1. 歯間ブラシを使うと痛いのはなぜ?
歯間ブラシを使ったときに痛みがある場合、歯周病や知覚過敏などの可能性がある。これらの病気や異常が疑われる場合は一度、歯科医院へ相談するべきだ。ただし、これら以外にも歯間ブラシの痛みの原因はいくつかある。まずは主な原因を確認しよう。
歯間ブラシが硬すぎる
歯間ブラシで痛みを感じる場合は、歯間ブラシが硬すぎる可能性が疑われる。市販されている歯間ブラシには硬め、普通、柔らかめなどのがあり、また材質にはゴム製やナイロン製がある。
痛いと感じる人は、もしかしたら硬めの歯間ブラシを使っているのかもしれない。硬めの歯間ブラシだと歯茎を刺激し傷つけてしまう恐れがあり、それにより痛みが起きていると考えられる。
痛いと感じる人は、もしかしたら硬めの歯間ブラシを使っているのかもしれない。硬めの歯間ブラシだと歯茎を刺激し傷つけてしまう恐れがあり、それにより痛みが起きていると考えられる。
歯間ブラシが太すぎる
歯間ブラシのサイズが合っていないことで歯間部の痛みが起きている可能性もある。市販されている歯間ブラシには4Sサイズ(0.6mm)からLLサイズ(2.0mm以上)までいくつかのサイズがある。このサイズが自分の歯間よりも大きすぎるため、磨いたときにブラシが歯茎に当たってしまうのだ。それにより歯茎が傷つき痛みに繋がっていると考えられる。
磨くときに力を入れすぎている
歯や歯茎の状態や、歯間ブラシに問題がない場合は歯間ブラシの使い方を間違えている可能性がある。中には、歯間部の歯垢や汚れを落とすために、歯間ブラシでゴシゴシと強くこすっている人もいる。しかし、強すぎる刺激は歯茎の炎症を引き起こす原因になる可能性が高い。力を入れすぎていないかといった、歯間ブラシの使い方も見直すことが重要になる。
2. 歯間ブラシの痛みの原因が硬さにある場合の対処法
もし現在使っている歯間ブラシの硬さが「硬め」なら「普通」や「柔らかめ」などの歯間ブラシに変更するのがよい。硬めのほうが歯垢を取り除く性能は高くなるが、その分、歯茎を傷つけてしまう可能性も高くなるので注意が必要だ。歯茎への負担を減らすことを考えると、普通や柔らかめの歯間ブラシを使うほうがよいだろう。
とくに注意が必要になるのは、歯周病など歯茎に何かしらのトラブルを起こしている場合だ。歯周病があると歯茎から出血が起こりやすいため、基本的には柔らかい歯間ブラシを使う必要がある。なお、歯周病がある場合は歯科医師に「硬さ」の相談をするのもよいだろう。指定された硬さの歯間ブラシを使うことが有効だといえる。
とくに注意が必要になるのは、歯周病など歯茎に何かしらのトラブルを起こしている場合だ。歯周病があると歯茎から出血が起こりやすいため、基本的には柔らかい歯間ブラシを使う必要がある。なお、歯周病がある場合は歯科医師に「硬さ」の相談をするのもよいだろう。指定された硬さの歯間ブラシを使うことが有効だといえる。
3. 歯間ブラシが大きくて痛みに繋がっている場合は?
歯間ブラシを使う際にスッと入るなら問題ないが、引っかかり感があるなら歯間ブラシが大きすぎる可能性がある。そのため、サイズを小さくするのがいいだろう。初めて歯間ブラシを使う場合は、1番小さい「4Sサイズ(ブラシ通過径0.6mm)」がおすすめだ。それから歯間の幅に合わせて、歯間ブラシのサイズを調整していくのがいいだろう。
また、1番小さいサイズの歯間ブラシを使っているにも関わらず痛みがある場合は、歯間ブラシをやめてデンタルフロスに変更するのもおすすめだ。デンタルフロスの場合は歯間が狭くても、歯と歯の間の汚れを落とすことができる。デンタルフロスには糸タイプやホルダータイプの種類があるので、自分の好みのものを使うようにするのがいい。
また、1番小さいサイズの歯間ブラシを使っているにも関わらず痛みがある場合は、歯間ブラシをやめてデンタルフロスに変更するのもおすすめだ。デンタルフロスの場合は歯間が狭くても、歯と歯の間の汚れを落とすことができる。デンタルフロスには糸タイプやホルダータイプの種類があるので、自分の好みのものを使うようにするのがいい。
4. 歯間ブラシが痛い原因が力の入れすぎにあるなら?
歯間掃除をする際に力を入れすぎてゴシゴシと強く磨いている人もあるだろう。しかし、歯間掃除では力を入れる必要はない。優しく磨くコツは、鉛筆を握る(ペングリップ)ように歯間ブラシを持ち、2~3回程度軽く動かすことだ。歯間ブラシの先を水平状態にキープしながら磨くことで、歯茎を傷つけずに歯間についている歯垢を落とすことが可能だ。
歯間ブラシの適切な強さを確認したいときは、手の甲にブラシを押し当ててみるとよい。そのときにブラシが広がるようなら、強すぎる可能性がある。もしブラシが広がってしまうなら、やや力を抜くようにしよう。また、実際に磨いているときに「気持ちいい」と感じる程度の強さにするのがポイントだ。なお痛みが続くようなら、いったん中止するべきだ。
歯間ブラシの適切な強さを確認したいときは、手の甲にブラシを押し当ててみるとよい。そのときにブラシが広がるようなら、強すぎる可能性がある。もしブラシが広がってしまうなら、やや力を抜くようにしよう。また、実際に磨いているときに「気持ちいい」と感じる程度の強さにするのがポイントだ。なお痛みが続くようなら、いったん中止するべきだ。
結論
歯間ブラシを使っているときに「痛い」と感じる原因には、歯間ブラシ、磨き方、歯茎などさまざまな可能性が考えられる。もしここで紹介したような対処方法を行っても痛みが続くようなら、1度、歯科医師や歯科衛生士に相談するのもおすすめだ。歯や歯茎に異常がないか、サイズや硬さは適切か、磨き方は正しいかなどをチェックしてもらおう。