オーデコロンとは一体何？上手につけて香りのオシャレを楽しもう

パフュームにはいくつかの種類があり、香りの強さや持続時間の長さがそれぞれ分かれる。その中で、最もにおいがライトで持続時間が短いのがオーデコロンだ。オーデコロンは香料濃度が1～5%と低く、ほのかな香りをまといたい時にぴったりといえる。また、持続時間が60分程度と短いため、気分転換をしたい時にもちょうどいい。

オーデコロンはにおいが弱いので、使用する際は広範囲にふりかけるのがベストだ。肌から10cm程距離を置き、上下にボトルを動かしながらパフュームをふりかけよう。基本的にプッシュタイプの香水をつける際は1回のプッシュが好ましいが、オーデコロンの場合は弱めの香気なので、2～3回ほどプッシュしてもOKだ。ただし、同じ箇所に集中してふりかけず、2～3ヶ所に1回ずつプッシュするようにしてほしい。

パフュームの香りは下から上へとのぼっていく性質がある。そのため基本的には下半身につけることが推奨されている。しかしオーデコロンはにおいが弱いので、足首や膝の裏など、低い位置につけてしまうと全く意味がない。

オーデコロンの香りを上手に引き立てるなら、ぜひウエスト周りに使用してみてほしい。腰にシュッとひと吹きすれば、ほんのりとよいにおいを身体中にまとわせられるはずだ。また、もう少しだけ香りを引き立てたい場合は左胸やひじ、手首などにオーデコロンをつける方法も試してみてほしい。動くことによって、ふわっとした淡い香りが拡散されることだろう。

パフュームをふりかけた後に肌をこすり合わせると、香り成分が潰れてしまい、においを十分に楽しむことができなくなる。オーデコロンの場合は元々香りが薄いので、とくにこすらないように注意してほしい。よいにおいを長続きさせるためにも、スプレーした後はオーデコロンが肌になじむまで待っていよう。

オーデコロンに限らず、パフュームをつける際は、ほかのにおいが混ざらないように注意することが必要だ。とくに香りつきのヘアスプレーやワックス、デオドランド製品を使っている場合はオーデコロンをつける位置に気をつけてほしい。また、脇の下や足の裏など、汗をかきやすい場所もにおいが発生しやすいので、オーデコロンを避けた方がいいだろう。

香りが強くないオーデコロンだが、さすがに香水がNGとされるシーンでは使用を控えるのがマナーだ。病院や試験会場へ行く場合や面接時、仏事はオーデコロンをつけないように注意しよう。

また、食事に行く場合も基本的にオーデコロンは使用を控えるべきだ。デートの時などはつい、よい香りをまとわせたくなるが、パフュームは食材の香りを台無しにしてしまいかねない。繊細な香りを楽しむ和食料理はとくにきつい香りが邪魔になってしまうので、注意が必要だ。

実はメンズ向けに作られているオーデコロンはあまりなく、販売されている商品はほとんどが男女兼用で使えるものだ。そのため、オーデコロンを選ぶ際は、どんな点に着目して選ぶべきか悩む方も多いことだろう。

ビジネスシーンで使えるオーデコロンを探しているなら、知的で落ち着きのある香りの商品が適している。おすすめはシトラス（柑橘）系やウッディ系などだ。なるべく個性的な香りは選ばず、万人受けするような香りを選んだほうがいいだろう。

一方、デートでオーデコロンをつけるなら、オリエンタル系の香りや、甘い香りを選ぶのがおすすめだ。ただ前述でも伝えた通り、寿司や和食などを食べに行く場合はオーデコロンの使用を控えたほうがいいだろう。