目次
- 1. グリースとは?セットに向いた髪型やワックスとの違いも解説
- 2. グリースを使ったセット方法
- 3. グリースを使ったカッコいいヘアセット例3選
- 4. グリースとワックスを混ぜるワザを伝授
- 5. グリースの選び方は?セット力以外にもチェックすべきポイントが!
- 6. セット力が高いおすすめのグリース3選
1. グリースとは?セットに向いた髪型やワックスとの違いも解説

そもそもグリースとはどんなスタイリング剤なのか?ワックスとの違いも交えながら解説しよう。
グリースは「水性」のスタイリング剤
グリースとは、髪にウェット感を出したいときや、ワックスよりもセット力を重視したいときに使うゼリー状の整髪料である。水性なのでベタつきにくく、シャワーで落としやすいといった特長がある。
グリースとワックスの違い
両者の大きな違いは質感と用途だ。ワックスはグリースよりも硬い質感でクリームに近い。一方グリースは半透明で柔らかいゼリー状だ。またワックスの主成分は油分だが、グリースは水分が多く含まれる。ワックスは主に毛先を遊ばせたり軽さを出すために、グリースはウェット感を出すために使うといった用途にも違いがある。
グリースのメリット
グリースは髪に濡れたようなツヤや質感を与えるため、上品にまとまったスタイルを作り出せる。セット力が高く、一度整えた髪型が長持ちするのも特徴だ。しかもスプレーやジェルのようにガチガチにならないため再調整もできる。多くのグリースは水溶性なので、シャンプーで落としやすいのもメリットだ。
グリースを使ったセットに向いている髪型や髪質とは?
グリースは七三やオールバックなど、かっちりしていて清潔感あるスタイルに仕上げたいときに向いている。髪の乱れが抑えられクールに決まるので、ビジネスシーンにも適している。またセット力を生かした短髪のアップバングに使うのもおすすめだ。ただし髪質が細い・柔らかい場合はグリースの重みでヘタることがあるため、そうした方には向かないかもしれない。
2. グリースを使ったセット方法

実際に、グリースを使ってヘアスタイルをセットするコツややり方を紹介していこう。
グリースでセットするときのコツ
グリースを毛先だけにつけると重みで下がる。髪をセットするときは適量のグリースを手のひら全体に伸ばし、根元から立ち上げるようにつけていくのがポイントだ。余裕があれば、グリースをつける前に髪を濡らしドライヤーでブローするとともにある程度整えておこう。
ツーブロックのセット方法
ツーブロックがうまく決まらないときはグリースを使ってみよう。後頭部からサイド、前髪とグリースをまんべんなくつけたあと、ナチュラルに仕上げたいなら手グシで整える。タイトに仕上げたいならコームを使って撫でつけよう。
グリースは天然パーマの方にもおすすめ
グリースは天然パーマのボリュームを抑えるのにも最適だ。髪がグリースの水分を吸ってほどよくボリュームダウンするため、パサつきも抑えられる。根本から全体を立ち上げるようにつけたあと手グシで整えればOKだ。あえてパーマのニュアンスを残してもオシャレである。
3. グリースを使ったカッコいいヘアセット例3選

グリースと相性のよいヘアスタイルはほかにもいろいろある。たとえば次のようなスタイルだ。
ベリーショート×アップバング
さわやかな印象の短髪アップバングスタイルも、グリースを使うとクールで大人っぽい雰囲気に変わる。シックに決まるのでスーツスタイルにもおすすめだ。
オールバックや七三
グリースはオールバックや七三などのスタイルをカチッとまとめるのにも便利である。コームを使って整えてもよいが、手グシで「ネオ七三」などラフな仕上がりにすることもできる。
ミディアムやかきあげヘアなども
ミディアムヘアに濡れたようなニュアンスを出したいときもグリースを使うとよい。自然な毛流れができて色気あるスタイルになるはずだ。ミディアムの場合は、毛先に多めにつけたほうがまとまりやすい。
4. グリースとワックスを混ぜるワザを伝授

グリースとワックスはそれぞれ用途が異なるスタイリング剤だが、両者を「混ぜる」という使い方もある。ワンランク上のヘアセット方法を紹介しよう。
グリースとワックスを混ぜて両者の「いいとこどり」をする方法
グリースとワックスを混ぜると、ワックスのよさを残しつつグリースのツヤ感とキープ力をプラスできる。グリースとワックスは1:1で混ぜるのが基本だが、ツヤ感はやや抑えたいという場合は1:2など、スタイルや髪質、仕上がりのイメージに合わせて割合を変えるとよい。
5. グリースの選び方は?セット力以外にもチェックすべきポイントが!

ひと口にグリースといっても実にさまざまな商品が登場している。自分に合うグリースの選び方も知っておこう。
ツヤ感やセット力で選ぶ
グリースにもツヤ感が抑えめのタイプや、セット力が弱めのタイプもある。目指す仕上がりに合ったツヤ感とセット力の商品を選ぼう。
髪質と相性がよいものを選ぶ
髪が柔らかい人は、ホールド力が強すぎたり油分が多かったりするグリースは髪へのダメージが大きい。逆に剛毛の人は、重みが出るタイプのほうが合う。口コミなどで使用感をチェックして選ぶのも重要だ。
香りの有無も大切
グリースには香りが強い商品も多いので、香りが不要の人は無香料のものを選ぼう。
6. セット力が高いおすすめのグリース3選

最後に、セット力が高め(ハード系)でおすすめのグリースを3選紹介しよう。
阪本高生堂「クックグリース XXTRA HARD」
バツグンのセット力を誇るハードなグリースだ。パイナップルの香りがさわやかさをプラスしてくれる。ツーブロックのベリーショートなどはハードスプレーなしでも十分決まる。
アリミノメン「フリーズキープグリース ヘアワックス クリア」
ワックスの作りやすさと、グリースのツヤ感を両立させた「ワックス×グリース処方」で完成した商品だ。パリッとしないのに長時間キープできるスグレモノである。
ナプラ「エヌドット N.オム ジェルグリース」
こちらはグリースとジェルの「いいとこ取り」をしたような商品だ。美容師もおすすめするほどで、ハードなセット力と香り、スタイリングのしやすさなどに定評がある。
結論
グリースの魅力はホールド力の高さや、髪にツヤ感を出せる点だ。ワックスとはひと味違った大人っぽい仕上がりを求める方は、ぜひグリースを使ってみてはいかがだろうか?グリースは髪形を再調整しやすいため、初心者でも失敗しにくいのがメリットだ。