1. ドライヤーで冷風を髪にあてる「効果」は?
ドライヤーの冷風は使わないという方や、効果的に使えていない方は多い。冷風の効果を知れば、正しい冷風の使い方がわかるはずだ。
キューティクルを引き締める
キューティクルとは、髪の表面をおおっているうろこ状の部分で、外の刺激から髪を守る役割がある。キューティクルは開いたり閉じたりするが、開いた状態では髪内部の水分が失われたり、キューティクルがはかれやすくなったりするのだ。
風呂上がりの濡れた髪はキューティクルが開いた状態で、ドライヤーの温風で乾かしても開いたままだが、熱が冷めていくことで徐々にキューティクルも閉じていく。温風後のまだ熱い髪にドライヤーで冷風をあてれば、一気に冷やしてキューティクルを閉じ、引き締めることができるのだ。引き締まったキューティクルは、髪の乾燥や傷みを防ぐだけでなく、手ざわりがよくツヤのある美しい髪になるのである。
風呂上がりの濡れた髪はキューティクルが開いた状態で、ドライヤーの温風で乾かしても開いたままだが、熱が冷めていくことで徐々にキューティクルも閉じていく。温風後のまだ熱い髪にドライヤーで冷風をあてれば、一気に冷やしてキューティクルを閉じ、引き締めることができるのだ。引き締まったキューティクルは、髪の乾燥や傷みを防ぐだけでなく、手ざわりがよくツヤのある美しい髪になるのである。
髪のクセを抑える
髪は、温めるとやわらかくなり、冷やすと固まるという性質がある。温めればクセを伸ばしたり流れを作ることができ、冷やせばそれを固定できるということである。
ドライヤーの温風で髪を乾かす際には、髪をグチャグチャにしながら乾かすのではなく、クセを伸ばしてスタイルを作りながら乾かすとよい。最後に冷風をあてて固定させれば、髪のクセや広がりを抑えられ、寝ぐせもつきにくくなるので、朝のスタイリングがラクになるだろう。
ドライヤーの温風で髪を乾かす際には、髪をグチャグチャにしながら乾かすのではなく、クセを伸ばしてスタイルを作りながら乾かすとよい。最後に冷風をあてて固定させれば、髪のクセや広がりを抑えられ、寝ぐせもつきにくくなるので、朝のスタイリングがラクになるだろう。
2. ドライヤーで冷風をあてるおすすめの「割合」
ドライヤーの冷風には大きな役割があり、温風で乾かした後、最後に冷風で仕上げればよいことはおわかりいただけただろう。しかし、温風でどれくらい乾かして、冷風をどの程度あてればよいのかがわからない方も多いのではないだろうか。
髪を乾かすときのドライヤーの使い方は「温風8割・冷風2割」がベストである。温風は速く乾かせるが、髪が乾きすぎてパサついてしまうなど、髪へのダメージは大きくなる。8そこで、割程度乾いたら冷風に切り替えることで、髪の乾燥を防いでツヤのある髪に仕上がるのだ。ドライヤーは「温風8割・冷風2割」で乾かそう。
髪を乾かすときのドライヤーの使い方は「温風8割・冷風2割」がベストである。温風は速く乾かせるが、髪が乾きすぎてパサついてしまうなど、髪へのダメージは大きくなる。8そこで、割程度乾いたら冷風に切り替えることで、髪の乾燥を防いでツヤのある髪に仕上がるのだ。ドライヤーは「温風8割・冷風2割」で乾かそう。
3. ドライヤーで「温風と冷風をあてる正しい方法」
髪のダメージを少なくし、ヘアスタイルを整えやすくするには、ドライヤーを正しく使って髪を乾かすことが重要だ。以下、髪を乾かす手順と、温風と冷風の正しい使い方を解説しよう。
1.タオルドライする
ドライヤーでのダメージを減らすためにも、なるべく速く乾かせるよう、髪の水分はタオルでしっかりとふき取っておこう。ただし、ゴシゴシこすると頭皮や髪を傷めることになるので、やさしく頭皮マッサージをするようなイメージで行うことが大事だ。
ドライヤーの熱や乾燥から髪を守るには、タオルドライ後のタイミングで洗い流さないトリートメントなどを使うのがおすすめである。
ドライヤーの熱や乾燥から髪を守るには、タオルドライ後のタイミングで洗い流さないトリートメントなどを使うのがおすすめである。
2.ドライヤーの温風で乾かす
ドライヤーの温風で、根元はしっかりめに、毛先は少ししっとり感が残る程度に乾かす。ドライヤーを細かく揺らして、手で髪をかき分けながら根元に向けて温風をあてよう。
髪全体が5割程度乾いてきたら、クセを抑えたりシルエットを整えることを意識しながら、8割くらいまでを目安に乾かしていく。髪が熱くなり過ぎると傷みの原因になるので、ドライヤーは20cmくらい離し、同じ部分に集中して温風があたらないように気を付けよう。
髪全体が5割程度乾いてきたら、クセを抑えたりシルエットを整えることを意識しながら、8割くらいまでを目安に乾かしていく。髪が熱くなり過ぎると傷みの原因になるので、ドライヤーは20cmくらい離し、同じ部分に集中して温風があたらないように気を付けよう。
3.ドライヤーの冷風で仕上げる
温風でほぼ乾かせたら、残りを冷風で乾かして仕上げていく。手やブラシを使い、クセを伸ばしてストレートにしたいときは髪を引っ張るようにしながら冷風をあて、ボリュームを抑えたい場合は押さえながら上から冷風をあてる。ボリュームを出したい場合は髪を持ち上げて根元に冷風をあてるとよい。
冷風を下からあてると、髪のダメージやシルエットの崩れの原因になるので、冷風は上から、または横からあてるようにしよう。
冷風を下からあてると、髪のダメージやシルエットの崩れの原因になるので、冷風は上から、または横からあてるようにしよう。
4. ドライヤーで「冷風のみで乾かす」のはNG?
ドライヤーの冷風には髪によい効果があるし、風呂上がりに温風を使うのは暑いし、冷風だけで乾かしてしまおうと思う方もいるだろう。しかし、冷風だけで髪を乾かすのはおすすめできない。
冷風だけではなかなか乾かないため、半乾き状態になりがちだが、頭皮が濡れていると雑菌が繁殖しやすく、髪も傷みやすい。冷風だけでしっかり乾かせたとしても、長時間冷風にあたった髪はかたくゴワゴワした質感で、乾燥してパサパサになってしまう。温風を使って短時間で乾かし、冷風で仕上げるのが、髪にとってはベストなのだ。
冷風だけではなかなか乾かないため、半乾き状態になりがちだが、頭皮が濡れていると雑菌が繁殖しやすく、髪も傷みやすい。冷風だけでしっかり乾かせたとしても、長時間冷風にあたった髪はかたくゴワゴワした質感で、乾燥してパサパサになってしまう。温風を使って短時間で乾かし、冷風で仕上げるのが、髪にとってはベストなのだ。
結論
ほとんどのドライヤーには冷風機能がついているが、冷風が髪の健康やスタイリングに必要な機能だからだ。冷風の使い方を知らなかった方も、この記事を参考にして温風と冷風を使いこなし、上手に髪を乾かしてもらいたい。