目次
- 1. 「断食」にはどんな効果があるのか?
- 2. 「断食道場」とは?
- 3. 日本各地の断食道場のおすすめ9選
- 4. 断食道場で提供される主なサービスとは?
- 5. 断食道場のスケジュールは?
- 6. 断食道場を選ぶときのポイントは?
- 7. 断食が不安な方や初めての方には「断食道場」がおすすめ
- 酵素断食コース
- 半断食コース
- リフレッシュコース
- お手伝いプラン
- 全コース1泊10,000円
- 初回は入会金が必要、ハイシーズンは料金アップ、お手伝いプランは別料金など
- ファスティングコース
- プチファスティングコース
- 27,500円〜
- コースおよび施設(本館or百年杉館)などによって変動など
- 本館:日曜日〜6泊プラン、土曜日〜1泊の体験プラン
- 養生館:月曜日〜6泊プラン、金曜日〜2泊の週末プラン
- 高原館:木曜日〜3泊プラン、金曜日〜2泊の週末プラン
- 17,325円〜
- コースおよび施設で変動、初回料5,500円、ハイシーズン中の料金アップなど
- フレンチマクロビプラン
- ファスティング(断食)プログラム
- グラスフェッドビーフプラン
- オーダーメイドプラン
- シーズナルプラン
- 25,300円〜
- プログラムにより変動、シングルユースはプラス料金など
- ファスティング体験プラン
- ファスティングウイーク(2泊または3泊)
- おこもりファスティングプラン(2泊3日〜6泊7日まで1泊ずつ)
- ラグジュアリーファスティングプラン
- 15,000円〜
- コースや日数により変動、ハイシーズン料金アップなど
- 週末限定 温泉ジュース断食プラン(1泊2日〜3泊4日)
- 新春 温泉ジュース断食(1/1〜1/3のみ)
- ジュース断食 in 蓼科(プチ断食、断食)
- 13,200円〜
- コースにより変動あり
- スタンダードプラン:1日3食、固形食・流動食
- 半断食プラン:1日2食、固形食
- 断食プラン:1日3食、流動食
- 11,000円〜
- プランや宿泊日数により変動、オプションにより変動など
- 基本プログラム(2泊3日〜5泊6日まで)
- ロングステイプラン(6泊以上20泊まで)
- お試しプチ断食プラン
- 15,000円〜
- プログラムやプランにより変動、ハイシーズンは料金アップなど
- ファスティングコース(5泊6日〜)
- デトックスコース(2泊3日〜)
- 13,750円〜
- 滞在日数により変動、冬期は別途暖房費、累計による割引システム(最大20%OFF)など
1. 「断食」にはどんな効果があるのか?

そもそも断食にはどういった効果があるのか、なぜ断食をする方が増えているのか、なぜ断食道場なるものが存在するのかなど、ごく基本的なところから解説していこう。
断食とは
一般的に、水や食事などを一切摂取せず長時間絶食することを「断食」と呼んでいる。「ファスティング」という言葉もあるが、両者は基本的に同じ意味と思ってよい。ある宗教におけるいわば行事のひとつとしておこなわれることもあるが、近年では健康促進やダイエット、美容やエイジングケアなどさまざまな目的で断食をする方も増えている。
断食の効果
デトックス効果
身体は毎回の食事で消化・吸収・排出をおこなうが、排出が間に合わずに体内に残るものがあると「老廃物」となる。断食をすることによってそうした老廃物が排出される。すなわちデトックスできるというわけだ。
内臓機能の回復効果
断食をすることで、日々働き続けている内臓を休ませることができる。それにより内臓機能を回復させる効果が期待できる。たとえば腸の機能が回復すると便秘の改善につながるといった具合だ。
ダイエット効果
断食中、摂取カロリーを抑えられるのはもちろんだが、代謝も上がる。脂肪が燃焼されやすくなり、ダイエット効果が期待できるのである。内臓機能の回復により便秘が改善されれば、お腹まわりもすっきりするだろう。
食習慣の改善効果
断食を経験すると、身体によい食事を意識するようになるといわれている。少量で満足できるようになったり、薄味を好むようになったりする方もいるなど、食習慣に良い意味で変化が見られることが多いといわれている。
2. 「断食道場」とは?

では「断食道場」とは何なのだろうか?
文字通り「断食」をするための施設
断食道場とは、専門家の指示のもとで断食をおこなう施設のことだ。専用の施設を構えている道場のほか、ホテルや温泉宿、寺などを施設としている道場もある。また道場によって用意されているプログラムや付帯サービスなども異なる。
断食道場を利用するメリット
独学で正しくやり抜くことが難しい断食も、道場のプログラムに沿えば無理なくこなせる。同じ目的意識を持った方が集まるため、やり遂げやすいといったところも大きなメリットだろう。専門家がいるので、ふとした疑問をその場で解決できてしまうのも利点だ。
断食は厳しい?修行のようなイメージがあるが...
「断食」も「道場」もなにやら「修行」を彷彿とさせるイメージがあるかもしれない。だが断食道場での断食は、外界を遮断して黙々と耐えるような修行のようなものではないので安心してほしい。もちろん自分次第ではあるが、後述するようにさまざまなプログラムが用意されており、むしろ「旅行感覚で利用できた」「楽しく断食できた」という感想を抱く方も多いという。
なお各施設とも「断食道場」といったネーミングはあまり使っていない。ファスティングホテル、プチ断食、酵素ファスティングなど、(実際そこまでではないはずだが)ハードそうな印象を受けないようなネーミングが多い。
3. 日本各地の断食道場のおすすめ9選

断食道場は日本中に点在する。すべてを紹介することはできないが、いくつかピックアップしておすすめを紹介しよう。なお以下はいずれも2022年1月31日時点での情報だ。また一部をピックアップして紹介しているため、詳しい情報および最新情報については各施設の公式ホームページでご確認いただきたい。
リフレッシュの森|埼玉県
断食の「成功法則」に沿ったコースを設定し、成功へと導いてくれる断食道場だ。都心から1時間半と通いやすい。16種類の無料講座(アクティビティ)が用意されているなど、充実した日々を送れるだろう。
【コース】
【料金】
公式サイト
アイウェルネス 伊豆高原ファスティングホテル|静岡県
1973年創業、ファスティングホテルの先駆けとなったのがこちらの施設だ。初めての方向けに「体験コース」が用意されているほか、完全個室で滞在中の自由度が高いのもうれしい。プレミアムプランではスパやマッサージもセットになっている。
【コース】
【料金】
公式サイト
やすらぎの里|静岡県
日本初「リフレッシュ型」の断食道場として25年ほど前にオープンしたのがこちら。当初は八ヶ岳であったが20年前より伊豆高原に移転している。「食事・運動・リラックス・自然環境」を大切にしており、口コミやリピーターが多いという人気の断食道場のひとつだ。
【コース】
【料金】
公式サイト
ホテル クアビオ|群馬県
2008年、日本で初めて誕生したウェルネスリゾートがホテルクアビオだ。標高1,200mの大自然に囲まれた静かなエリアで、日本3大名湯のひとつ「草津の湯」の源泉かけ流しを体験できる。春夏秋冬、いつ訪れてもその季節を楽しめるのも大きな特徴だ。心身ともにとにかくリフレッシュしたい方におすすめしたい。
【コース】
【料金】
公式サイト
那須陽光ホテル|栃木県
ミネラルジュースを飲みながら実践する「無理のない断食」が特徴のホテルだ。1日4杯、毎回異なるジュースを用意してくれるので飽きる心配もない。管理栄養士が常駐しているほか、回復食もその管理栄養士がプロデュースしている。1日2lの水分補給が那須の天然温泉アルカリイオン水というのもうれしい。
【コース】
【料金】
公式サイト
八ヶ岳縄文天然温泉 尖石の湯|長野県
週末に断食できる「温泉ジュース断食プラン」のほか、曜日問わず取り組める「ジュース断食 in 蓼科」など、あらゆるニーズに対応できるコースが用意されている。蓼科では本格的な断食とプチ断食を選べる。尖石の湯の源泉は、高いデトックス効果や利尿効果のある「サルフェート」の含有量が国内最大級であるという。
【コース】
【料金】
公式サイト
ホリスティックスペースジャパン|和歌山県
吉野熊野国立公園内に建っている、_滞在型のホリスティック医療施設およびリゾートホテルだ。利用する人の目的によって_治療所にもなるし、保養所や断食道場、リゾートホテルにもなるという万能型の施設である。美容やダイエットなど目的別にさまざまなオプションが用意されているのも特徴だ。
【コース】
【料金】
公式サイト
ヘルスピア倉敷|岡山県
ファスティング目的で滞在する場合、室内で過ごす時間が長くなることを考慮して広めの部屋を用意してくれる。やや標高が高めのため、部屋からは街並みを一望できるほか、夜は水島工業地帯の美しい夜景も楽しめる。美容やダイエット、エイジングケアなどが目的で訪れる方が多いという。
【コース】
【料金】
公式サイト
三調家|佐賀県
目的別に「ストレッチ」「サイクリング」「温泉」「ヨガ(瞑想)」「酵素ジュースの講習&実習」などさまざまなプログラムを用意している断食道場がこちら。酵素学について学んでおけば自宅に帰ってからも生かせるだろう。長期滞在も可能など、本格的なダイエットやデトックスを望む方にもおすすめだ。
【コース】
【料金】
公式サイト
4. 断食道場で提供される主なサービスとは?

紹介してきたように、施設によって断食道場のサービス内容はさまざまだが、以下のような基本サービスはどこも同じ(似た)ようなところだろう。
準備食
断食本番に向けて、身体を慣らすための準備として摂る食事だ。おかゆやスープ、野菜や果物など普段の食事よりも少なめで消化によいものが用意される。
ドリンク
断食期間中は、固形物の代わりに酵素ドリンクやスムージー、水などで必要な栄養素と水分を補給する。
回復食
断食終了後、固形物の食事に身体を慣らすために摂るのが回復食である。準備食同様、最初は少なめで消化のよいものが用意され、徐々に通常の固形物の食事に戻していく。
アクティビティ
断食中も楽しめるよう、無料または有料でさまざまなアクティビティが用意されている。スポーツで身体を動かしたり、陶芸やヨガを体験したり、温泉や観光、散歩なども楽しめたりする。
5. 断食道場のスケジュールは?

断食のスケジュールは大きく「準備期間」「断食期間」「回復食期間」で構成されている。施設によって多少異なるが、2泊3日で断食道場を利用した場合のスケジュールの例を紹介しよう。
1日目(準備期間)
チェックイン後、各種説明やカウンセリングなどを受ける。夕方(準備食)を摂って就寝する。
2日目(断食期間)
起床後、就寝までの時間を酵素ドリンクやスムージー、水などを摂りながら過ごす。自由時間は各種アクティビティで楽しむ。滞在日数が増える=断食期間が増えると思っておこう。
3日目(回復食期間)
起床後、回復食を摂ってチェックアウトする。しばらくの間、食事は消化のよいもを摂取し徐々に量を増やしていく。
6. 断食道場を選ぶときのポイントは?

日本全国に数ある断食道場の中から、自分に合う断食道場を選ぶためにはどうすればよいのだろうか?入所したあとに後悔することのないよう、じっくりリサーチと検討を重ねることが大切だ。
目的を明確にする
断食をする目的が明確であることがなによりも重要である。「デトックスをしたい」「体内をリフレッシュさせたい」「精神を鍛えたい」「体質を改善したい」「ダイエットがしたい」など、自分の目的を書き出し、それに見合うプログラムが用意されている断食道場を選ぼう。
予算・日程・場所を確認する
予算や日程はある程度調整がつくかもしれないが、とくに重要なのが場所だ。リピートするのであれば通いやすい場所がよいし、ちょっとした旅行気分を味わいたいなら足を延ばしてみるのもよい。また施設がホテル、温泉宿、お寺などどのタイプなのか確認しておくことも忘れないようにしよう。
付帯プログラムやサービスを確認する
断食以外にもさまざまなアクティビティを用意しているところが多い。自分が興味を持てそうなプログラムやサービスを提供しているか、といったところも確認しておこう。
自分が無理なく取り組めそうかを確認する
「初心者にも優しそう」「仲間と交流できそう」「個室でリラックスして過ごせそう」「文字通り修行のように取り組めそう」など、自分が断食道場で求める過ごし方ができそうかどうかも重要なポイントになる。
まとめると「自分の目的に沿っており、かつ楽しんで(無理なく)断食できそうな施設」といったところになるだろう。
7. 断食が不安な方や初めての方には「断食道場」がおすすめ

自宅で一人で断食するのは難しいことが多い。誘惑も多いし、普段と同じ環境では体が習慣を覚えているので、夕方になると一気に空腹を感じはじめるといったこともある。そもそも正しい断食のやり方であるかどうかも、不安なところだ。
セルフ断食に失敗してしまった経験がある方はもちろん、断食初心者の方はとくに、最初こそ断食道場に通い、正しい知識ややり方を身につけてからセルフにチャレンジするといった流れもよいだろう。
なにより断食道場は同じ目的意識を持った仲間が集う場所である。一人ではやり遂げにくいこともきっとうまくいくはずだ。
結論
「断食に挑戦したいが一人では不安」という方はぜひ、断食道場を利用してみてはいかがだろうか?専門家考案のメニューで正しく断食ができるうえ、体調の変化や悩みを相談できたり、くじけそうな気持ちを相談できたりする環境は心強い。旅行気分で楽しめる施設も多いので、ぜひ参加してみるとよいだろう。