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歯磨きの仕方をパターン別に紹介。正しい磨き方をマスターしよう

歯磨きの仕方をパターン別に紹介。正しい磨き方をマスターしよう

投稿者:オリーブオイルをひとまわし編集部

鉛筆アイコン 2021年9月14日

歯肉炎や歯槽膿漏などは、30代・40代を過ぎた頃から気になり始める口内トラブルだ。症状の発生や悪化を防ぐためには、正しい歯磨きの仕方で口内環境を清潔に保つことが必要といえる。しかし、歯磨きの仕方をきちんと理解している方は案外少なく、ほとんどの方は誤った磨き方をしていることに気が付いていない。そこで今回は、歯磨きの仕方を3パターンに分けて解説していこう。

  

1. まずは基本的な歯磨きの仕方を覚えよう

歯磨きの仕方で押さえておきたいポイント

歯磨きの仕方で最も意識してほしいポイントは、プラーク(歯垢)をいち早く落とすことだ。プラークとはさまざまな細菌が集まって出来た塊で、放っておくと虫歯や歯周病など、多くの口内トラブルを引き起こす原因となる。とくに食後はプラークが歯に付着しやすいため、なるべく早いタイミングで歯磨きを行うことが重要だ。酸蝕症など特定の口内トラブルがある場合は例外だが、基本的には食後30分以内に歯磨きを行うように意識したほうがいいだろう。

正しい歯磨きの仕方

歯磨きの仕方は、歯ブラシを歯の表面に垂直に当てて磨くスクラッピング法と、歯ブラシを斜めに傾けて磨くバス法の2種類がある。バス法は歯と歯肉の間に付着しているプラークを落としたい時に適しているが、それ以外は基本的にスクラッピング法で磨くのがおすすめだ。

歯磨きは1ヶ所につき約20~30回、ブラシの毛先が広がらないぐらいの力加減で磨いていくのが基本だ。歯と歯の間や奥歯の噛み合わせ部分などはプラークが溜まりやすいので、とくに念入りに磨いていこう。

すべての歯を磨き終えたら、少量の水で1~2回うがいを行う。回数が少ないと感じる方も多いだろうが、歯磨き粉にはフッ素が含まれているため、実はあまりうがいをしないほうがいいのだ。加えて、歯磨き後はしばらく飲食を控えると、フッ素が唾液と混ざって歯がより修正される。

歯磨きの仕方で注意すべきポイント

前述の通り、歯磨きはプラークを落とすことが重要だが、汚れを落とそうと力を入れすぎたり、同じ箇所を何回も磨いたりするのは絶対にやめてほしい。力の入れすぎや磨きすぎは、歯のエナメル質が削れてしまい、知覚過敏を引き起こす恐れがあるからだ。

また、力の入れすぎで歯茎が傷つくと、くさび状欠損を起こすこともある。こうしたNGな磨き方は、何かをしながら歯磨きをしている時にやりがちだ。歯磨きをする際はほかのことに意識を向けず、鏡を見ながら行おう。

2. 歯並びが悪い部分の歯磨きの仕方は?

部分的に歯が前に飛び出していたり、逆に奥へと引っ込んだりしている場合は、通常の歯磨きの仕方ではなく縦磨きを行うのがおすすめだ。歯並びが悪い部分を磨くときのみ歯ブラシを縦の状態にして、細かく上下に動かしていこう。歯の表面・側面・裏面に加え、両隣の歯の側面も縦磨きをすると、しっかりとプラークを落とすことができる。

また、磨きにくいと感じる部分には、タフトブラシと呼ばれるヘッドの小さなブラシを使うのもおすすめだ。ヘッドブラシは柄が長く、奥歯や歯の裏側、矯正器具で歯ブラシが届きにくい部分も楽に磨くことができる。歯ブラシと併用すれば、さらに磨き残しを防げること間違いなしだ。1回に2つのブラシを使うのは面倒だが、歯並びが悪い部分がある方はぜひタフトブラシも試してみてほしい。

3. 歯肉炎や歯槽脳槽になった時の歯磨きの仕方は?

歯肉炎や歯槽膿漏などのトラブルを抱えている場合は、通常の歯磨きの仕方で様子を見ていくのがおすすめだ。ひとまずはスクラッピング法を意識しながら、歯茎をマッサージするように歯磨きを行っていこう。ただし、刺激を与えすぎると歯茎がさらに腫れてしまったり、出血したりすることがあるので注意が必要だ。力加減が難しい時は毛先がやわらかめの歯ブラシを使って歯磨きを行おう。

また、正しい歯磨きの仕方に加え、市販の歯槽膿漏用の歯磨き粉を活用してみるのも有効だ。必ずしも症状の改善が見込めるわけではないが、殺菌成分や抗炎症成分が配合された歯磨き粉を使うことで、歯周病の症状進行を抑えることができる。

4. 歯磨きの仕方を補助してくれるお役立ちグッズ

正しい歯磨きの仕方を実践すれば、プラークの大半はしっかり除去することができる。しかし歯並びによっては、歯と歯の間や奥歯の裏面などの汚れが落としきれないこともある。そんな時は歯ブラシだけでなく、歯磨きを補助してくれるお役立ちグッズを併用するのがおすすめだ。とくに以下の2つは歯周病や口臭の予防にも効果的なので、30代を超えたらぜひ活用してほしい。

デンタルフロス

デンタルフロスはナイロン製の細い糸で、歯間のプラークを取り除きたい時に便利なアイテムだ。歯と歯の間に入れて前後に動かすことで、歯磨きで除去しきれなかった汚れを取り除くことができる。糸巻きタイプやホルダータイプ、さらにはワックス付き、ノンワックスなど、いくつかの種類があるが、使い慣れていない場合はホルダータイプのワックス付きを選ぶのがおすすめだ。

歯間ブラシ

歯間ブラシは歯と歯の間や、ブリッジの隙間に溜まったプラークの除去に適している。デンタルフロス同様、歯磨きで落としきれない汚れをしっかり除去できるので、1日1回行うだけで歯周病予防にかなり役立つ。ただし、力を入れすぎると逆に歯茎を傷つけてしまうため、扱う際は注意が必要だ。初めて使用する場合は、歯科で歯間ブラシの使い方を教わってからチャレンジしてみるのがおすすめだ。

結論

歯がどんな状態であれ、歯磨きの仕方は全部一緒だろうと考えている方が多いが、歯並びや口内のトラブルによっては、磨き方を変えなくてはいけない場合もある。舌で歯をなぞるといつもザラザラしている、歯磨きをしている歯茎から血が出てくるという方は、間違った歯磨きの仕方をしている可能性が高いため、今一度磨き方を見直すことが必要だ。正しい歯磨きの仕方をマスターして、健康的な口内環境を目指していこう。
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  • 公開日:

    2020年6月26日

  • 更新日:

    2021年9月14日

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