目次
1. 「デンタルフロスホルダー」とは?タイプやおすすめの理由も

まずは、デンタルフロスとデンタルフロスホルダーの解説をしよう。
デンタルフロスとは
デンタルフロスは、歯間のプラークなどを取り除く、糸状のオーラルケアグッズだ。シルクやナイロン、ポリエステルなどの細い繊維の束でできている。デンタルフロスは大きく分けて2タイプある。
- 糸巻きタイプ
ミシン糸のように巻かれたデンタルフロスで、使用時に必要分を切り、指に巻いて使う。慣れないと扱いづらいかもしれないが、経済的で、ワックスやノンワックスなどの糸の種類も選びやすい。 - ホルダータイプ
F字型やY字型のホルダーにデンタルフロスが張られたもの。F字型の糸はハンドルと平行に張られているので前歯に、Y字型はハンドルと垂直なので奥歯への使用に向いている。使い捨てで糸を切る手間もいらず、初心者でも扱いやすい。
デンタルフロスホルダーとは
デンタルフロスホルダーは、デンタルフロスを取り付けるための、ホルダー部分のみのアイテムのこと。糸を自分で交換し、繰り返し使える。
デンタルフロスホルダーがおすすめの理由
糸巻きタイプのデンタルフロスを自分で取り付けて、ホルダータイプのデンタルフロスのように使えるのが、デンタルフロスホルダーである。経済的で使いやすく、糸の張り具合も調節でき、両タイプのいいとこ取りができるのだ。
2. デンタルフロスホルダーの「正しい選び方」

デンタルフロスホルダー初心者のために、選ぶポイントを解説しよう。
ヘッドの形状で選ぶ
使い捨てのホルダータイプはF字型とY字型があるが、糸を張り替えるデンタルフロスホルダーはほとんどがY字型だ。ただ、デンタルフロスホルダーはヘッドを動かせるものがあり、F字型と同様に使える。F字型の使用感を望む方は、ヘッドを動かせるものを選ぼう。
糸の外れにくさで選ぶ
自分で糸を取り付けるデンタルフロスホルダーは、糸を張りやすく外れにくいものがよい。具体的には、糸を巻き付けるボタンなどの取り付けポイントが多いホルダーが、外れにくいといえる。糸を上手に取り付けられない方は、糸が付いたヘッドごと交換できるものがおすすめだ。
使いやすさで選ぶ
ホルダーのヘッドの幅は使用時の動かしやすさに、持ち手の長さは奥歯への届きやすさに影響するので、自分の口のサイズにフィットするものを選ぼう。また、持ち手の握りやすさも重要なポイントだ。
3. デンタルフロスホルダーの「正しい使い方」も知ろう

自分に合うデンタルフロスホルダーを選べたら、実際に使ってみよう。方法を間違うと、歯ぐきを痛めることにもなるので要注意だ。
デンタルフロスを使う手順
デンタルフロスホルダーに糸を取り付けたら、下記の手順で歯間を掃除しよう。
- デンタルフロスを歯間に当てる。
- デンタルフロスをノコギリのように動かして歯間に入れる。
- デンタルフロスを上下に動かしてプラークを取る。
- デンタルフロスをノコギリのように動かして歯間から取り出す。
デンタルフロスを使うコツ
- 歯磨きよりも先にデンタルフロスを使う
デンタルフロスで歯間のプラークなどをほぐして取り除き、その後に歯ブラシで磨いて口内をすすぐと、より多くの汚れを取り除け、歯磨剤のフッ素が歯間まで行き渡りやすくなるのだ。 - デンタルフロスはゆっくり動かす
デンタルフロスを力を込めて動かすと、歯ぐきを痛めることもある。ゆっくりと横に動かして、徐々に歯間に入れるのがコツだ。 - デンタルフロスをキレイにしてから次へ
ひとつの歯間に使った後のデンタルフロスには、プラークなどが付着している。ふき取ったり洗い流したりしてから、次の歯間を掃除しよう。
4. デンタルフロスホルダーの「交換の仕方」は?

デンタルフロスホルダーの糸の交換法は、糸のみを交換するタイプと、ヘッドごと付け替えるタイプに分かれる。それぞれの基本的な糸の交換法を解説しよう。
糸のみを交換するデンタルフロスホルダー
デンタルフロスホルダーには、糸を巻き付けるためのボタンや、糸を通すための溝が付いている。ボタンに糸を巻き、ヘッド部分の溝に糸を渡した後、再びボタンに糸を巻き付けて固定する仕組みだ。
ヘッドを交換するデンタルフロスホルダー
使用のたびに、糸が付いたヘッドを取り外して、新しいヘッドに付け替える。商品にもよるが、比較的簡単に交換できるだろう。注意点としては、デンタルフロスホルダーに対応したヘッドを購入する必要がある。
結論
念入りに歯を磨いていても、歯と歯の間をキレイにするのは難しい。歯間をキレイに掃除できるのはデンタルフロスであり、デンタルフロスを使いやすくするのがデンタルフロスホルダーだ。便利なデンタルフロスホルダーを使って、歯の健康をキープしよう。