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体臭は食べ物で変わる!?臭い対策に良い食材と悪い食材をチェック

体臭は食べ物で変わる!?臭い対策に良い食材と悪い食材をチェック

投稿者:オリーブオイルをひとまわし編集部

鉛筆アイコン 2020年9月24日

体臭を悪化させる食べ物と聞くと、焼き肉や餃子など、にんにくを使った料理を思い浮かべる方が多いだろう。しかし、にんにく以外にも体臭を悪化させる食べ物は数多く存在していることを知っているだろうか。以前よりも体臭がひどくなったと感じている方は、ひょっとすると何気なく口にしている食べ物が原因を招いているかもしれない。そこで今回は体臭を予防する食べ物、悪化させる食べ物をそれぞれ紹介していこう。

  

1. 食べ物が原因で起こる体臭とは

食べ物が原因で発生する体臭は、大きく分けて4パターンある。

1. 食べ物の臭い成分によって起こる体臭

にんにくを始めとする特定の食べ物を口にした際は、時間の経過とともに体臭が強くなることがある。これは、にんにくなどに含まれている臭い成分「アリシン」が原因だ。アリシンは、にんにくなどを細かく刻むことによって発生する物質で、体内に吸収されると血液に溶け込む性質がある。そして血液が汗や呼気として身体の外へ排出される際に、体臭・口臭が発生してしまうのだ。

2. 食べ物の脂質によって起こる体臭

動物性脂肪が多く含まれている食材を過剰に摂取すると、体内で脂質が酸化し、体臭が発生しやすくなる。加えて、脂質の摂りすぎは皮脂の分泌量が増加するきっかけにもなりやすい。皮脂は空気に触れて酸化したり、皮膚の細菌に分解されたりするだけでも体臭を強める。中でも皮脂臭や加齢臭は皮脂との関係が深いので注意が必要だ。

3. 腸内環境の悪化によって起こる体臭

食べ物が原因で悪玉菌が増えると、腸内環境が悪化して体臭がきつくなることがある。とくに便秘が続いている時は、腸内に老廃物が溜まるため、皮膚や口から便のような臭いがしやすい。

4. 肝機能の低下によって起こる体臭

食べ過ぎや飲みすぎで肝機能が低下すると、体内でつくられたアンモニアの処理が追いつかなくなり、尿のようなツンとした体臭が発生しやすくなる。とくにたんぱく質やアルコールの過剰摂取は、肝臓への負担が大きいので要注意だ。この肝機能低下による体臭は疲労臭と呼ばれ、過労やストレス過多などによっても起こる。

2. 体臭の予防・改善に効果的な食べ物

体臭の予防・改善に効果的な食べ物は、原因によって異なる。ここでは、前述で紹介した体臭の原因に合わせ、臭いの予防・改善に効果が期待できる食べ物を紹介していこう。

臭い成分で起こる体臭に効果的な食べ物

にんにくを食べた時に発生する体臭は、臭い成分が身体の外へ排出されることで完全に臭いがなくなる。しかし、それまで待っていられない場合は、りんごやチョコレートなどを食後に食べるのがおすすめだ。りんごやチョコレートには消臭効果の高いポリフェノールが含まれており、一時的な体臭や口臭を抑えることができる。食前の場合は、臭い成分の吸収を防いでくれる牛乳やチーズを口にしておくといいだろう。ただし、牛乳やチーズは動物性脂肪が多いため、摂りすぎには注意が必要だ。

脂質の摂りすぎで起こる体臭に効果的な食べ物

脂質の多い食べ物を摂りすぎてしまった時は、とにかく皮脂の酸化を抑えることが重要だ。抗酸化作用が高いビタミンC・ビタミンE・ポリフェノールが豊富に含まれている食べ物を積極的に摂り、皮脂臭や加齢臭を予防していこう。なお、おすすめの食べ物は以下の通りだ。

ビタミンCを含む食べ物

  • 人参
  • かぼちゃ
  • ブロッコリー
  • トマト
  • キウイフルーツ
  • いちご
  • オレンジ など

ビタミンEを含む食べ物

  • オリーブオイル
  • アボカド
  • アーモンド
  • ピーナッツ
  • いわし
  • うなぎ など

ポリフェノールを含む食べ物

  • カシス
  • ブルーベリー
  • りんご
  • ごま
  • しょうが
  • 赤ワイン
  • 緑茶 など

腸内環境の悪化で起こる体臭に効果的な食べ物

腸内環境を整えるためには、乳酸菌が含まれている発酵食品や、善玉菌の餌になるオリゴ糖や食物繊維などが含まれている食べ物を積極的に摂ることがポイントだ。悪玉菌よりも善玉菌を優勢にして、臭いの元となるガスの発生を防いでいこう。

善玉菌を増やす発酵食品

  • キムチ
  • 納豆
  • ヨーグルト
  • 味噌 など

オリゴ糖を多く含む食べ物

  • 玉ねぎ
  • ごぼう
  • バナナ
  • きな粉 など

食物繊維を多く含む食べ物

  • こんぶ
  • わかめ
  • こんにゃく
  • 寒天 など

肝機能の低下で起こる体臭に効果的な食べ物

肝臓の働きを助ける食事をしたい時は、オルニチンが多く含まれている食べ物を積極的に摂っていくのがおすすめだ。オルニチンはシジミ・ヒラメ・マグロ・ぶなしめじ・えのきだけなどに多く含まれている。また、過労によって肝機能が低下しそうな時は、疲労回復に効果的な酸っぱい食べ物をぜひ口にしてほしい。とくに梅干しはアンモニア臭を防ぐだけではなく、体液をアルカリ性に傾けて体臭を改善したり、抗菌作用で口臭を予防したりする効果にも高い期待が持てる。

3. 体臭がきつくなる食べ物もチェック

肉類

肉類は体臭をきつくする代表的な食べ物だ。過剰に摂取することで、肝機能の低下も腸内環境の悪化も同時に引き寄せてしまう可能性が高い。さらに脂質も含まれているため、食べた分だけ皮脂臭や加齢臭を強めてしまう。

乳製品

動物性脂肪が多く含まれているチーズ・バター・ラードなども、肉類と同じく、アンモニアが作られたり、腸内の悪玉菌が増えたりする原因となる。また、動物性脂肪はアポクリン腺や皮脂腺からの分泌を促す作用もあるので、食べた時は内側からの臭いだけではなく、外側の臭いケアも十分に行うことが必要だ。

アリシンが含まれている食べ物

臭い成分のアリシンは、にんにく以外の食べ物にも含まれている。ネギ・ニラ・玉ねぎ・らっきょうなど、口に臭いが残りやすい食べ物はアリシンが含まれていることが多いため、食べ過ぎると一時的な体臭や口臭が発生しやすくなる。

香辛料

とうがらしやターメリックなどのスパイスは発汗作用があるため、口にすると汗を大量にかきやすい。その際、汗自体が臭うことはないが、汗の処理を怠ることによって雑菌が繁殖し、体臭が発生しやすくなるので、香辛料を食べた後は体臭ケアを徹底したほうがいいだろう。

4. 体臭は食べ物で簡単に予防できる

体臭の原因となる食べ物を見てみると、洋食で使われるものが非常に多いことがわかる。一方で、体臭の改善や予防に効果的な食べ物は、日本人に馴染みの深い「和」の食材が多い。つまり普段から和食中心の食生活を意識すれば、自ずと体臭が改善できるというわけだ。現在の食事内容が洋食寄りになっている方は、ぜひ和食に切り替えてみるといいだろう。

結論

食べ物によって体臭が発生している場合は、臭いを改善・予防する食べ物も大事だが、何よりも原因となる食べ物の摂取を減らしていくことが重要だ。肉類や動物性脂質はもちろん、脂っこい食べ物や加工食品、ジャンクフードばかりを食べている方も、ぜひこの機会に食生活を見直してほしい。
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  • 公開日:

    2020年4月16日

  • 更新日:

    2020年9月24日

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