1. ワイシャツのサイズの測り方は?

手持ちのワイシャツのサイズが合わない人や、以前と比べて体型が変わったと感じている人は、まず自分の正しいサイズを知ることから始めてみよう。一番のカギとなるポイントは「首まわり」と「裄丈」だ。ほかにもサイズを測った方がよい部分はあるが、この2ヵ所はとくに採寸を間違えないように注意してほしい。
首まわりのサイズの測り方
首まわりのサイズは、喉仏のやや下あたりが基準となる。喉仏のやや下から首の付け根を通るようにメジャーをまわし、首の太さを測ってみよう。
裄丈のサイズの測り方
裄丈のサイズは、首の後ろの付け根から肩先、肘を通り、手首の付け根にある骨の部分までの長さとなる。採寸は手を自然に下した状態で測ることがポイントだ。メジャーを伸ばしながら体のラインに沿って測らなくてはならないので、自分で採寸するのではなく、周りの人に頼んでサイズを測ったほうがよいだろう。
そのほかのサイズの測り方
肩幅・胸周り・胴回りなどのサイズは、首まわりと裄丈で適切なサイズを選べば大体合うようにつくられている。そのため、首まわりと裄丈以外は必ずしも採寸する必要はない。しかし、体型が気になる人は、やはり測っておいたほうが安心してワイシャツを選ぶことができるので、各パーツで採寸したい箇所がある人は事前にサイズを確認しておくとよいだろう。
肩幅
片方の肩の付け根から首の頸椎(首の骨が出ている部分)を通り、もう片方の肩の付け根までの長さを測る。
胸まわり
片方の脇のすぐ下を基点とし、水平に胸のまわりを一周させて採寸する。
胴まわり・おなかまわり
おへそのすぐ下を基点とし、水平におなかのまわりを一周させて採寸する。
手首まわり
手首の左右にある骨の出っ張り部分を通過するようにメジャーを一周させてサイズを測る。
着丈
着丈のサイズを測る際は、裄丈の採寸とするときと同様、自然に腕を下した状態で計測する。測る長さは首の付け根から中指の先までだが、実際に斜めに測るのではなく、大体指先がこのあたりにくるだろうというポイントに合わせて垂直に測る。
2. ワイシャツのサイズ感はどれぐらいが適切?

首まわりや裄丈の長さを測り終えたら、今度は自分の体型に合った適切なワイシャツのサイズを覚えよう。
首まわりの適切なサイズ
首まわりの適切なサイズは、ワイシャツの第一ボタンを留めて、隙間に指が1~3本入るぐらい余裕のあるものだ。数字でいえば、先ほど採寸したサイズよりも1~3cm長いサイズが適切なサイズといえる。ジャストサイズは+2cmだが、ワイシャツをタイトに着こなしたい人は+1cm、逆にゆとりがほしい人は+3cmの長さがあるサイズを目安にして選ぶとよいだろう。なお、ワイシャツを選ぶ際に首まわりのサイズが記載されていない場合は、以下のサイズを参考にしてほしい。
ワイシャツのサイズと首まわりのサイズ
Sサイズ:37cm
Mサイズ:39cm
Lサイズ:41cm
LLサイズ:43cm
Mサイズ:39cm
Lサイズ:41cm
LLサイズ:43cm
裄丈の適切なサイズ
裄丈の長さは、ジャケットを上から羽織った際にワイシャツが手首から1~2cm見えるぐらいが理想的だ。とはいえ、ワイシャツはクリーニングや洗濯で縮んでしまうため、試着だけで購入するのはNG。きちんと長さも確認しておこう。おすすめとしては首まわりと同じように、実寸サイズよりも2cmほど長さを加えたものを選ぶことだ。もう少しゆとりが欲しい人は長さを3~4cm足したサイズを選んでもよいだろう。
そのほかの適切なサイズ
肩幅
肩幅は長さを加えず、実寸通りのサイズで選ぶのがおすすめだ。ただし、オープンカラーなどのカジュアルなシャツを選ぶ場合は、重ね着をすることも想定して1~2cm長さを足しておいたほうがよい。
胸まわり
胸まわりは実寸サイズよりも15~20cmゆとりがあるものがジャストサイズとされている。首まわりや裄丈で選べば大体同じぐらいのゆとりがある。
胴まわり・おなかまわり
胴まわり・おなかまわりは実寸サイズよりも10~15cmゆとりがあるものがジャストサイズとされている。首まわりや裄丈で選べば同等のゆとりがあるサイズにたどり着くが、肥満気味の人やウエストサイズが気になる人は、もう少し長さのあるサイズを選ぶのがおすすめだ。
手首まわり
手首まわりは実寸サイズに+1cm長さを加えたサイズがおすすめだ。腕時計をする場合はもう少しゆとりを持たせるとよいだろう。
着丈
着丈の長さは実寸サイズ+何cmというよりも、お尻が隠れるぐらいの長さを選ぶのがおすすめだ。実寸サイズを基準として選び、あとは実際に試着してサイズを決めるとジャストサイズのワイシャツに巡り合えるだろう。
3. 豊富なサイズから選べるおすすめブランド

はるやま
はるやまはビジネスシーンに最適なスーツからシューズ、アクセサリーまで多数のアイテムを取り揃えている紳士服ブランドだ。近年ではアイロン掛け不要のシャツ「アイシャツ」が登場し、ビジネスマンの頼れるブランドとして注目を集めている。販売されているワイシャツは首まわり37cmのSサイズから首まわり47cmの4Lサイズまで、豊富なラインナップとなっているため、体が大きめの人でも自分に合ったワイシャツを見つけやすいといえるだろう。
ユニクロ
ユニクロはファストファッションブランドでありながら、ワイシャツのサイズが紳士服ブランドばりに豊富であることが特徴だ。オンラインストアのみでの取り扱いとなるが、ワイシャツのサイズは何とXSから4XLまで展開している。さらに、ユニクロはオンラインストア、マイユニクロ限定で、裄丈のサイズ補正にも対応しており、より自分の体型に合ったワイシャツを手に入れることができる。
スーツセレクト
スーツセレクトは紳士服のコナカでおなじみの株式会社コナカが展開している若年層向けのスーツブランドだ。サイズはもちろん、色・柄・襟型の種類も豊富なので、体型だけではなく、自分の好みに合わせてシャツを選ぶことができる。若者向けのブランドというだけあり、販売されているワイシャツの価格も手頃で買い求めやすい。セット購入するとさらにお得になるので、ビジネスシーンとカジュアルシーン、それぞれに合わせてシャツを選んでみてはいかがだろうか。
結論
できるビジネスマンたるもの、やはり着用するワイシャツは自分の体型にぴったりフィットするものを選んでおきたいものだ。採寸してもらってワイシャツを購入した場合でも、年数が経っている場合はサイズが変わっていることもあるので、自分の体型を再確認したほうがよいだろう。適切なサイズを選んで、ワイシャツをスマートに着こなそう。