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歯磨きの正しいタイミングは?お口のトラブルを予防しよう

歯磨きの正しいタイミングは?お口のトラブルを予防しよう

投稿者:オリーブオイルをひとまわし編集部

鉛筆アイコン 2021年8月26日

朝起きてすぐ、毎食後、就寝前など、歯磨きを行うタイミングは人によってさまざまだ。「別に時間帯にこだわらず、気になった時にすればいいだろう」と軽視している方も多いが、実は歯磨きには最適なタイミングがある。そこで今回は、口臭や虫歯などのトラブル予防に効果的な歯磨きのタイミングについて解説する。

  

1. 歯磨きのタイミングはいつがよい?

歯磨きのタイミングは意見が2つに分かれている

歯磨きといえば、食後に行うものと認識している方が多い。しかし、食後のどのタイミングで行うべきかと聞かれると、人によって答えは違ってくることだろう。同様に、食べた後の歯磨きは専門家によっても意見が異なるのが現状だ。

食べてすぐのタイミングで磨く

食後の歯の表面には、プラーク(歯垢)と呼ばれる細菌のかたまりと食べカスが付着している。このプラークは、そのままにしておくと歯に強固に付着して取れにくくなるばかりではなく、食べカスに含まれている糖質を分解して作った酸で歯を溶かしていく厄介なものだ。そのため、多くの専門家たちは食べた後すぐのタイミングで歯を磨くことを推奨している。

食後30分~1時間頃のタイミングで磨く

一方で、食後はすぐに歯を磨くのではなく、30分~1時間経ってから磨いたほうがよいという意見もある。これは、食後は口の中が酸性に傾いてしまっているためだ。歯のエナメル質が溶けやすい酸性の状態で歯磨きを行うと、力加減によっては歯の表面を傷つけかねない。そこで、唾液の力で口の中が中和される間の30分~1時間は、歯磨きを控えたほうがいいというわけだ。

とはいえ、このタイミングは「酸蝕症」にかかっている方に推奨されているもので、一般の方向けではない。したがって、食後の歯磨きは食べてからすぐのタイミングで行ったほうが、虫歯予防に効果的といえる。

朝はどのタイミングで歯磨きをするのが正解?

朝の歯磨きは朝食後に1回で済ませる方が多い。しかし朝の歯磨きは、起床後すぐのタイミングと朝食後で2回行うのが理想的である。これは、就寝中に唾液の分泌量が減ることで、口内の菌が繁殖してしまうからだ。細菌だらけの口内で朝食を摂ると、食事に含まれる糖と菌が混ざり合うため、起床時すぐに歯磨きをした方に比べて虫歯になりやすいのである。また、食べ物と一緒に菌を体内に取り入れていることになり、衛生的にもよくない。

しかし、忙しい朝は二度も歯磨きを行う余裕のない方が大勢いることだろう。そんな時は起床後または朝食後のどちらかをうがいだけで済ませてしまうのもひとつの手だ。とにかく朝はまず口内で繁殖した雑菌を外に出し、食後も菌や食べカスを取り除いていこう。

2. 歯磨きのタイミングとともに知っておきたいコツ

歯磨きのタイミングについて理解できても、きちんと歯を磨けていなければ虫歯や口臭予防にはならない。ここでは正しい歯の磨き方とともに、虫歯や歯周病などのリスクを減らす歯磨きのコツを紹介していこう。

歯ブラシの持ち方

歯ブラシの持ち方に決まりはないが、力が入りすぎてしまう方は「ペングリップ」と呼ばれる持ち方がおすすめだ。ペングリップは鉛筆を使う時と同じような持ち方で、程よい圧をかけながら歯を磨くことができる。また、手の平全体で握るよりも動かしやすいので、奥歯や歯の裏などをキレイに磨き上げたい時にもぴったりといえるだろう。

歯ブラシを動かす時のコツ

歯磨きのコツは、ブラシの先を歯の表面にしっかりと当てて、歯の形状に沿って小刻みに動かすことだ。これを意識するだけで、歯と歯の隙間や歯茎との境目にある歯周ポケットなど、プラークが溜まりやすい場所の汚れを限りなく取り除くことができる。手動はもちろん、電動歯ブラシを使っても同じように磨くことができるため、忙しくて歯磨きが雑になってしまっている方は電動歯ブラシに頼ってみるのもひとつの手だ。

3. 歯磨きの所要時間と歯ブラシの選び方は?

歯磨きの所要時間

歯磨きは最低でも3分以上磨くことが推奨されている。なぜなら、28本全ての歯を約20回ずつ磨いていくと、3分以上の時間がかかるからなのだ。ただ、あまり長い時間をかけたからといってプラークが取り除けるわけではない。かえって歯茎を傷めたりする可能性があるため、集中して丁寧に磨くことが大切である。

歯ブラシの選び方

歯ブラシの硬さは「かため・ふつう・やわらかめ」の3種類がある。口の中にこれといったトラブルがない方は、ふつうを選ぶのがおすすめだ。やわらかめやかためも選んで問題はないのだが、磨き残しがあったり、力が加わって出血したりすることもあるため、取扱いには十分注意してほしい。また、歯ブラシは1ヵ月に1回のタイミングで交換することにより、虫歯のリスクをさらに遠ざけることができる。

4. お口トラブルを避けるためにも歯磨きのタイミングを守ろう

虫歯や歯周病を防ぐためには、やはり毎食後すぐのタイミングで歯磨きを行ってほしい。しかし、仕事中や遊びに出かけている時などは、食後すぐに歯磨きをするのが難しい方も多いだろう。そんな時は、携帯用のマウスウォッシュを使うだけでもOKだ。プラークや食べカスはうがいをすることによってある程度取り除くことができる。ただし歯磨きと同様に、食後はタイミングを守ってすぐにうがいをすることがポイントだ。マウスウォッシュは口臭予防にも効果的なので、歯磨きができない時のためにぜひ用意しておいてほしい。

結論

歯磨きは適切なタイミングを知ることで、虫歯や口臭などの口内トラブルの予防により効果が期待できる。今までタイミングを気にせず歯磨きをしていた方は、ぜひこの機会に歯磨きのタイミングを意識してみてほしい。口内トラブルを防いで、快適な毎日を過ごしていこう。
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  • 公開日:

    2020年4月11日

  • 更新日:

    2021年8月26日

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