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花粉で肌荒れが起こるって本当?症状が出たらひどくなる前に対策を

花粉で肌荒れが起こるって本当?症状が出たらひどくなる前に対策を

投稿者:オリーブオイルをひとまわし編集部

鉛筆アイコン 2020年5月11日

春・秋の花粉シーズンは、鼻水・くしゃみ・目のかゆみなど、いわゆる[花粉症]に悩まされる方が多い。そんな中、最近では花粉症の一般的な症状だけでなく、なぜか肌荒れが起こってしまう方も増えてきている。一体なぜ、花粉によって肌荒れが起こってしまうのだろうか。今回は花粉による肌荒れの原因や対策方法について解説する。

  

1. 花粉による肌荒れの症状

花粉のシーズンだけに肌荒れがひどくなる場合は「花粉皮膚炎」である可能性が高いといえる。花粉皮膚炎とはその名の通り、花粉が肌に付着することによって起こる炎症のことだ。近年ではくしゃみや目のかゆみと並ぶ、花粉症の代表的な症状になりつつある。この肌荒れは、花粉が飛散する時期に発症し始め、シーズンが終わると同時に症状が治まってくるのが特徴だ。

花粉による肌荒れの症状としては、軽いかぶれ・赤み・かゆみ・湿疹・発赤・ひどい乾燥、ヒリヒリとした痛みなどが挙げられる。症状の軽さは人によってさまざまだが、ひどい場合は普段使っているスキンケア用品が使えなくなるほど、強い痛みや刺激を感じるようになる。

アトピー肌や敏感肌の方は、バリア機能が低下している状態であるため、花粉に反応しやすく、このような肌荒れが起こる可能性が高い。生活に支障をきたすほどの肌荒れが起こった場合は早めに病院を受診したほうがいいだろう。

また、花粉による肌荒れは、主に顔や首、目の周りなど、肌が露出する部分に多く見られる。とくに皮膚が薄い目の周りは、花粉によるかゆみで無意識にこすってしまうため、バリア機能が低下して症状が強く出やすい。

2. 花粉で肌荒れを起こす原因

花粉によって肌荒れが起きる原因は、バリア機能の低下とアレルギー反応が大きく関係している。

通常、肌の表面にある角質層では日々新しい角質がつくられており、一定の期間が過ぎると、古い角質が垢となって剥がれ落ちる。しかし皮膚に花粉が付着すると、身体が異物を排除するように肌に働きかけるため、出来たばかりの角質まで一緒に排除されてしまう。そのため、花粉の季節は新しい角質の生産が追い付かず、肌のバリア機能が低下しやすい状態なのだ。さらに追い打ちをかけるように花粉が肌に付着することで、花粉が体内に侵入し、アレルギー反応を起こしてしまう仕組みだ。

3. 花粉で肌荒れした時の対策方法

花粉によって肌荒れが起こった場合は、正しい対策で症状を緩和することが重要だ。間違ったケアで症状が悪化すると、肌荒れがさらに治りにくくなるので注意してほしい。ここでは、花粉で肌荒れした時の正しい対策方法をいくつか紹介していこう。

帰宅後すぐに顔を洗う

肌が露出している部分は花粉がついてかゆみが出やすいので、帰宅後はできるだけ早く洗い流すことがポイントだ。入浴の際に洗顔をする場合は、お湯を使ってしまいがちだが、熱いお湯は肌のバリア機能低下に繋がるため、なるべく水、またはぬるま湯で顔の花粉を洗い流してほしい。

かゆみがひどい場合は、冷たい水を使うと症状を和らげることができる。また、花粉を洗い流す時はゴシゴシ洗いをしないように注意することも重要だ。力を入れて肌をこすると角質層が剥がれてしまい、肌の状態が余計に悪化する。優しく洗っても花粉は十分落ちるので、なるべく摩擦を抑えて洗顔をしよう。

保湿でバリア機能の低下を防ぐ

肌の乾燥はバリア機能低下の大きな要因だ。花粉から肌を守るためにも、洗顔後は化粧水やクリームでしっかり肌の保湿を行おう。鼻のかみすぎで皮が剥けてしまったり、花粉の影響で肌がヒリヒリしたりするときは、ワセリン入りのクリームや低刺激の化粧水を使うのがおすすめだ。普段使っている化粧水やクリームがしみる時は、無理をせず別のものを使おう。

肌はかゆくてもかかずに我慢する

花粉による肌荒れでかゆみを伴う場合は、保冷材で冷やすと症状を和らげることができる。また、病院で処方されるかゆみ止めを使うのも効果的だ。一方で、肌をかきむしったり、叩いてかゆみを分散させたりするのは絶対にやめてほしい。肌に余計な刺激を与えてしまうと、ますます肌荒れが悪化し、かゆみも一層強くなってしまう。

症状が気になる場合は病院を受診する

花粉による肌荒れの症状は、花粉以外の肌荒れ症状と変わりないため、自分で判断するのが難しい。原因が花粉以外の場合、自己判断で花粉皮膚炎用の薬を塗ってしまうと大変なことになってしまうため、花粉皮膚炎と確信できないのであれば、病院を受診するのがおすすめだ。

4. 花粉で肌荒れしないための予防策

正しいスキンケアをする

日頃から正しいスキンケアを心がけることで、バリア機能の低下を防ぎ、花粉による肌荒れを予防することができる。とくに花粉の季節は、顔だけでなく、首などの露出部分もしっかり保湿するのがおすすめだ。また、エアコンのつけっぱなしは肌の乾燥でバリア機能を低下させてしまうため、加湿器と併用するなどして湿度を維持するように心がけよう。

花粉との接触を避ける

外出時はマスクやメガネを着用し、なるべく花粉との接触を避けるように心がけよう。花粉は肌だけではなく、髪にも付着するので、頭部の花粉予防は帽子の活用がおすすめだ。また、この季節は衣類にも花粉が付きやすいので、洗濯物を干す場合は室内干しを行い、コート類などの選択できないものは空気清浄機の近くにかけて保管しておくといいだろう。

結論

化粧をする女性と違い、男性は肌が無防備になるので花粉が付着しやすい。そのため、シーズン真っ只中になると、ひどい肌荒れに悩まされる方が増えてくることだろう。とはいえ、花粉による肌荒れは、たとえひどい花粉症だとしても、肌のバリア機能が正常であればそう簡単には起こらないものだ。花粉が飛散する時期だけではなく、日頃から正しいスキンケアを行ってバリア機能を高めていこう。
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  • 更新日:

    2020年5月11日

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