1. 目薬を使うことで期待できる効果とは

薬局やドラッグストアで購入できる目薬は、以下の症状を緩和・改善する効果が期待できる。
- 目のかゆみ
- 結膜の充血
- 目の疲れ
- ドライアイ
- アレルギーによる目のトラブル
- コンタクトレンズ装着時に起こる目の不快感
- ものもらい
- はやり目(ウイルス性急性結膜炎)
- 眼瞼炎(まぶたの縁に起こる炎症)
- 雪目(光による目の炎症)
- 異物感・ゴロゴロとした目の不快感 など
前述の通り、目薬は種類によって期待できる効果が異なる。そのため、1つの目薬で上記の効果すべてを期待することはできない。それぞれの目薬がどんな症状に効くのか気になる場合は、商品のパッケージに記載されている効果・効能を確認すると確かめることができる。
2. 目薬に花粉症や目の充血を治す効果はある?

ドライアイやものもらいなどのトラブルは、基本的に目薬を使って改善することができる。しかし中には、目薬だけでは完全に治しきれない疾患もいくつかある。代表的なのが、目の充血やアレルギーによる目のトラブルだ。
目の充血やアレルギーによる目のトラブルは、目薬をさすことですぐに解消されるが、時間が経つと再び同じ症状が現れることが多い。これは目薬に含まれる成分によって、一時的に症状を緩和しているからだ。目の充血やアレルギーによる目のトラブルは、根本から治さないと、いつまで経っても症状を改善することができない。
しかし目薬にはそういった効果がないため、目の充血やアレルギーによる目のトラブルを完全に治すことは不可能なのだ。そのため、目が充血している場合は原因となるドライアイや疲れ目を改善する必要があり、花粉症などで目がかゆくなる場合は毎シーズン目薬で症状を緩和しなくてはならない。
目の充血やアレルギーによる目のトラブルは、目薬をさすことですぐに解消されるが、時間が経つと再び同じ症状が現れることが多い。これは目薬に含まれる成分によって、一時的に症状を緩和しているからだ。目の充血やアレルギーによる目のトラブルは、根本から治さないと、いつまで経っても症状を改善することができない。
しかし目薬にはそういった効果がないため、目の充血やアレルギーによる目のトラブルを完全に治すことは不可能なのだ。そのため、目が充血している場合は原因となるドライアイや疲れ目を改善する必要があり、花粉症などで目がかゆくなる場合は毎シーズン目薬で症状を緩和しなくてはならない。
3. 目的別・目薬の選び方

目のトラブル解消に目薬を使う際は、目的に合ったものを選ぶことが必要だ。ここでは目的別に、どんな成分が含まれている目薬を選べばいいのかを解説していこう。
ドライアイや目の乾きを解消したい
目の乾燥が気になる時は、涙の成分に近い人工涙液タイプの目薬を選ぶのがおすすめだ。目のかゆみや不快感がないのであれば、無機塩類成分(塩化カリウム・塩化ナトリウムなど)が含まれている目薬を選ぶといいだろう。また、角膜の乾きを予防してくれる効果のあるコンドロイチンが配合された目薬も、ドライアイや目の乾きを解消したい方に適している。
目の疲れやかすみを何とかしたい
目の酷使によってものがかすんで見えたり、しょぼしょぼしたりする場合は、ビタミン成分(ビタミンB群・パンテノールなど)やアミノ酸類成分(L-アスパラギン酸カリウム・タウリンなど)が含まれている目薬をぜひ選んでみてほしい。目にしっかり栄養を与えることで、より早い回復が望めるはずだ。
また、疲れ目によって、ものを見る際にピントが合わせづらい場合は、調節機能改善成分であるネオスチグミンメチル硫酸塩が含まれた目薬を選んでみてもいいだろう。
また、疲れ目によって、ものを見る際にピントが合わせづらい場合は、調節機能改善成分であるネオスチグミンメチル硫酸塩が含まれた目薬を選んでみてもいいだろう。
花粉やほこりなどによるつらい目の症状を緩和したい
花粉やハウスダストなど、特定のアレルギー物質によって目のかゆみや充血が起こる場合は、抗ヒスタミン成分(クロルフェニラミンマレイン酸塩・エピナスチン塩酸塩など)と抗アレルギー成分(クロモグリク酸ナトリウムなど)が配合された目薬を選ぶのがおすすめだ。前述の通り、アレルギーそのものを改善する効果はないが、アレルギー反応によって引き起こされる目のつらい症状は緩和することができる。
ウイルスによる目のトラブルを治したい
ものもらいや結膜炎など、ウイルスによる目のかゆみや充血を治したい時は抗菌成分(スルファメトキサゾールなど)が配合されている目薬を選ぼう。また、炎症がひどい場合は抗炎症成分(アラントイン・グリチルリチン酸二カリウム)が含まれている目薬もぜひチェックしてほしい。
4. 目薬の効果的な使い方もチェック

目薬の成分を瞳のすみずみまで行き渡らせるためには、正しい方法で点眼を行うことが必要だ。間違った点眼方法は目の症状を悪化させる要因にもなるので、十分注意をして目薬をさしてほしい。
目薬の正しいさしかた
- 石鹸で手を洗う。
- 下まぶたを引っ張り、目薬を1滴だけさす。
- 反対側の目も同様に点眼する。
- 目頭を押さえて目を閉じ、1~5分ほど待つ。
目薬をさす時の注意点
目薬を効果的に使いたいのであれば、点眼後のまばたきは厳禁だ。目薬をさした後に何度もまばたきをすると、成分が浸透せずに鼻へ流れてしまいやすい。点眼後にまばたきをする際は、目を閉じて1~5分経ってからにするといいだろう。また、目薬をさす時に容器が目の縁に当たると、目薬に菌が入ってしまう恐れがあるため注意が必要だ。同様に、目薬の容器がまぶたやまつ毛に触れないようにも気を付けてほしい。
結論
目薬はどれを使っても同じ効果が得られると勘違いしている方もいるが、誤った選び方をしてしまうと、かえって症状が悪化することもある。一番いいのは眼科を受診し、症状に合った点眼薬を処方してもらうことだが、市販の目薬でしばらく様子を見る場合は、きちんと目的に合った成分が配合されているものを選ぶことが重要だ。