目次
1. 夏も冬も「脇汗の対策」は必須?脇汗がひどいと悩む男性も多い

汗の臭いや脇の汗じみは、自分だけではなく周囲にも不快感を与えてしまうのが問題だ。スメハラといった事態にならないためにも、季節にかかわらず脇汗対策はしっかり取るべきである。
脇汗は精神面が原因のことも多いため、一人で悩みを抱えてしまう方もいるが、今は便利なグッズも多い。自分に合った対策法を見つけることが重要となる。。
脇汗は精神面が原因のことも多いため、一人で悩みを抱えてしまう方もいるが、今は便利なグッズも多い。自分に合った対策法を見つけることが重要となる。。
2. 脇汗対策の前に知ろう「汗が多い原因」とは?

脇汗を大量にかくタイプには特徴がある。まずは汗が多い原因や、臭ってしまう原因を理解しよう。
汗には2種類ある
汗腺には、全身に分布し、暑さや運動などで体温が上がったときにサラサラの汗を分泌する「エクリン腺」と、ワキやデリケートゾーンなどに分布し、ワキガの原因となる臭う汗を分泌する「アポクリン腺」の2種類がある。脇には2種類の汗腺が混在するため、必然的に汗の量が多いのだ。
汗のかき方も問題
暑さや運動によって体温調整のためにかく汗(温熱性発汗)は、無臭である。しかし緊張や不安によってかく汗(精神性発汗)は、アポクリン腺から分泌され、臭いがある。そのため緊張でかいた汗は臭いやすい。
また「緊張で脇汗が止まらない」といった経験を持つ方は、そのトラウマによりさらに精神性発汗を起こしやすくなるという悪循環に陥ることもある。
また「緊張で脇汗が止まらない」といった経験を持つ方は、そのトラウマによりさらに精神性発汗を起こしやすくなるという悪循環に陥ることもある。
あまりにひどい場合は「多汗症」かも
顔の汗が止まらなかったり、物が持てないほど手汗がひどい方は、多汗症の可能性もある。日常生活に支障が出る場合は専門の病院の受診を検討しよう。
3. 脇汗にしたい「正しい対策」家にあるものも使える

脇汗対策には、「発汗」と「臭い」両方の予防が必要だ。最も手軽なのが市販の制汗剤を使う方法。ほとんどの制汗剤にはデオドラント(防臭)効果も含まれており、脇汗と臭いの両方をケアできる。
制汗剤を種類別に活用しよう
脇汗がひどい方は、まず「クリーム・ジェルタイプ」の制汗剤がおすすめだ。朝一度塗るだけで脇にピッタリと密着し、汗と臭いに長時間ふたをしてくれる。次に効果が期待できるのが、「スティック・ロールオンタイプ」。密着度も高く、外出先でも簡単に塗り直せるのがメリットだ。手軽さで選ぶなら「スプレー」「拭きとりシート」などを活用するとよい。
家にあるもので脇汗対策できる?
「オロナイン」がワキガに効くという噂があるが、オロナインにはクロルヘキシジングルコン酸塩という殺菌成分が含まれるため、脇の常在菌を殺菌して臭いを抑える効果が期待できる。ただし効果は一時的である。
また、食用の「焼ミョウバン」には毛穴収れん作用と殺菌作用があり、汗・臭いを抑制する効果がある。水100㏄に対し5gほどのミョウバンを溶かすと制汗剤として利用できる。
また、食用の「焼ミョウバン」には毛穴収れん作用と殺菌作用があり、汗・臭いを抑制する効果がある。水100㏄に対し5gほどのミョウバンを溶かすと制汗剤として利用できる。
緊張で汗をかく人は、開き直る練習を
精神性発汗には、焦りをコントロールするロゴセラピー(開き直り療法)も有効だ。「汗なんて大したことではない」と自分に思い込ませることで、汗が減少するケースがある。
多汗症の人は「ボトックス治療」
多汗症と診断されたなら、発汗を麻痺させるボトックス注射が最善だ。ボトックス注射は美容外科などで受けられ安全性も確立している。「汗が出る」という不安が解消され、精神的な効果も大きい。
4. 脇汗の「染みが付いた後の対策」でおすすめの方法は?

脇に汗染みができてしまったら、漂白剤を使って落とすことができる。まず、シミに普通の液体洗剤を直接かけて汚れを浮かせておく。その後40~50℃のお湯を張った洗面器に漂白剤を10mlほど溶かし、1時間ほど衣服を浸けおきしよう。浸けおき後は、いつも通り洗濯をすればシミが落ちる。
5. 脇汗が多い時や染み対策に「インナー」も?メンズ用もおすすめ

脇の汗染みで悩んでいる方には、「脇汗パッド」や「パッド付インナー」が救世主だ。大量に汗をかいても、吸水性の高いシートがしっかり汗を吸い込みブロックしてくれる。脇汗パッド付のインナーにはメンズ用もあるので、ぜひチェックしてみてほしい。
6. 脇汗対策には「良い生活習慣」も必須

脂質の多い食事はアポクリン腺を活発にする。アルコールやカフェイン、辛い食事も発汗を促すため控えたほうがよい。有酸素運動で日常的に汗をかくことも、汗を臭いにくくするよい方法である。さらに良質な睡眠、ストレスを溜めない、朝晩のシャワーでしっかり汚れを落とすなど、日々の習慣で脇汗や臭いは緩和できる。
結論
最も手軽で効果的な脇汗対策は、市販の制汗剤を使うことだ。とくに汗や臭いのひどい方は、制汗クリームやジェルで汗の出口をピッタリ塞いでしまうのがおすすめである。脇の汗を止めても、汗はほかの部分から排出されるので健康に害はない。脇汗パッドなども活用すればかなり有効な対策になるので、試してほしい。