1. 歯磨きにかける時間は?

正しい歯磨きの所要時間は明確に決まっていないが、目安としては3分程度、もしくはそれ以上がよいとされている。何故それぐらいの時間をかける必要があるのかというと、正しい磨き方を行った場合、口内の汚れを全て取り除こうとすると、必然的に3分以上の時間がかかってしまうからだ。
とはいえ、毎回の歯磨きできっちり時間を計る必要はない。本当に大事なのは、どのぐらいの時間歯磨きを行ったかということではなく、どれだけ丁寧に磨いたかがポイントになる。そのため、汚れがしっかり落とせていれば、時間は目安より短くなってしまっても問題はない。
とはいえ、毎回の歯磨きできっちり時間を計る必要はない。本当に大事なのは、どのぐらいの時間歯磨きを行ったかということではなく、どれだけ丁寧に磨いたかがポイントになる。そのため、汚れがしっかり落とせていれば、時間は目安より短くなってしまっても問題はない。
2. 歯磨き時間が長すぎると起こること

歯垢や磨き残しは口内トラブルを招く原因だが、一方で磨きすぎも歯や歯茎の状態を悪化させてしまう元になる。たとえば、歯磨きに時間をかけすぎて歯茎に余計な刺激が加わると、歯肉が肥大化したり、歯茎の位置が下がったりしやすい。どちらも見た目が悪くなってしまうので、歯磨きに時間をかけすぎている方は注意が必要だ。
同時に、歯磨きの時間が長いと、エナメル質が剥がれる「摩耗症」のリスクも高くなる。摩耗症は知覚過敏の一歩手前ともいえる症状であるため、すでに歯が染みることがある方はとくに気を付けなくてはならない。
歯はある程度の汚れが落ちると、それ以上はどれだけ長く磨いてもほとんど状態が変わらない。時間をかけただけ汚れが落ちるという考えは間違った認識なので、一定時間が過ぎたら、だらだらと続けずにすぐ歯磨きを終えよう。時間の間隔がわからなくなりがちな「ながら磨き」もNGだ。
同時に、歯磨きの時間が長いと、エナメル質が剥がれる「摩耗症」のリスクも高くなる。摩耗症は知覚過敏の一歩手前ともいえる症状であるため、すでに歯が染みることがある方はとくに気を付けなくてはならない。
歯はある程度の汚れが落ちると、それ以上はどれだけ長く磨いてもほとんど状態が変わらない。時間をかけただけ汚れが落ちるという考えは間違った認識なので、一定時間が過ぎたら、だらだらと続けずにすぐ歯磨きを終えよう。時間の間隔がわからなくなりがちな「ながら磨き」もNGだ。
3. 歯磨きをする時間帯は食後からどのぐらい?

食後の歯磨きは、基本的に食事を終えてから30分以内に磨くのが鉄則といえる。なぜなら、食後の歯磨きを怠ることにより、口内の虫歯菌が食べかすを分解して酸を作り出すからだ。この酸には歯を溶かす力があり、増加することで虫歯のリスクを高める危険性がある。
加えて、食後は虫歯菌などの細菌が歯に付着し、プラーク(歯垢)を形成するため、すぐにブラッシングをして取り除かなくてはいけない。歯磨きを怠ってプラークが石灰化すると、ブラッシングでは落とせない歯石に変化してしまい、歯科での歯石除去が必要となる。
一方、口内が酸性に傾いている「酸蝕症」の方は、食後から30分程度の時間を置いて歯磨きをするように推奨されている。ただし、この場合は食後といっても酸性食品を摂取した後だ。これは、酸蝕症の人が酸性食品を摂取した直後に歯を磨くことで、歯のエナメル質が削れやすくなってしまうと考えられているためだ。とはいえ、時間が経過するとプラークが増加することに変わりはないので、食後はなるべく早く歯を磨いたほうがよいといえるだろう。
加えて、食後は虫歯菌などの細菌が歯に付着し、プラーク(歯垢)を形成するため、すぐにブラッシングをして取り除かなくてはいけない。歯磨きを怠ってプラークが石灰化すると、ブラッシングでは落とせない歯石に変化してしまい、歯科での歯石除去が必要となる。
一方、口内が酸性に傾いている「酸蝕症」の方は、食後から30分程度の時間を置いて歯磨きをするように推奨されている。ただし、この場合は食後といっても酸性食品を摂取した後だ。これは、酸蝕症の人が酸性食品を摂取した直後に歯を磨くことで、歯のエナメル質が削れやすくなってしまうと考えられているためだ。とはいえ、時間が経過するとプラークが増加することに変わりはないので、食後はなるべく早く歯を磨いたほうがよいといえるだろう。
4. 正しい歯磨きの方法もチェック

口の中のプラークをしっかり取り除くことができていれば、正しい歯磨きができているといえる。正しい歯磨きのポイントは鉛筆持ちで歯の表面にしっかりブラシを当てて小刻みに磨くことだ。鉛筆持ちは必要以上の力が加わらず、歯や歯茎を傷めなくて済む。また、歯ブラシは基本的に歯と垂直になるように当てることが鉄則だが、プラークが溜まりやすい歯間や歯茎との境目は、ブラシの面や角度を変えて1本ずつ丁寧に磨いていこう。
デンタルフロスや歯間ブラシで仕上げ
歯磨きだけで取りきれない汚れがある場合は、デンタルフロスや歯間ブラシを活用して仕上げを行おう。歯ブラシが届きにくいところにケア用品を使うと、いつもよりもさらに細かい汚れを取り除くことができる。虫歯や歯周病の予防効果も高めるため、できれば1日1回は仕上げに使ってみてほしい。ただし、デンタルフロスや歯間ブラシは強引に使用すると歯茎から出血してしまうこともあるので、取扱いには十分注意してほしい。
結論
歯は見た目とは裏腹にとてもデリケートなものであるため、ついついお手入れに時間をかけてしまう方が多い。しかし、長時間の歯磨きは歯にダメージを与える原因にもなりかねないため、ある程度の汚れを落としたら終了してOKだ。歯磨きは時間よりも質を優先し、正しく丁寧に磨いていこう。