2023年5月24日目次
- 1. 男性でも悩んでいる「いちご鼻」とは
- 2. いちご鼻の原因は「角栓」か「メラニン」
- 3. 角栓が増える原因に！男性によくある誤ったスキンケア方法とは
- 4. いちご鼻の改善方法｜洗顔と保湿の正しいやり方
- 5. 角栓ケアはクレンジングオイルでもできる
- 6. いちご鼻をパックやピーリングで改善する方法と注意点
- 7. いちご鼻は美容皮膚科へ相談するのもおすすめ
- そもそもスキンケアをしていない
- 洗顔時に皮膚を強く擦っている
- 洗顔料を泡立てずに洗っている
- 熱いお湯で顔や泡を洗い流している
- 洗顔のあとに保湿をしていない
- 爪の先などで無理やり角栓を取り出すクセがある
- 乾いた清潔な手にクレンジングオイルを取る
- Tゾーン（額と鼻）にのせて顔全体に馴染ませる
- 目元や口元などにも優しく丁寧に馴染ませる
- ぬるま湯で優しく、汚れとクレンジングオイルを洗い流す
1. 男性でも悩んでいる「いちご鼻」とは
そもそもいちご鼻とはどのような状態なのだろうか？「いちご」というと赤い色をイメージしてしまうが、鼻の頭が赤い状態を指す言葉ではない。
鼻の頭にできるブツブツした点状の黒ずみ
いちご鼻とは、鼻の頭にブツブツした点状の黒ずみができた状態を指す言葉だ。「不潔」「不衛生」「生活習慣が乱れている」「スキンケアに無頓着」など、ネガティブな印象を与えてしまうことがある。会話をする際はとくに相手から目に付きやすい部分であるため、発見したら速やかに対処したい。
2. いちご鼻の原因は「角栓」か「メラニン」
いちご鼻には大きく2つのタイプがあり、それぞれ原因が異なる。
角栓が詰まった
いちご鼻の原因となる黒ずみは、毛穴に詰まった角栓（皮脂）であることが多い。本来、角栓は白っぽいが、空気に触れて酸化し汚れと混ざることで黒くなる。
男性は女性よりも皮脂腺が発達しているため乾燥・紫外線・肉や揚げ物中心の食生活・喫煙・飲酒・加齢などで皮脂が過剰に分泌される傾向がある。女性に比べてスキンケアがおろそかになりがちな点も理由のひとつだ。
メラニンが沈着した
角栓が詰まっていないのに毛穴が黒っぽくなる「メラニン毛穴（毛穴シミ）」と呼ばれるタイプも存在する。洗顔時にゴシゴシと強く擦ったり、紫外線対策をとっておらずダメージをダイレクトに受け続けたりすることで、メラニンが生成されやすくなる。
ターンオーバーが乱れるとメラニンが排出され切らずに残ってしまい、やがて沈着して黒ずみとなってしまうのだ。こちらは角栓と違い、触れてもとくにザラザラ感などがない。
3. 角栓が増える原因に！男性によくある誤ったスキンケア方法とは
角栓が増える原因のひとつに「間違ったスキンケア」が挙げられる。いちご鼻が気になる男性はとくに、自己流で一生懸命顔を洗うことで悪化するケースがある。以下のようなスキンケアは誤った方法とされているので、自分が当てはまらないかチェックしてみよう。
いちご鼻を悪化させるおそれがある誤ったスキンケア方法
いかがだろうか？このようにスキンケアを怠ったり、皮膚に過度な刺激を加えたりするのが習慣化されている男性は、いちご鼻になりやすいor悪化しやすいので注意しよう。
4. いちご鼻の改善方法｜洗顔と保湿の正しいやり方
いちご鼻を改善するには、正しい洗顔と保湿のやり方を身につけることがなによりも重要だ。以下で詳しくお伝えするので、ぜひ参考にしていただきたい。
1．洗顔前に蒸しタオルを顔に当てて毛穴を開く
洗顔する前に、毛穴をしっかり開いておこう。具体的には、事前に蒸しタオルを用意して3分間ほど顔にのせておく。軽く絞った濡れタオルを、電子レンジ（500W）で10〜30秒程度温めるとほどよい蒸しタオルができる。加熱直後は熱くなっているおそれがあるため注意しよう。
2．洗顔料をよく泡立ててから顔を洗う
毛穴が開いたら、よく泡立てた洗顔料で顔を洗おう。泡立てネットを使うのがおすすめだ。鼻に泡をのせたら、優しくクルクルとマッサージするように洗う。このとき指ではなく、泡で洗うことを意識するとよい。その後、30℃前後のぬるま湯で優しく泡が残らないようにすすぐ。
3．保湿をする
洗顔後の保湿ケアも欠かせない。これを怠ると「肌のうるおいが足りない」と認識し、皮脂が必要以上に分泌されてしまうからだ。洗顔後は速やかに化粧水でうるおいを補給し、保湿クリームなどでふたをするように心がけよう。
5. 角栓ケアはクレンジングオイルでもできる
いちご鼻の原因である角栓をケアする方法として、もうひとつ「クレンジングオイル」を使うのもおすすめだ。一般的にメイク落としに使われるが、角栓や黒ずみなどを落とす際も役立つ。2〜3日に1回の頻度でクレンジングをしてみよう。
クレンジングを使った角栓ケアのやり方
以上がクレンジングオイルを使ったスキンケアだ。とくに難しいことはないので、慣れてしまえば習慣化できる。いちご鼻の改善や予防のためにもぜひ取り入れてみよう。
6. いちご鼻をパックやピーリングで改善する方法と注意点
市販のいちご鼻改善アイテムとして、角栓を除去する「毛穴パック」や「ピーリング剤」などがある。これらは使い方を誤ると肌にダメージを与えるおそれがあるため注意が必要だ。
角栓をまとめて除去できる「毛穴パック」
専用のシートやクリームをつけて、角栓や古い角質を一気に取り除く美容アイテムだ。一度に広範囲の角栓を取り除けるのが魅力だが、剥がす際に肌にダメージを与えるおそれがある。パッケージに記載された使用方法や注意点、使用頻度は必ず守ることを心がけよう。
肌へのダメージが少ない「ピーリング」
超音波などの力で古い角質や毛穴の汚れを取り除く美容アイテムだ。水と超音波を使った「ウォーターピーリング」などがある。力を入れてゴシゴシ擦ると肌にダメージを与えてしまうため注意しよう。やはり取扱説明書の使い方などを参考に、優しく丁寧にケアすることだ。
7. いちご鼻は美容皮膚科へ相談するのもおすすめ
洗顔方法や保湿方法を見直してもいちご鼻が改善しないときは、美容皮膚科や美容診療に対応したメンズクリニックに相談するのもよいだろう。医療機関では、いちご鼻のような黒ずみを改善するにあたって、肌の状態や希望などに応じた施術を提案してくれる。まずはホームページを探してみて、気になる医療機関で相談してみよう。
結論
男性のいちご鼻を改善するには、正しいスキンケアを身につけることが先決だ。正しい洗顔や保湿に取り組むだけでも肌の状態は改善され、鼻の黒ずみも徐々に減っていく可能性がある。クレンジングオイルもおすすめだ。いちご鼻の改善方法はいくつもあるので、できるところから取り入れてみよう。
監修医師プロフィール：鈴木三奈先生
鈴木三奈 東京ブランシェクリニック医師
美容外科、美容皮膚科歴12年にて様々な肌のお悩みにむきあい、寄り添ってきました。自身も小さいころから肌が弱く、自身も肌のトラブルに悩んだ経験が多いため的確な治療アドバイスに定評があります。多くの方に正確で確実な治療を提案することを使命としております。クリニック公式サイト
美容外科、美容皮膚科歴12年にて様々な肌のお悩みにむきあい、寄り添ってきました。自身も小さいころから肌が弱く、自身も肌のトラブルに悩んだ経験が多いため的確な治療アドバイスに定評があります。多くの方に正確で確実な治療を提案することを使命としております。クリニック公式サイト
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