ダブルノット

ダブルノットは縦長の結び目が特徴的で、フォーマルシーンに特に適している結び方だ。プレーンノットの結び方の応用パターンなので、手順はほぼ変わらない。大剣を小剣にまわす回数が1回から2回になるだけなので、プレーンノットの結び方さえマスターすれば誰でも簡単に結ぶことができる。ただし、ダブルノットはネクタイの長さがプレーンノットよりも短くなるので、仕上がりには注意が必要だ。大剣の先端がバックルよりも上になってしまう場合は、普段使っているネクタイよりも長いものを選んで結ぼう。

セミ・ウィンザーノット

プレーンノットやダブルノットよりもさらにビジネスシーンに適しているのがセミ・ウィンザーノットだ。小さい三角形のような結び目になるのが特徴で、ネクタイの存在感を主張することができる。結び方は途中までプレーンノットとほぼ同じで、大剣を小剣にまわした後から手順が異なる。

結び方の手順

  • 大剣側がかなり長めになるように、ネクタイを襟に通す。
  • 大剣を小剣の上にクロスさせて、そのまま時計回りに1周巻きつける。
  • 小剣の周りを1周させたら、大剣を喉元のループに上から通す。
  • 下に引っ張り抜いた大剣を結び目の前に重ね、今度は首元のループの下から通す。
  • 上に引っ張り抜いた大剣を4の手順で出来たループに通す。
  • 三角形が左右対称になるように結び目を整える。
  • 小剣を下に引っ張り、結び目を上に持って来れば完成。

結論

シーンに合わせたネクタイを選んでも、結び方1つで周囲に与える印象が大きく変わってしまうものだ。特にネクタイの長さは見落としがちで、無意識にマナー違反をしている方が非常に多く見られる。相手に失礼な印象を与えたり、だらしないと思われたりしないためにも、今後はネクタイの長さや結び方に意識を向けてみてほしい。
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  • 公開日:

    2020年4月14日

  • 更新日:

    2020年11月19日

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