1. 坊主にするときによく聞く「刈り上げ」とは?

そもそも刈り上げとは、サイド(耳の上)やバック(後頭部)を短くカットする技術や髪型のことをいう。大きな分類として刈り上げはショートヘアの仲間であり、たとえば、スポーツ刈り、ツーブロック、ソフトモヒカン、GIカットのようなショートヘアと組み合わせることが多い。いわゆる「おしゃれ坊主」と呼ばれる髪型に使われるカット技法だ。
そんな刈り上げの印象は清潔、さわやか、スポーティといったものが強い。そのことからビジネスパーソンにふさわしく、美容院などでのカットの際に「刈り上げてください」と依頼する方も珍しくない。また、刈り上げには加齢とともに目立ち始める白髪や薄毛を隠す効果もある。いつまでも若々しく清潔感のある印象を保ちたいなら「刈り上げ」はおすすめだ。
そんな刈り上げの印象は清潔、さわやか、スポーティといったものが強い。そのことからビジネスパーソンにふさわしく、美容院などでのカットの際に「刈り上げてください」と依頼する方も珍しくない。また、刈り上げには加齢とともに目立ち始める白髪や薄毛を隠す効果もある。いつまでも若々しく清潔感のある印象を保ちたいなら「刈り上げ」はおすすめだ。
2. 坊主ヘアではどのように刈り上げるべき?

坊主ヘアには大きく、均一の髪の毛を短く刈り上げる「丸坊主」と刈り上げを取り入れつつトップを長めに残す「おしゃれ坊主」の二種類がある。これら二つはそれぞれ刈り上げのポイントが異なる。以下でどのように刈り上げるべきか確認しておこう。
丸坊主の場合
丸坊主の場合はシンプルで、トップ・サイド・バックなど全てを刈り上げればよい。刈り上げる長さは1~20mm程度と比較的さまざまあるが、初めてなら、ほどよい長さの6mm(三分刈り)がおすすめだ。また、丸坊主が似合うかどうかわからず不安なら12mm(七分刈り)程度にするといいだろう。いずれにしろ丸坊主では髪の毛をすべて刈り上げる必要がある。
おしゃれ坊主の場合
一方、おしゃれ坊主の場合は難しい。たとえば、低い位置に刈り上げるロウフェード風であればスマートな清潔感を与えられ、高い位置まで刈り上げるハイフェード風であればカッチリとした印象を与えられる。また、いわゆる絶壁頭の方が後頭部を刈り上げると、あまりキレイな見た目とはいえない。こうした特徴を踏まえながら刈り上げを行う必要がある。
3. 丸坊主のカット方法と刈り上げのポイント

セルフカットで丸坊主の刈り上げをしたいなら、市販の電動バリカンを使うのが便利だ。刈り上げ自体はカット用ハサミでも可能だが、手間がかかるし不揃いな仕上がりになる可能性もある。特別こだわりがないなら、市販のバリカンを使うとよいだろう。
丸坊主のカット方法
丸坊主の場合は、あらかじめある程度の長さに髪の毛を切ってしておく。電動バリカンを好みの長さに調整して、全体をある程度刈り上げる。それから、刈り残しがないよう、斜めの方向から左右に交差させるよう刈り上げよう。その後は生え際2cm程度を2~3mm短くして刈り上げ、最後に産毛をカットすれば完了となる。
丸坊主の刈り上げのポイント
丸坊主では、刈り上げの長さが重要になる。カットする長さが一分刈り(3mm)程度だと青っぽく見え、五分刈り(9mm)程度だとヘアワックスを使うことができる。また、必ずしもすべて均一の長さにそろえずに、トップは長めにして襟足は短めにするというアレンジを加えるという方法もある。長さで印象がだいぶ変わるので、慎重に決めよう。
4. おしゃれ坊主のカット方法と刈り上げのポイント

おしゃれ坊主にしたい場合、美容室に行くのもいいがセルフカットもおすすめだ。丸坊主と同じように電動バリカンを使ってサイドや襟足を刈り上げることで、おしゃれな坊主ヘアにできる。以下のポイントを押さえながらカットするとよいだろう。
おしゃれ坊主のカット方法
おしゃれ坊主にする際は、最初にブロッキングといって髪を切る部分とカットしない部分を分けておくといい。たとえば、やや高い位置で刈り上げたいなら耳上2~3cmのところをヘアクリップで留めて、下のほうから上に向けって電動バリカンで刈り上げるなどがある。ブロッキング位置のギリギリまで刈り上げることで、ツーブロックのような髪型にできる。
おしゃれ坊主の刈り上げのポイント
おしゃれ坊主の刈り上げでは、刈り上げる長さを12mm程度とやや長めに設定するのがポイントだ。短くカットしても問題はないが、初めてだと似合わなかったときに後悔する可能性もある。最初は少し長いと感じるくらいでも、しっかりと刈り上げることでメリハリのある髪型を作ることができる。最初はやや長めに刈り上げて、徐々に短くしていくといいだろう。
結論
坊主ヘアには丸坊主とおしゃれ坊主があるが、いずれも刈り上げが重要になる。丸坊主にする場合は均一の長さに刈り上げればよいが、おしゃれ坊主にする場合は電動バリカンを使ってサイドや襟足をやや長めに刈り上げることがポイントだ。同じ刈り上げというカット技法だが、希望するヘアスタイルにより目指す長さが異なるので注意しよう。