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立体視画像で視力回復は可能?立体視の仕組みやトレーニング法を解説

立体視画像で視力回復は可能?立体視の仕組みやトレーニング法を解説

投稿者:オリーブオイルをひとまわし編集部

鉛筆アイコン 2020年6月11日

視力の低下は、目の使い過ぎなどが原因で起こるといわれている。視力は一度低下してしまうと、元に戻すのがなかなか難しいが、立体視画像(ステレオグラム)を使ったトレーニングに取り組めば視力が回復する可能性があるという。今回は立体視とはどんな能力をいうのか、視力を回復するために立体視画像をどのように使うのかなどについて解説する。

  

1. 立体視とはものを立体にとらえる能力のこと

立体視とは、ものを両目で見たときに立体的にとらえる能力のことである。本来、平面に描かれた図や写真が立体に見えることはない。しかし、左右の目の見え方の違いを利用して、左右の目でそれぞれ図や写真を見ることで、ものを立体的にとらえることができる。実際の絵や写真は平面に描かれているため、脳に「立体的に見えている」と思わせるのだ。

この立体視を使って、立体的に見えるように作られた絵や写真を立体視画像(ステレオグラム)という。立体視画像には、単純に2枚の写真を並べた画像(ステレオペア)や、図形などが繰り返し描かれている画像(シングル・イメージ・ステレオグラム)、砂嵐のようなデザインをしている画像(ランダム・ドット・ステレオグラム)などの種類がある。

2. 立体視画像は視力回復にも役立つという

平面の画像なのに視点を変えると立体的に見えるようになる立体視画像は、視力回復の効果などがあるといわれている。そこで、なぜ立体視画像が視力回復に役立つのかについて、視力が落ちてしまう原因などと一緒にわかりやすく解説しておこう。

水晶体のピントを合わせることでものを見る

人はものを見るときに、自動で目のピントを合わせている。このピントを合わせるときには、毛様体筋という目にある筋肉が、水晶体を引っ張ったり縮めたりしている。

しかし、何かしらの原因でこの筋肉が弱くなり、ピントを合わせることができなくなるとものが見えにくくなる。つまり、視力の落ちた状態とは、毛様体筋の調節力が弱まり、目のピントを合わせることができなくなった状態ということができる。

毛様体筋が弱まる原因はパソコン作業など

毛様体筋は、加齢や病気などが原因で衰えていくこともあるが、最近は長時間のパソコン作業などが原因で衰えてしまうことも多いという。近くに置いてあるパソコンの画面などを長時間ずっと集中して見続けることで毛様体筋が緊張してしまい、やがて眼精疲労という目の疲れを起こしてしまう。それが原因となり、調節力の低下に伴う視力低下が起こるのだ。

立体視画像には毛様体筋を緩める作用がある

近視は、毛様体筋が緊張している状態によって起こる。そのような目の状態で立体視画像を見ると、毛様体筋がリラックスして緊張状態が緩和するという。なぜなら、立体視画像を見ているときは、ピントが遠くに合うからだ。今まで目は近くに合わせようとしていたのだが、焦点を遠くに合わせようとするために毛様体筋が緩んで視力回復が期待できるという。

3. 立体視画像を使ったトレーニングはどこでできる?

立体視画像を使った視力回復トレーニングは、専用の書籍やスマホアプリなどから試すことができる。書籍の場合は同じ図形が繰り返し描かれているシングル・イメージ・ステレオグラムなどが描かれていることが多く、スマホアプリの場合は2枚の絵が描かれているステレオペアなども多く扱っている。興味のあるものから試してみるといいだろう。

また、立体視のやり方には「平行法」と「交差法」がある。これらの違いは画像をどのように見るかであり、平行法の場合は左の目で左側を見て、右の目で右側を見る。一方、交差法の場合は寄り目のような感じで左の目で右側を見て、右の目で左側を見る。いずれの場合も3枚の画像が見えるようにして、中央の1枚を立体的に浮かび上がらせることになる。

4. 立体視画像を使った視力回復の注意点

立体視画像を使ったトレーニングは視力回復に役立つといわれているが、特殊な目の動かし方をするため毛様体筋が非常に疲れやすくなる。そのため、リラックス程度に行うのはいいが、長時間やりすぎると目の負担が大きくなってしまうので注意が必要だ。書籍やアプリなどに記載されているトレーニング時間を必ず守るようにして取り組むようにしよう。

また、人によっては立体視が得意でない場合や、目の状態などから立体視ができないという場合もあるそうだ。そのようなときには無理に立体視画像を使った視力回復に取り組むのではなく、眼科などに相談するといいだろう。もしかしたら立体視画像以外の、近視を進行させないための治療や、近視を改善するための治療などを提案してもらえるかもしれない。

結論

左右の目でものを立体的にとらえる立体視は、毛様体筋を緩めるため、視力回復に役立つといわれている。そして、その視力回復トレーニングは、市販されている書籍やアプリなどで試すことができる。視力の低下が気になり始めたら、ゲームを楽しむ気分で取り組んでみるといいだろう。なお、視力低下の原因となるパソコン作業などは休憩を取りながら行おう。
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  • 更新日:

    2020年6月11日

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