目次
1. ヨーグルトがダイエットに効果的な理由は?

さまざまな栄養素が含まれていて、体によいといわれるヨーグルト。ダイエットにどんな効果があるのだろうか。
乳酸菌
ヨーグルトは牛乳に乳酸菌を入れて作る。ヨーグルトを食べると、ヨーグルトの中の乳酸菌が腸内の善玉菌を増やし、悪玉菌を抑制して腸内環境を整える。腸内環境が整うことで腸の動きもよくなり、便秘の解消や余分な脂肪蓄積の予防、基礎代謝量の向上などの効果が期待でき、ダイエットにつながるわけだ。
カルシウム
ヨーグルトはカルシウムが豊富だ。最近の研究では、カルシウムを多く摂取することと体重や体脂肪の低減には、相関関係があるかもしれないという報告がされているようだ。確かな結論は出ていないが、研究がすすむことを期待したい。
ビタミンB2
ヨーグルトにはビタミンB2も多く含まれている。ビタミンB2には三大栄養素(糖質、脂質、タンパク質)の代謝を助ける働きがあり、とくに脂質代謝の促進に深くかかわっているので、ダイエットに効果的なのだ。
2. 朝?夜?ヨーグルトダイエットに効果的なタイミングは?

ヨーグルトの効果をより高めるためには、食べるタイミングも大切である。ダイエットへの効果が期待できるタイミングは、いつなのだろうか。
朝か夜か
ダイエットに効果的なのは、夜ヨーグルトだ。22時から深夜2時くらいは腸の活動が最も盛んになる時間帯で、腸のゴールデンタイムと呼ばれる。その時間に合うように、就寝の2~3時間前にヨーグルトを食べれば、腸の活動を後押ししてダイエットにつながるのだ。
朝ヨーグルトは便秘がちな方におすすめ。ヨーグルトが排便を促し、便秘解消の効果が期待できる。
朝ヨーグルトは便秘がちな方におすすめ。ヨーグルトが排便を促し、便秘解消の効果が期待できる。
食前か食後か
ダイエットが目的なら食前がおすすめ。食事前にヨーグルトを食べれば、その分お腹が満たされて食事量を減らせるのだ。
便秘解消には食後のほうが効果的である。乳酸菌は胃酸に弱いため、より多くの生きた乳酸菌を腸に届けるには、胃酸が薄まっている食後にヨーグルトを食べるほうがよいのだ。
便秘解消には食後のほうが効果的である。乳酸菌は胃酸に弱いため、より多くの生きた乳酸菌を腸に届けるには、胃酸が薄まっている食後にヨーグルトを食べるほうがよいのだ。
3. 混ぜるだけで簡単!おからヨーグルトのダイエット効果は?

ヨーグルトダイエットには、おからパウダーをプラスするのがおすすめだ。おからヨーグルトの効果や作り方を解説しよう。
おからパウダーとは
おからパウダーは、豆腐や豆乳を作る際にできる生おからを乾燥させたもの。糖質が少なく食物繊維やタンパク質などの栄養素も豊富で、ダイエットフードとしても人気である。粉末なので保存や持ち運びも簡単。水分を加えると4~5倍にふくらんで腹もちもよい。においや味もあまりないので、料理やドリンクにも気にせず使えるだろう。
ヨーグルトとおからパウダーの相乗効果
ヨーグルトの乳酸菌は、腸の中で善玉菌を増やして腸内環境を整える。善玉菌は食物繊維をエサとして活発に働くので、食物繊維が多いおからパウダーは効果的なのだ。
善玉菌が食物繊維を分解する際に作り出す短鎖脂肪酸には、脂肪の蓄積を防いだり燃焼を促進する働きが期待されている。ヨーグルトとおからパウダーは、乳酸菌の効果を高めたり短鎖脂肪酸を増やせる、ダイエットに効果的な組み合わせなのだ。
善玉菌が食物繊維を分解する際に作り出す短鎖脂肪酸には、脂肪の蓄積を防いだり燃焼を促進する働きが期待されている。ヨーグルトとおからパウダーは、乳酸菌の効果を高めたり短鎖脂肪酸を増やせる、ダイエットに効果的な組み合わせなのだ。
おからヨーグルトの作り方
【1回分の分量】
無糖ヨーグルト 大さじ8(120g)
おからパウダー 大さじ2
これをよく混ぜるだけだ。混ぜた状態でも冷蔵庫で約1週間は保存可能なので、ヨーグルトとおからパウダーを4:1の割合でまとめて作ってもよいだろう。そのまま食べるのはもちろん、味や食感に変化がほしい場合はフルーツやナッツなどを少量混ぜるのもおすすめだ。料理やドリンクに混ぜたり、オイルと酢を混ぜればドレッシングも作れる。
無糖ヨーグルト 大さじ8(120g)
おからパウダー 大さじ2
これをよく混ぜるだけだ。混ぜた状態でも冷蔵庫で約1週間は保存可能なので、ヨーグルトとおからパウダーを4:1の割合でまとめて作ってもよいだろう。そのまま食べるのはもちろん、味や食感に変化がほしい場合はフルーツやナッツなどを少量混ぜるのもおすすめだ。料理やドリンクに混ぜたり、オイルと酢を混ぜればドレッシングも作れる。
4. ヨーグルトと味噌の組み合わせもダイエットにおすすめ!

ダイエットに効果的な短鎖脂肪酸を増やすには、野菜のヨーグルト味噌漬けもおすすめだ。ぬか漬けのような味わいの、ヨーグルト味噌漬けの効果や作り方を解説しよう。
野菜のヨーグルト味噌漬けがおすすめな理由
味噌はヨーグルトと同じ発酵食品であり、乳酸菌が豊富。ヨーグルトと味噌の乳酸菌が、腸内で善玉菌を増やすのだ。そして、野菜の食物繊維が善玉菌のエサとなり、ダイエットに効果的な短鎖脂肪酸を作り出すのである。
野菜のヨーグルト味噌漬けの作り方
保存容器に、ヨーグルトと味噌を1:1の割合でよく混ぜたヨーグルト味噌床を入れ、適当な大きさに切った野菜を入れてなじませ、冷蔵庫で半日から1日程度置けば完成。水でさっと洗い流して食べよう。野菜の種類によっては、漬ける前に塩もみしたり、レンジで少し温めたり、軽くゆでるなどの下処理をするとよい。
結論
ヨーグルトダイエットは、腸内環境を整えて健康的にやせられる、おすすめのダイエット方法だ。おからパウダーを混ぜたり味噌といっしょに野菜を漬けたりと、柔軟な食べ方ができるので取り組みやすいだろう。ヨーグルトでヘルシーダイエットに挑戦しよう。