1. 洗顔の「泡立て」の意味は?男性も面倒でもした方がよい
洗顔の際は、しっかりと泡立てた洗顔料で洗うことが基本だ。今はさまざまなタイプの洗顔料が売られており、泡タイプのものだと泡立てる必要もないが、ペーストタイプのものや、固形のタイプを使っている方はまず泡立ててから洗顔をすることを意識しよう。では何のために泡立てる必要があるのかを見ていこう。
肌への負担を少なくできる
洗顔料をしっかり泡立てることによって、泡がクッションとなり、手と顔の皮膚の摩擦を少なくすることができる。汚れをしっかり取ろうとするあまりゴシゴシと力を入れて洗顔をする方がいるが、力を入れすぎるとどうしても摩擦で肌に負担がかかってしまう。泡立てながら洗顔をすることで肌を守ることができるだろう。
汚れをしっかり落とすことができる
きめ細かく泡立った状態での洗顔は、泡が毛穴の奥の汚れまで行き届き、皮脂や角質をよりしっかりと落としてくれる。そもそも洗顔料は泡立てて使うことを想定して作られているため、その商品の効果を最大限に引き出すためにも泡立てを行う必要がある。
心地いい
ふんわりとした泡に包まれながらの洗顔は、ほかのタイプの洗顔に比べ心地よい。肌への負担、洗浄力、心地よさなど、泡立てをしてからの洗顔にはメリットが多い。男性は泡立てを意識していない方も多いかもしれないが、今後の洗顔の際には泡立てを意識してみてはどうだろうか。
2. 洗顔料の「正しい泡立て方」手でするには?
泡立てには手で行う方法、道具を使った方法などいくつかの方法があるが、最初に手で行う方法を紹介しよう。
30秒でできる、手での泡立て方法
- 洗顔料を適量手に出し、手をおわん型にくぼませ水を少量加える。そのまま水と洗顔料をくるくるかき混ぜる。
- 混ざってきたら、さらに水を少量加え、空気を入れ込みようにかき混ぜよう。(卵をかき混ぜる感じで行おう)
- さいごにもう一度水を少量加え、泡の表面を優しくなでるようにかき混ぜよう
目安として、手のひらを逆さにしても落ちないくらいにもっちりとした泡ができているとよいだろう。このやり方は道具もいらず、とても簡単に泡立てることができて、洗顔の効果を高めてくれるのでぜひ実践してみてほしい。
3. 洗顔用の「泡立てネット」や「専用容器」の使い方
泡立てには専用の泡立てネットや、容器などを使った方法もある。正しい使い方を紹介しよう。
泡立てネットの使い方
- 泡立てネットに水を含ませた後、しっかりと水気をとっておく
- 洗顔料はネットに乗せる
- 両手でもみ込んで泡立てる
- 泡を搾り取ってもう一度ネットにつけて泡立てる。これを繰り返し行う
以上の工程を行うことでもっちりとした弾力のある泡ができる。さらに最後に手の上で慣らしていくことでキメも細かくなっていくのでおすすめだ。泡立てネットを使う際の注意点としては、ネットを風呂場や洗面所などに放置しておくと雑菌がわく可能性があるので、毎回しっかり干して乾かそう。
専用容器の使い方
泡立てネット以外にも、泡立て専用容器が存在する。有名なものには100均でおなじみのダイソーが提供する「ほいっぷるん」などがある。簡単に使い方を説明すると、ポンプのような仕組みになっており、専用の容器に水と洗顔料を入れ、あとはポンプを押したり引いたりするだけ。これを繰り返すことで泡が簡単にできるのだ。今までよりももっとたくさんの泡を作りたい、もっと良質な泡を作りたいという方は一度、泡立て専用容器を使ってみるのもよいだろう。
4. 洗顔の泡立てに「電動美容器」を使うのもあり
手では作れないくらいのキメの細かな高密度な泡を一瞬で作ることのできる、洗顔専用の美容器も存在する。「電動美容器を使った洗顔は刺激が強いのでは?」と思われる場合も多いが、機種によって差はあるものの、手での洗顔よりも摩擦が少なく肌に優しい場合が多い。
電動美容器にはさまざまなタイプのものが売られており、回転式、音波式など洗顔方法の違いや、ブラシ部分の素材の違いなど、選ぶ際のポイントがいくつかある。購入する際には、肌の状態や、使い方に応じ自分にあったものを選ぼう。
電動美容器にはさまざまなタイプのものが売られており、回転式、音波式など洗顔方法の違いや、ブラシ部分の素材の違いなど、選ぶ際のポイントがいくつかある。購入する際には、肌の状態や、使い方に応じ自分にあったものを選ぼう。
結論
健康な肌を維持するために重要な洗顔だが、やり方によってはせっかく洗顔をしても肌に負担をかけてしまう場合もある。洗顔をより効果的にするためにも、泡立てを意識しよう。泡の作り方はいくつか紹介したが、自分の状況に合わせて最適な方法に今から取り組んでもらいたい。良質な泡で肌への摩擦が少ない健康的な洗顔を心がけよう。