目次
- 1. 肩甲骨とは
- 2. 肩甲骨はがしのメリットとセルフチェック
- 3. セルフ肩甲骨はがしの基本のやり方
- 4. 寝ながらできるセルフ肩甲骨はがしのやり方
- 5. 椅子に座ってできる肩甲骨はがしのやり方
- 6. セルフ肩甲骨はがしを毎日実践すればさらに効果的
- 肩こりや首の痛みが軽くなる
- 血行が良くなり代謝もアップする
- 猫背や巻き肩が改善する など
- 壁に背中とかかとをつけてまっすぐ立つ
- 右腕伸ばし、壁につけたまま肩と同じ高さまで上げる
- 痛みを感じない範囲でさらに右腕を真上に向かって上げる
- 限界まで上がったらおおよその角度を覚えておく
- 左腕も同じ要領で角度を測る
- 45度未満:肩甲骨の動きはかなり悪いため肩甲骨はがしが必須
- 60度未満:肩甲骨の動きが悪くなっているため早めの改善が必要
- 60度以上:肩甲骨はしっかり動いているが油断は禁物
- 背筋を伸ばして立つ
- 肩を手で掴み、両肘を肩の高さまで上げる
- 肘で円を描くように腕を前に5回まわす
- 同様に後ろに5回まわす
- 前後5回×3セット繰り返す
- 背筋を伸ばして立つ
- 両手をお尻のあたりで組む
- 胸を張り、腕を遠くに伸ばすイメージで上げていく
- 限界点で20〜30秒キープしたらゆっくり元に戻す
- 10回繰り返す
- 仰向けに寝て、両膝を胸に引き寄せ両手で抱える
- ゴロンと右側に転がる
- ゆっくり元に戻る
- 左側にも同じようにおこなう
- 10〜30秒など、気持ちよくできる回数だけ繰り返す
- テニスボールを2個用意する
- 仰向けに寝て、肩甲骨の内側にテニスボールを置く
- 両腕を天井に向かってゆっくり伸ばす
- 肘を曲げ、両腕をゆっくり下ろす
- 10回程度繰り返す
- 椅子に座り、両腕を前へ伸ばしながら肩の高さまで上げて手を組む
- 肩甲骨を開くイメージで、両腕を伸ばしたまま背中を丸める
- 5〜10秒キープする
- 肩甲骨をギュッと寄せるイメージで、組んだ手を離して肘を後ろに引く
- 5〜10秒キープする(疲れない程度に数回繰り返す)
- 椅子に座り、タオルの端を左右それぞれの手で持つ
- そのまま両腕を上に伸ばす
- 頭の後ろを通すように肘をたたんで両手を下げる
- 胸を張り肩甲骨を寄せた状態で20秒キープする
- 10秒程度の休憩を挟みながら3回繰り返す
1. 肩甲骨とは

肩甲骨とはどういった骨で、動きが悪くなることでどんな影響があるのかといった基本的なところから解説していこう。
肩甲骨とは
肩の下、背中の上部にあり左右対称となっている一対の大きな骨だ。逆三角形のような形で肋骨を覆っており、腕を上下させたり回したりといったさまざまな動きに関わっている。鎖骨のみで体幹とつながっており、複数の筋肉で支えられる肩甲骨は宙に浮いているような状態で可動域が広い。
肩甲骨の動きが悪くなるとどうなる?
「肩甲骨の動きが悪くなる=周りの筋肉が凝り固まっている」ということだ。首の痛みや肩こり、腰痛といった不調を招くことがある。肩をいくら揉んでも肩こりが解消しないという場合、原因は肩甲骨にあるのかもしれない。やや極端かもしれないが、肩甲骨周りの大きな筋肉群が凝り固まることによって血行が悪くなれば、代謝が低下して脂肪を蓄積しやすい体になってしまうことも考えられる。肩甲骨はがしで凝り固まった筋肉をほぐしてあげよう。
2. 肩甲骨はがしのメリットとセルフチェック

肩甲骨はがしをすることでどういった効果が期待できるのか、メリットとともに解説しよう。現在の肩甲骨の状態をセルフチェックする方法も紹介するので、ぜひ試してみてほしい。
肩甲骨はがしのメリットと効果
肩甲骨はがしで凝り固まった筋肉をほぐすことにより、こうした効果が期待できる。肩甲骨が正しい位置でキープできるようになれば、デスクワークの方などにありがちな猫背や巻き肩といった姿勢の改善にもつながる。
肩甲骨の状態をセルフチェックしてみよう
現在の肩甲骨の状態を知るためのセルフチェックを紹介しよう。腕が上がる角度で肩甲骨の状態が把握できる。簡単なのでぜひ試してみてほしい。
【セルフチェックのやり方】
ここでいう「角度」とは、一度肩の高さまで上げた状態を「0」とし、そこから真上に向かって何度上がったかという角度のことだ。
【セルフチェックの結果と肩甲骨の状態】
おおよその目安だが、角度によってこのように分類できる。いかがだっただろうか?もちろん60度以上あったという方も、ぜひセルフ肩甲骨はがしを試してみてほしい。
3. セルフ肩甲骨はがしの基本のやり方

肩甲骨はがしは自分で手軽にできる。まずは基本のやり方から紹介していこう。
セルフ肩甲骨はがしのやり方|基本編1
セルフ肩甲骨はがしのやり方|基本編2
4. 寝ながらできるセルフ肩甲骨はがしのやり方

肩甲骨はがしは寝ながらでもできる。自宅でリラックスした状態でおこないたいという方はぜひ次のやり方をマスターしよう。
ゴロンと寝転がるだけのセルフ肩甲骨はがしのやり方
テニスボールを使ったセルフ肩甲骨はがしのやり方
5. 椅子に座ってできる肩甲骨はがしのやり方

椅子に座ったままできる肩甲骨はがしのやり方も紹介しておこう。デスクワークの合間でも手軽にできるので、ぜひ覚えておいてほしい。
道具を使わないセルフ肩甲骨はがしのやり方
タオルを使うセルフ肩甲骨はがしのやり方
6. セルフ肩甲骨はがしを毎日実践すればさらに効果的

肩甲骨はがしは凝り固まった筋肉をほぐし、肩甲骨の可動域を広げるのが目的だ。一度でスッキリ解消できない方も多いはずなので、ぜひ毎日少しずつセルフ肩甲骨はがしを実践してみよう。セルフ肩甲骨はがしをしている最中は、肩甲骨が開いているか寄っているか、およびその周辺の筋肉に刺激が加わっているかといったことを意識するとよい。セルフでは不安という方もいるかもしれないが、慣れれば簡単にできる。ぜひ毎日実践して辛い肩こりの解消につなげてほしい。
結論
肩甲骨はがしは整体院などで施術してもらえることも多いが、毎日コツコツおこなうには時間もコストもかかりすぎる。ぜひセルフ肩甲骨はがしを覚えて職場やご家庭で試してみよう。あわせて日々、肩甲骨の状態をセルフチェックしておくと効果が分かりやすいはずだ。