目次
1. 膝の黒ずみは何が原因なのか?

そもそもなぜ膝の黒ずみが生じるのか、その原因から考えていこう。
多くの場合「摩擦」などによるメラニンが原因
膝に黒ずみができる原因の多くは、摩擦にある。膝や肘の皮膚は床や机などに触れる機会が多いため、日常的に摩擦が起こりやすい部位だ。その刺激によりシミなどの原因となる色素「メラニン」が作り出され、皮膚に定着することで黒ずみとなる。
また刺激を受けることで角質も厚くなり、ゴワゴワした感触にもなる。床に膝をつくことが多い方は、膝も黒ずみやすいと思っておこう。
ケガをしたあとの色素沈着の場合もある
膝をケガして炎症が起こり、そのまま色素沈着してしまうこともある。このケースでは黒ずみが濃くなっている場合があるため、後述するセルフケアで消すのが難しいかもしれない。
2. 膝の黒ずみを消す簡単な方法とは?

膝の黒ずみは消すことができる。ケア方法や流れを覚えておこう。
黒ずんだ角質を除去し、新陳代謝を促すため保湿をする
膝の黒ずみを消すには、まず黒ずんでしまった角質を除去すること、そして新陳代謝で皮膚を生まれ変わらせるために保湿をすることだ。この2ステップが基本となる。
膝の黒ずみを消す簡単な方法1.「古い角質を除去する」
角質は時間とともに自然に剥がれ落ちるものであるが、黒ずみを早く消したいときはピーリングが有効だ。ボディスクラブやピーリングジェルといったアイテムで、古い角質を剥がすケアをしよう。入浴時など肌が柔らかいときに、優しくマッサージするように落とすと効果的だ。
ただし頻繁にやりすぎると皮膚を傷めるおそれがある。早く消したくなるかもしれないが、週1回程度に留めておこう。角質を除去する用のスポンジやボディタオルを使うのもよいだろう。
膝の黒ずみを消す簡単な方法2.「保湿をする」
角質を除去したら、ボディクリームやオイルで膝をしっかり保湿する。皮膚を健康に保つことでターンオーバーが促され、新しい皮膚が生まれやすくなる。保湿はピーリングと違って毎日するのが原則だ。
またボディクリームではなく、黒ずみ対策用のクリームを使うのも効果的である。角質を柔らかくし、黒ずみを薄くする働きが期待できる尿素が含まれた商品も多いため、角質ケアと保湿が一度にできるメリットがある。
3. 膝の黒ずみを防ぐには?

膝の黒ずみを消すことができても、原因をきちんと理解し対策を練らなければ再発する。たとえば次のようなポイントに気をつけてみよう。
日常生活の中でできるだけ「摩擦」を減らす
膝の黒ずみを招く要因となる摩擦を減らすことが大切だ。衣類と擦れてしまうのは防ぎようがないが、それ以外に膝を擦ったり、正座や立て膝などをしたりする機会をできるだけ減らそう。
入浴時にタオルでゴシゴシこする、タイトなジーンズを頻繁に履くなども摩擦になるため極力減らしたほうがよい。速効性はないが、これらは黒ずみの悪化を防ぐことにつながる。
サポーターで保護する
仕事などでどうしても膝を擦る、あるいは立膝をすることが多い方は、サポーターで保護する手もある。厚みのあるスポーツ用ではなく、黒ずみ対策や膝の保護を目的とした薄手のサポーターがあるので、そうしたアイテムを選ぶと目立ちにくいだろう。
4. 膝の黒ずみが消えないときは?

炎症後の色素沈着であったり、セルフケアで改善しない膝の黒ずみであったりする場合は、皮膚科や医療クリニックなどでレーザー治療をする方法もある。コストはかかるが、どうしても気になる方は選択肢に入れてもよいだろう。
5. 膝の黒ずみを消してスッキリしよう

春から夏にかけてはとくに、膝を出す服装が多くなるため黒ずみやゴワつきがひどい方は悩みの種かもしれない。だがお伝えしたように、丁寧なケアを続ければ膝の黒ずみを消すのは意外と簡単だ。直ちに消えるわけではないが、難しいケアではないので、ぜひこれを機に実践してみよう。
膝の黒ずみは、摩擦によりメラニンが過剰生成されるのが原因である。そのため、黒くなった部分を除去する角質ケアと、新陳代謝を助けるための保湿ケアを同時におこなうのが有効だ。より手軽なのは尿素配合のクリームである。膝の黒ずみが消えたら、次は日常生活の中のちょっとした心がけで黒ずみを予防していこう。