頭皮の保湿で乾燥トラブル対策！やり方やアイテムの選び方を紹介

頭皮は日常的に紫外線や外気を浴びたり、洗浄力の高いシャンプーなどから刺激を受けたりしているため、顔よりも肌が乾燥しやすい傾向にある。そのため、顔のスキンケアと同様に、頭皮も保湿ケアをしっかり行うことが重要だ。頭皮の保湿がしっかりできていれば、乾燥によるかゆみ・フケ・抜け毛・薄毛などのトラブルを予防することができる。また、頭皮の保湿を行うことで頭皮に厚みが出てくると、フェイスラインが持ち上げられて若々しい印象にもなる。

頭皮の乾燥を防ぐためには、正しい保湿ケア方法を知っておく必要がある。ここでは乾燥を防ぐシャンプーのやり方と、洗髪後の保湿ケアについて解説していこう。

シャンプーが終わったら、なるべく時間を置かずに髪を乾かしてほしい。というのも、髪や頭皮に水分が残っていると、雑菌が繁殖してかゆみやニオイが起こりやすくなってしまうからだ。洗髪後はまず清潔なタオルで髪の水分を拭き取り、その後に保湿ケアを行っていこう。

保湿ケアのやり方は簡単。適量を手にとったら、そのまま頭皮になじませるだけでOKだ。シャンプーの時と同様に、指の腹を使ってやさしくマッサージを行うと、頭皮の血行が改善されて抜け毛や白髪などの予防に効果が期待できる。

いくら正しい方法で髪を洗っても、使っているシャンプーの成分次第では頭皮の乾燥を悪化させる恐れがある。とくに洗浄力が強いシャンプーは頭皮のうるおい成分まで洗い流してしまうので、商品を選ぶ際は注意が必要だ。

頭皮の保湿や乾燥対策ができるシャンプーを選ぶなら、洗浄力がマイルドな「アミノ酸系シャンプー」がおすすめだ。アミノ酸系シャンプーは高級アルコール系や石鹸系のシャンプーに比べて肌への刺激が低く、保湿をしながら髪の汚れを落とすことができる。アミノ酸系の洗浄成分は名前に「ココイル～」「ラウロイル～」と表記されているので、保湿を考慮してシャンプーを選ぶ際はぜひパッケージを確認してみるといいだろう。

頭皮につける保湿剤は、基本的に顔用のスキンケア用品と同じものを使っても問題ない。ただし、アルコールやメントールが配合されている化粧水などを使っている場合は、頭皮用に別の保湿剤を用意したほうがいいだろう。

また、とろみのある化粧水や乳液、クリーム、オイルなどで頭皮を保湿すると、髪がベタっとしてしまうことがある。乾燥を招くわけではないので、頭皮環境にはあまり問題ないが、皮脂の分泌量が多い方は髪がいつも以上に脂っぽく見えてしまうので注意が必要だ。

おすすめとしては、サラッとした使い心地で、かつコラーゲンやヒアルロン酸などの保湿成分が配合されている化粧水を選ぶことだ。どれがいいのか選べない場合は、頭皮用のローションを使ってみてもいいだろう。

頭皮の保湿を意識して乾燥を防ぐためには、シャンプーや保湿などの直接的なケアだけでなく、ふだんの生活習慣にも気を付けることがポイントだ。とくにストレスや睡眠不足は頭皮の乾燥を招く原因となるので、ストレス発散方法を見つける、入浴で身体を休めて質の良い睡眠をとるなど、工夫を取り入れてみるといいだろう。

また、保湿以外に頭皮の新陳代謝を高めたり、正常な皮膚を保ったりするための食生活も重要だ。男性の場合は肉中心の食生活や油分の摂りすぎで頭皮環境が悪化するケースが多いので、なるべく野菜や野菜も摂るように意識して、食生活を変えていこう。