男でも胸の脂肪がつく原因とは？筋トレや食事で落とす方法をご紹介！

まず、男性に胸の脂肪がつく原因を見ていこう。

体脂肪には臓器の周りにつく「内臓脂肪」と、皮膚の下につく「皮下脂肪」がある。男性は皮下脂肪より内臓脂肪の方がつきやすいが、胸についている脂肪はぷにぷにと柔らかい皮下脂肪である。つまり、男性で胸の脂肪がついているということは、肥満が進み内臓脂肪だけでなく皮下脂肪にまでぜい肉がついている状態といえる。

筋力が低下することで基礎代謝が落ち、脂肪が増えている可能性がある。基礎代謝は1日の消費エネルギーの約70％を占めており、その中の40％を筋肉が消費している。加齢や運動不足によって筋力が低下すると、太りやすく痩せにくい身体になり、胸の脂肪だけでなく全身にぜい肉がつきやすくなる。

男性の胸に脂肪がつく原因は筋力の低下だと解説したが、残念ながら胸の脂肪は筋トレだけでは落とすことが難しい。筋トレだけでは男性の胸についた脂肪を落とせない理由を見ていこう。

筋トレだけを行って食事に一切気を使わなければ、胸の脂肪を落とすことはできない。脂肪は消費カロリーより摂取カロリーが多くなり、余ったエネルギーが身体に蓄えられることで蓄積していく。

いくら基礎代謝や運動によってカロリーを消費していても、それを上回るカロリーを摂取していたら脂肪が増えてしまうのだ。運動と組み合わせて、自分の摂取カロリーを見直すことも重要である。

胸の脂肪を落とすためには、摂取カロリーだけでなく食事の質にも気を付けよう。筋肉を増やし脂肪を減らすためには、タンパク質を中心とした食事がおすすめだ。タンパク質は人間の血や筋肉の材料になる栄養素で、不足すると筋肉量が下がり太りやすく痩せにくい身体になってしまうのである。

男性の胸についた脂肪へアプローチする運動を紹介する。

ストレッチは、血行を促進して脂肪を燃焼しやすい状態にすることができる。筋トレや有酸素運動の前に行うと効果的だ。胸の脂肪を落としたい男性におすすめのストレッチを紹介する。

この動きを10回3セット行う。

全身の脂肪を燃焼させるためには、有酸素運動も効果的だ。有酸素運動は酸素を身体に取り込みながら比較的長い時間行う運動のことで、脂肪と糖質をエネルギーとして消費することができる。無酸素運動である筋トレで基礎代謝をアップしつつ、有酸素運動で脂肪を燃焼させると効率よく胸の脂肪を落とすことができるだろう。

効率的に胸の脂肪を落としたい男性は、ダイエットサポートタイプのサプリメントを併用しながら運動を行おう。ダイエットサポートタイプは、摂取カロリーの吸収を妨げるカロリーカット系や、胸の脂肪が燃焼しやすくなるように運動をサポートする燃焼系などがある。

食事制限が苦手でついつい食べ過ぎてしまう男性はカロリーカット系、運動の効果をアップしたい男性は燃焼系といったように、自分のライフスタイルに合ったものを選ぼう。

ただし、あくまでサプリメントは胸の脂肪を落とすサポート役であることを覚えておこう。基本的には必要な栄養素は食事をから摂り、食事管理と運動をしっかりと行うことが重要である。

気になる胸の脂肪は、運動と食事管理で減らしていくことが可能だ。ただ、胸の脂肪だけを落とす「部分痩せ」はできず、脂肪は全身から徐々に落ちていくので根気よくダイエットをしていく必要がある。今回紹介した食事法や運動を参考にして、男らしい引き締まった身体を手に入れてほしい。