1. ビジネスシーンの男性インナー。正しいマナーとは?

インナー着用は日本のマナー
スーツ発祥の地・ヨーロッパでは、Yシャツの下にインナーを着るのはNGとされている。ヨーロッパでは、Yシャツは下着のカテゴリーに含まれるため、「下着の2枚重ね」になるからだ。しかし高温多湿の日本においては、素肌に直接Yシャツを着ると、汗で濡れてくっついてしまうことがある。これでは本人が不快なだけでなく、周りの人にもイヤな思いをさせてしまう。
冬も低温乾燥となるので、防寒対策としてインナーが必要となる。また、インナーを着ないと、肌が透けてしまい、ビジネスの場ではだらしなく見えてしまう。乳首や胸毛、腹毛やわき毛が透けて見えるビジネスマンは、不潔なイメージを与え、決して有能とは思われないだろう。このように日本では、Yシャツの下にインナーを着用するのがマナーと認識されているのだ。
冬も低温乾燥となるので、防寒対策としてインナーが必要となる。また、インナーを着ないと、肌が透けてしまい、ビジネスの場ではだらしなく見えてしまう。乳首や胸毛、腹毛やわき毛が透けて見えるビジネスマンは、不潔なイメージを与え、決して有能とは思われないだろう。このように日本では、Yシャツの下にインナーを着用するのがマナーと認識されているのだ。
外から見えないのがマナー
インナー選びのポイントは、「外から見えない」ものを選ぶことだ。透けない色や、襟からはみ出さないタイプを選ぼう。ビジネスシーンでのインナーは、あくまでもわき役だということを意識して選ぶようにしよう。
2. インナーは、透けない色や生地を選ぶのが最低限のマナー

インナーは外から見えないことがポイントなので、透けて見えない色や柄、生地を選ぶようにしよう。
ベージュ・グレーが優等生
インナーの色は清潔感のある白が基本色となり、透けて見えてしまう黒や派手な色、柄物などはNGだ。また、肌と同じ色のベージュや、ライトグレーなども透けない色としておすすめだ。白は下着っぽくて避けたいという人は、これらの色を選ぶようにしよう。
透けない生地のYシャツ
最近は、通常よりも生地が少し厚めながら、通気性・吸水性のよいYシャツも出回っており、こうしたものを選ぶのも得策だ。インナーの代わりにTシャツなどを着ていても、柄などが透けないので重宝する。
3. Yシャツから見えないこともインナーマナー

色や柄のほかに、Yシャツの襟や袖からはみ出さないこともマナーのひとつだ。
襟はVネックを
インナーの襟の形には、一般的な丸首(クルーネック)やVネック、丸首より少し空きが広いUネックなどがある。通常のYシャツ・ネクタイ・スーツスタイルであれば、どの襟でも、それほど問題はない。しかし、ノーネクタイになるクールビズ期間は、Yシャツの襟のボタンをはずすことも多いため、丸首やUネックでは襟からインナーが見える可能性がある。夏場はなるべくVネックを選ぶようにしよう。
半袖インナーがベスト
インナーの袖の長さには、長袖・半袖・ノースリーブなどがあるが、ノースリーブはわき汗をかいたときに、直接Yシャツにしみ出てしまうので、避けるようにしよう。また、Yシャツは長袖が基本だが、夏には半袖を着用することもあり、その場合、袖からはみ出ない半袖のインナーを選ぶのが無難だ。冬は長袖インナーでも問題は無いが、腕まくりをすることもあるので、半袖であればオールシーズン利用できる。
結論
ヨーロッパでは、Yシャツの下にインナーを着るのはNGだが、日本のビジネスシーンでは、インナーを着ることが最低限のマナーだ。しかし、インナーはあくまでも脇役なので、「見せない・目立たせない」ことが基本だ。透けない色や柄を選び、襟や袖からはみ出さないことを意識して選ぶようにしよう。