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筋肉痛といえば湿布?期待できる効果や注意点を知って正しく使おう

筋肉痛といえば湿布?期待できる効果や注意点を知って正しく使おう

投稿者:オリーブオイルをひとまわし編集部

鉛筆アイコン 2020年8月20日

湿布は肩こりや腰痛など、身体の痛みを緩和したい時に便利なアイテムだ。しかし同じ身体の痛みでも、筋肉痛には効果が期待できるのだろうか。今回は筋肉痛に湿布を使うことで期待できる効果や、使う際に注意しておきたいポイントなどに触れていこう。

  

1. 筋肉痛には湿布がおすすめできる?種類や効果を知ろう

結論から言ってしまえば、筋肉痛も肩こりや腰痛と同様に、湿布で症状を緩和させることが可能だ。ただし湿布を使ったからといって、筋肉痛が根本的に治るわけではないので、その点に関しては間違った認識をしないように注意してもらいたい。

湿布にはいくつかの種類がある

湿布と一口に言っても、テープ剤やパップ剤、冷感タイプ・温感タイプと、さまざまな種類に分かれている。筋肉痛の緩和に湿布を使う際は基本的に鎮静効果の高いテープ剤がおすすめだが、痛みのほかに熱を持っている場合は冷感タイプのパップ剤、回復期なら温感タイプのパップ剤を使ってもOKだ。配合成分を併せてチェックしながら、症状に合った種類の湿布を選ぶようにしてほしい。

湿布に含まれている成分と期待できる効果

湿布は種類だけでなく、商品によって含まれている成分にも違いがある。ひどい筋肉痛に悩まされている場合は、炎症による痛みを緩和する成分が含まれている湿布がおすすめだ。患部を冷やして筋肉痛を和らげたい人は、メントールやdl-カンフルが含まれている湿布を選ぼう。温感タイプの湿布を使いたい人は、温かさを感じるものよりも、血行促進をサポートしてくれる成分が含まれている湿布がおすすめだ。

2. 筋肉痛に湿布を使う際の注意点

湿布は内服薬と違って、副作用の心配はないだろうと考えている人もいるかもしれないが、妊婦や喘息経験のある人は、使用しても問題ないか薬剤師または医師に相談するのがおすすめだ。また、肌が弱い人は湿布によって皮ふ炎などの副作用を起こすこともあるので、十分注意して使用してもらいたい。(※1)

とくに注意が必要なのが、粘着力の強いテープ剤の湿布を使う時だ。テープ剤タイプは剥がす時に肌にダメージを与えるだけではなく、貼ったまま紫外線に長時間当たると、「光過敏症」と呼ばれる反応が起こりやすくなる。(※2)肌が弱い人はもちろん、湿布を貼ることが多い人も、長時間の湿布の使用は避けるように気を付けることが重要だ。

3. 筋肉痛に「湿布がない時におすすめのケア」とは?

筋肉痛を和らげるケアグッズは、湿布以外にもスプレー剤やクリーム剤などがある。スプレー剤やクリーム剤は湿布を貼りにくい部分でも簡単に塗布することができるので、いざという時のために1つ持っておくのがおすすめだ。湿布ほど持続性はないが、痛みを感じた時にすぐ付けたり、広範囲に塗り広げたりすることができる。

4. 筋肉痛に対する正しいケアとは

前述でもお伝えした通り、湿布はあくまでも一時的に筋肉痛を緩和するために使うものだ。根本的に痛みを早く治したい場合は、正しいケアで筋肉痛を和らげていくことが重要といえる。ここでは筋肉痛の緩和に効果的なケア方法を紹介していこう。

ストレッチやマッサージなどで血行促進をはかる

損傷した筋繊維をよりスピーディーに回復させるためには、血行を促進させて身体のすみずみに栄養を行き渡らせることが大切だ。とくに筋肉痛が起こっている部分は筋肉が硬くなって血流が悪化しやすいため、ストレッチやマッサージなどで積極的に血行促進をはかる必要がある。ただし、筋肉痛がある箇所に熱がある場合はまず患部を冷やすことを優先してほしい。ある程度熱がひけたら、ストレッチやマッサージをしたり、ぬるま湯にゆっくりと浸かったりして血流を促進させていこう。

筋肉を回復させる栄養素を補う

筋肉の元となるたんぱく質やアミノ酸は、筋繊維の回復に役立つ代表的な栄養素だ。普段の食事で積極的に摂ることで、筋繊維の修復をサポートし、筋肉痛の緩和につなげることができるだろう。また、疲労回復に効果的なビタミンB1やクエン酸、血行を促進させるビタミンEなどを同時に補っておくと、より早く筋肉痛が和らぐことが期待できる。バランスのよい食事を意識しつつ、筋肉痛緩和に効果的な栄養素をしっかりと摂取していこう。

しっかりと身体を休める

眠っている間に分泌される成長ホルモンには、筋繊維の修復をサポートする力がある。そのため、筋肉痛がひどい場合は身体をあまり動かさず、まずはしっかりと休息をとってもらいたい。筋肉痛の緩和に効果的なストレッチも、この期間はやらなくてOKだ。

5. 筋肉痛を予防するには?水分補給や日頃の習慣も大切

前項で紹介した正しいケア方法に加え、以下の習慣を取り入れることで、ひどい筋肉痛を予防することができる。

日頃から身体を動かして筋肉を発達させる

運動不足の人は筋繊維が細く、少し動いただけでも筋肉痛が起こりやすい。そのため、日頃から身体を動かして、筋肉を発達させておくことが必要だ。日常的に身体を動かしておけば、多少筋肉を酷使したとしても、運動しないより筋肉痛を軽減させることができる。忙しくて運動を取り入れられない場合は、通勤を徒歩に変えたみたり、エレベーターではなく階段を使ったりと、日常生活でできる範囲の運動を取り入れていこう。

水分補給を行う

水分不足が続くと血流が悪くなり、筋肉痛が起こりやすくなる。とくに運動をする際は汗をかくことによって水分が失われやすいので、こまめに水分補給を行うことが必要だ。運動前はもちろん、運動中も水分を摂るように意識してほしい。

運動をする前には準備運動・運動をした後にはストレッチ

突然筋肉に大きな負荷をかけると、筋繊維が大きなダメージを受けてひどい筋肉痛を招くことがある。そのため、運動前は準備運動を取り入れて、少しずつ負荷を大きくしていくのがおすすめだ。また、運動後は血液の循環をよくするために、ストレッチを取り入れることも忘れないでほしい。この2つを行うだけでも、筋肉痛の予防に大きく期待できるはずだ。

結論

筋肉痛がひどい時は湿布を使って痛みをカバーすることができるが、肩こりや腰痛と違い、慢性的には使わないほうがおすすめだ。もし数日続けて貼っているのに痛みが緩和されない場合は、筋肉痛以外の症状が起こっている可能性が高い。いつまで経ってもひどい筋肉痛がある、熱が下がらないなどの場合は、湿布を使わずに早い段階で病院を受診してほしい。
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  • 更新日:

    2020年8月20日

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