1. 筋肉痛がひどいのは問題?太ももが痛くて歩けない場合も

筋肉痛は主に、激しいスポーツや筋トレを行ったり、重い荷物を運んだりした後に起こる。これは筋肉の酷使によって損傷した筋繊維が、回復する途中で炎症を起こしているからだ。とはいえ、筋繊維が回復するにつれて、炎症は徐々に治まっていく。そのため、仮に歩けないほどのひどい筋肉痛が起こっても、筋肉の酷使が原因であれば身体に問題があるわけではない。
2. 筋肉痛がひどい場合の正しいケアとは

筋肉痛がひどい場合は、血液のめぐりをよくすることで症状の緩和が期待できる。そこでおすすめしたいのが、筋肉痛がひどい部分を温めることだ。中でも蒸しタオルやカイロなどを患部に直接当てて温めたり、お風呂にゆっくり入って全身を温めたりする方法は、筋肉痛の緩和に効果的といえるだろう。
ただし、筋肉の酷使によって患部が熱を持っている場合は、温めるよりも冷やすことを優先してほしい。冷却スプレーや冷感タイプの湿布で筋肉の熱が下がったら、温めて血行を促進してあげよう。
また、血行を促進させる以外の方法としては、規則正しい生活習慣を心がけることが筋肉痛緩和への近道といえる。バランスのよい食事を心がけて睡眠をたっぷりとれば、ひどい筋肉痛もより早く回復させることができることだろう。
ただし、筋肉の酷使によって患部が熱を持っている場合は、温めるよりも冷やすことを優先してほしい。冷却スプレーや冷感タイプの湿布で筋肉の熱が下がったら、温めて血行を促進してあげよう。
また、血行を促進させる以外の方法としては、規則正しい生活習慣を心がけることが筋肉痛緩和への近道といえる。バランスのよい食事を心がけて睡眠をたっぷりとれば、ひどい筋肉痛もより早く回復させることができることだろう。
3. 筋肉痛がひどい状態になるのを防ぐ方法

筋肉痛がひどい状態になるのを防ぐためには、普段から適度な運動を取り入れて、筋肉を鍛えておくことが重要だ。しかし忙しい毎日を送っていると、運動をしたくてもなかなか実行にうつすのが難しい。そこで試してもらいたいのが、以下の予防方法だ。
スポーツの前に準備運動を行おう
筋肉が硬く縮んでいる状態で激しいスポーツをいきなり行うと、ひどい筋肉痛はもちろん、怪我にも繋がる恐れがある。まずは体操やストレッチなどの軽い準備運動を取り入れて、凝り固まった筋肉をしっかりとほぐしておこう。
激しいスポーツや筋トレ後はクールダウンを忘れずに
運動前のウォーミングアップが必要であることと同じように、激しいスポーツや筋トレを行った後も軽い運動でクールダウンをすることが必要だ。すぐに運動をやめてしまうと、血流が悪化してひどい筋肉痛を招いてしまう恐れがあるので、運動後は10分程度の軽い運動とストレッチを行うように心がけよう。酷使した筋肉をほぐすようにストレッチをすると、よりひどい筋肉痛を防ぐことができる。
筋繊維の修復をサポートする栄養素を摂る
ひどい筋肉痛を予防するためには、筋繊維の修復をサポートしてくれる栄養素を摂ることも効果的だ。筋肉を構成するたんぱく質や、運動中に消費されるアミノ酸(BCAA)はとくに筋繊維の回復に必要な栄養素であるため、積極的に摂ってほしい。なお、摂取するタイミングは運動を行う30分前がおすすめだ。食事で栄養素を補うのが難しい場合は、サプリメントを活用してみてもいいだろう。
結論
ひどい筋肉痛に悩まされるのが嫌だからといって、身体を動かすことを避け続けると、筋肉が衰えてしまい、さらに筋肉痛が起こりやすくなる。時間がある時はなるべく身体を動かして、少しでも筋肉を鍛えておいてほしい。ただし筋肉痛がある時に身体を動かすのは、筋繊維が修復する前に再び筋肉が分解されてしまうことに繋がるので、あまりおすすめできない。症状がひどい時は無理せず、身体をしっかりと休ませよう。