- 1. 肘の黒ずみの原因
- 2. 肘の黒ずみの治し方は?セルフケア方法3選
- 3. 肘の黒ずみの悪化を防ぐ方法や予防方法は?
- 4. 肘の黒ずみケアにおすすめの商品3選
- 5. それでも解消しない肘の黒ずみは皮膚科で相談を
- 6. 肘の黒ずみは地道なケアが大切
1. 肘の黒ずみの原因
肘の黒ずみの原因はいくつかあるが、たとえば次のようなことが考えられる。
日常的な摩擦や圧迫などの刺激
机に肘をつく、頬杖をつく、無意識に強くこするなど日常生活で受ける「摩擦による刺激」は肘の黒ずみの原因となる。刺激によりメラニンが過剰生成され、やがてシミのように色素沈着を起こす。その結果、肘の皮膚が徐々に黒ずんでしまうというわけだ。
刺激から皮膚を守るために角質が厚くなり、ほかの皮膚よりも硬くゴワついた感触になることもある。
ターンオーバーの乱れによる古い角質残り
皮膚の細胞が生まれ変わる一連のサイクルをターンオーバーという。ターンオーバーが正常であれば、生まれ変わるタイミングで古い角質が剥がれ落ちるときにメラニンも排出される。だがターンオーバーが乱れると、排出しきれず残ってしまうことがある。
刺激が繰り返されてメラニンが過剰生成された場合も、排出しきれずに残ったメラニンが色素沈着を起こしてしまう。
保湿不足などによる乾燥
肘はもともと皮脂腺が少なく乾燥しやすい部位である。バリア機能が低いため外部の刺激を受けやすい。保湿ケアなどが不十分だと刺激により黒ずみが発生しやすくなることも考えられる。
2. 肘の黒ずみの治し方は?セルフケア方法3選
肘の黒ずみは治せるのだろうか?セルフケアとそのポイントを解説しよう。
スクラブを使って古い角質を落とす
ドラッグストアで手軽に手に入るアイテムを使う方法だ。肘の黒ずみを消すには角質を除去する必要がある。その際におすすめなのがボディスクラブやピーリングジェルといった、古い角質をこすり取るアイテムだ。
入浴中にマッサージすると、古い角質がやさしく除去され少しずつだが透明感ある肘を取り戻せるだろう。皮膚への負担を軽減するためゴシゴシこするのはNGかつ週1回程度にしよう。
オイルやクリームを使ってたっぷり保湿をする
角質ケアをしたあとの皮膚は敏感なのでしっかり保湿をしよう。ボディオイルやクリームをたっぷり塗り、ターンオーバーを促進して皮膚を生まれ変わらせるのだ。
市販の美白アイテムでケア
美白効果のある市販のクリームで保湿をするのもおすすめである。ハイドロキノンやトラネキサム酸、あるいはビタミンC誘導体などは美白効果が期待できるとされている。こうした成分を含む美白アイテムを活用してみよう。
また尿素には、古い角質を柔軟にして除去しながら肌に潤いを与える働きがある。角質ケアと保湿が同時にできるため、尿素配合クリームを塗るケアでも効果は期待できるだろう。
重曹を使おうと考えている方はご注意
重曹を使って黒ずみを落とす方法も紹介されているが、重曹のパッケージを確認し、用途に人体への使用が記載されていなければ控えよう。どういった作用や結果をもたらすかが不透明だし、万が一被害が出ても補償などはされないはずだ。
3. 肘の黒ずみの悪化を防ぐ方法や予防方法は?
肘の黒ずみがこれ以上悪化するのを防ぐためにできること、そもそも黒ずんでしまうのを予防する方法などを解説する。といっても、原因を排除していけばよいだけなので難しくはない。
日常的な摩擦や圧迫などの刺激を減らす
肘の黒ずみを防ぐには、原因である摩擦刺激を少なくすることが大切だ。肘をつく、頬杖などのクセに気をつける、身体を洗うとき強くこすらない、肘がこすれるようなタイトな服は避けるなど日常のちょっとした習慣を見直すことが予防となる。
肘をつきやすい方は、肘を摩擦から守る「肘用サポーター」を使うのもいいだろう。ジェル入りで肘に潤いを与えるサポーターなどもあるので、黒ずみ予防を徹底したい場合におすすめである。
しっかり保湿をして乾燥対策をする
お伝えしたように、肘はただでさえ皮脂腺が少なく乾燥しやすい部位である。このため顔と同じように肘もしっかり保湿をして刺激から守ってあげよう。朝晩はもちろん、保湿クリームを持ち歩いてこまめに保湿するといった方法もおすすめだ。
ターンオーバーをできるだけ乱さない食事や生活習慣も大切
ターンオーバーが正常に機能すれば、皮膚に沈着したメラニンを排出しやすくなる。食事や睡眠といった生活習慣の乱れがある方は、ぜひこれを機に見直してみよう。たとえば食事なら、皮膚のもととなるたんぱく質、あるいは代謝を促すビタミンなどは不足なく摂取したい。
4. 肘の黒ずみケアにおすすめの商品3選
セルフケアで肘の黒ずみを改善したい方におすすめの商品を紹介しよう。迷ったときはこれらを参考にしてみてはいかがだろうか。
小林製薬「クロキュアEX」
摩擦やターンオーバーの乱れなどで黒ずんでしまった肘や膝のザラザラを改善する薬だ。ターンオーバーを助け、黒ずんだ角質を除去する効果が期待できる。
花王「アトリックス 尿素10%クリーム」
尿素10%とビタミンEが配合されたクリームだ。潤い成分が角質に浸透して水分を保持してくれる。肘はもちろん、膝やかかとなどのガサガサにもおすすめ。
サボン「ボディスクラブ グリーン・ローズ」
スクラブで古い角質を除去し、ミネラルと美容成分が角質まで浸透して潤いを保つ。ボタニカルオイルによるバリアで皮膚が滑らかになるという。
5. それでも解消しない肘の黒ずみは皮膚科で相談を
セルフケアでも肘の黒ずみが改善されない、あるいは短期間で高い効果を得たいという場合は、皮膚科に頼るのもひとつの手だ。
ピーリングなどの自由診療が受けられる
原則として保険適用外、すなわち自由診療ではあるが、皮膚科または美容皮膚科などでは美白レーザーや医療用美白成分の導入、ケミカルピーリングといった施術が受けられる。ダウンタイムも少なく、1回10,000〜30,000円ほどが相場である。
「夏までにどうしても肘の黒ずみを除去したい」といった目標がある方は、皮膚科を訪ねてみるのもよいだろう。
6. 肘の黒ずみは地道なケアが大切
長年の摩擦によってできた黒ずみや分厚くゴワゴワになった肘は、簡単には元に戻らない。今回紹介したセルフケアも、効果が現れるまで2週間〜1カ月は最低でもかかるといわれている。改善したいと思ったときから地道にセルフケアを継続することが大切だ。
結論
肘の黒ずみは、摩擦によって皮膚が刺激されることが大きな原因である。肘の黒ずみが目立つという方は、無意識でも肘に何らかの刺激を与えることが多いのではないだろうか?本稿でお伝えしてきた原因および予防方法、そしておすすめ商品なども参考にしていただき、ぜひとも白くてキレイな肘を取り戻してほしい。