1. 頭皮のニオイの原因は何?運動不足・ダイエット・ストレスなど

頭皮のニオイは多くの場合、過剰な皮脂をエサにして頭皮の雑菌が繁殖することで発生する。しかし、ストレスや運動不足といった要因が重なっているケースもあるため、まずは頭皮が臭うさまざまな原因を知っておこう。
頭皮の皮脂が過剰である
頭皮は顔のTゾーンの2倍といわれるほど皮脂分泌の盛んな場所だ。過剰な皮脂やフケを養分にして頭皮の雑菌が増えると、不快なニオイを発生させる。
シャンプーで皮脂をとりすぎている
過度なシャンプーで皮脂を奪いすぎることもよくない。皮膚が乾燥すると、それを補うためにかえって皮脂分泌は増えるため、逆に頭皮のベタつきが悪化しニオイの元となる。
ストレス、食事や運動不足などの生活習慣
過労やストレスによるホルモンバランスの乱れも頭皮の皮脂が増える要因だ。動物性脂肪の摂りすぎで体臭が強まることも多い。また、運動不足で汗をかかず汗腺が衰えていると、頭皮の汗腺に老廃物が溜まりニオイが出やすくなる。
加齢臭・ミドル脂臭・ダイエット臭のことも
耳の後ろやうなじから古い油のようなニオイがする加齢臭、汗に含まれる乳酸が原因のミドル脂臭、極端な食事制限によるダイエット臭などが、頭皮のニオイと混ざっている場合もある。さらに傷んだ髪に煙などのニオイが染みついた毛髪臭というものもある。
2. 頭皮のニオイが臭い場合の対処法「シャンプーの方法」を変えてケア

頭皮のニオイの原因は多岐に渡るが、まず取り組みたいのは頭皮の皮脂バランスを正常に戻すために、シャンプー方法を見直すことである。
頭皮の状態に合ったシャンプーを選ぶ
皮脂が多く頭皮がベタつく方には、毛穴洗浄効果の高いスッキリとしたシャンプーが向いている。対して頭皮が乾燥するのにニオイがある方には、皮脂を奪いすぎている可能性があるため頭皮の潤いを守るシャンプーが必要だ。使用中のシャンプーが自分に合っているか再考してみよう。
お湯で汚れを浮かし優しく洗う
頭の洗い方も頭皮のニオイを左右する一因だ。ニオイの元である毛穴の皮脂をしっかり落とすには、シャンプーの前にお湯で頭皮を予洗いし、毛穴を開かせてから洗う方法が最適だ。頭皮を濡らさずシャンプーをつける、力任せに洗うなどの方法は皮脂が落ちにくくNGである。
1日1回、夜のシャンプーがベスト
髪を洗わずに寝ると、睡眠中に頭皮の雑菌が繁殖してしまう。朝シャンではなく、夜のシャンプーで1日の汚れや皮脂を洗い流しておくことが大切だ。過度なシャンプーは「乾燥⇒皮脂増加」の悪循環を招く危険があるため、回数は1日1回がベストである。
自然乾燥はNG
髪を濡れたまま放っておくのも雑菌が増える原因だ。シャンプー後はドライヤーで完全に乾かそう。
3. 頭皮のニオイが気になるなら「ケアグッズ」も使える

応急処置的に頭皮のニオイを消したいなら、頭皮のニオイを抑えるスプレーや、水を使わず簡易的にシャンプーできる「ドライシャンプー」の使用がおすすめだ。一時的ではあるがニオイをごまかせるので、携帯しておくと助かるシーンがあるはずだ。
また、ニオイ対策に特化したシャンプーや、毛穴クレンジングシャンプーなども市販されている。毛穴の汚れをかきだす「頭皮ブラシ」の使用もニオイ対策にはおすすめである。
また、ニオイ対策に特化したシャンプーや、毛穴クレンジングシャンプーなども市販されている。毛穴の汚れをかきだす「頭皮ブラシ」の使用もニオイ対策にはおすすめである。
結論
頭皮のニオイは自分では気づきにくいが、指で頭皮をこすって嗅いでみたり、ドライヤーを後ろからあててみると自覚できることがある。頭皮のニオイは「頭皮環境が悪い」という証拠でもあるので、薄毛や皮膚病などにつながる前に、適切な対処を心がけてほしい。