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効果的なサウナの入り方は?入浴方法から注意点まで徹底解説

効果的なサウナの入り方は?入浴方法から注意点まで徹底解説

投稿者:オリーブオイルをひとまわし編集部

鉛筆アイコン 2021年10月 1日

昔は“おじさんの娯楽の場”というイメージが強かったサウナだが、近年は若者や女性のサウナ利用者も増えてきていることをご存じだろうか。現代人にとって今やサウナは健康管理に欠かせないツールとなっている。サウナを利用することで一体どんな効果を得られるのか、正しい入浴方法や注意点も交えながら解説していこう。

  

1. サウナで期待できる健康効果

健康管理をする上で意識したいことの1つに体温調整が挙げられる。しかし現代人は暖房やクーラーなどの普及によって、体温調整機能が低下しつつある。温度に対する感覚が鈍くなると、身体の反応も弱くなってしまう。そこで体温調節機能を活性化させるために活用したいのが、80~90度の熱気浴で身体を温めるサウナだ。サウナで体温調整機能が活性化されると、以下のような効果が期待できる。

ウイルス感染予防

サウナで身体を温めると、HSP(ヒートショックプロテイン)が生成される。HSPとはストレスなどによって壊された細胞を修復してくれるタンパク質のことである。HSPが増えれば増えた分、壊れた細胞が再構築されていくため、身体の免疫力を高めることができる。つまり、風邪をひきにくい健康的な身体をつくることが期待できるのだ。

血行促進

サウナの高い温度が肌に触れると、血管が拡張して血行が促進される。血行促進は肩こりや腰痛、冷え性などの改善にも効果的だ。また、サウナに入浴しているときは血流が安静時の約2倍にまで上昇し、血中の酸素濃度も高くなる。酸素は疲れの原因となる乳酸を分解する効果があるため、サウナは疲労回復の効果をアップさせたいときにもおすすめだ。

自律神経を整える

サウナと水風呂(もしくは水シャワー)を併用することを交代浴という。この入浴方法は自律神経を刺激する効果があり、身体の機能調整の改善に効果がある。さらに自律神経が整うことで、ストレス緩和・安眠効果・うつ症状改善・リラックス効果なども得ることができるといわれる。

汗腺機能の活性化

体温が上昇すると全身の汗腺が活性化されて汗をかきやすくなる。身体の老廃物は汗とともに排出されるため、サウナに入って汗をたっぷりかけばニキビ予防や肌荒れ対策にも役立つこと間違いなしだ。また、汗腺の活性化は体温調整機能の活性化にもつながり、適正な体温を維持できる身体に立て直すことも期待できる。

2. アルコール摂取後はサウナに入ってもOK?入浴前の注意点

サウナを快適に利用するためには、いくつかのことに注意しなくてはならない。例を挙げるとすれば、入浴前の飲酒である。サウナ付きのホテルや温泉旅館に宿泊した際は、飲酒後にサウナを利用してアルコールを早く抜く人もいることだろう。しかし、サウナに入る前にアルコールを摂取するのは絶対にやめてほしい。なぜなら飲酒後はアルコールの利尿作用によって脱水症状を起こしやすいからだ。アルコール摂取後の脱水症状は、頭痛や吐き気を引き起こす上に、血中のアルコール濃度を上昇させてしまうため大変危険である。サウナを利用する場合は、入浴前にうっかりお酒を飲んでしまわないように注意が必要だ。

同じように、食後すぐにサウナを利用するのも健康面でみればおすすめできない。食事を済ませた後にサウナを利用する際は、1~2時間ほど時間をあけるように注意しよう。

3. 汗を流そう!効果的なサウナの入り方

交代浴

前述でも触れた通り、交代浴はサウナの熱気と冷水を交互に浴びる入浴方法を指す。自律神経を整えたいとき、低血圧を正常に戻したいとき、筋肉痛を早く回復させたいときにおすすめだ。

反復浴

反復浴は短時間サウナに入ったら一旦外に出て身体を冷まし、体温がある程度下がったら再びサウナに入って汗を流す入浴方法だ。交代浴と似ているが、水風呂や水シャワーを利用しないことが大きな違いだ。他の入浴方法より汗が出てくるため、ダイエット目的でサウナを利用している人におすすめしたい。ただ、汗を出して体重が減るのは一時的なことなので、食事改善や運動も取り入れていくことが必要だ。

漸増浴

漸増浴は低温のサウナに入って徐々に温度を上げていく入浴方法だ。心臓が弱い人や高血圧気味の人は、この入浴方法が適しているといえるだろう。また、低温のままゆっくり入る低温浴は、美肌づくりをしたい人や不眠症の人におすすめだ。

4. サウナで汗をかいたら水分補給も忘れずに

サウナは1回入浴するだけで多くの汗が出るので、入浴後はついつい水分を欲してアルコールに手が伸びてしまいそうになるが、まずは1杯の水を飲むことを心がけよう。ビタミンやミネラルを一緒に摂取するのであれば、フレッシュジュース等もおすすめだ。なお、入浴中に摂取した水分は汗となってすぐ排出されてしまうため、水分補給は入浴の後がベストなタイミングだと言えるだろう。

結論

サウナの本場・フィンランドでは、生後数ヵ月からサウナを経験するぐらい、健康維持のための文化として深く根付いている。ここ最近は日本でもサウナ愛好家が増えてきているため、今後サウナによる健康法はさらに注目を集めていくだろう。汗をかくことが少なくなったと感じたら、是非サウナに立ち寄って健康的な汗を流してみてはいかがだろうか。
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  • 公開日:

    2020年5月28日

  • 更新日:

    2021年10月 1日

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